神奈川県大和市は4日、市立中学校で3年生の学級担任をしている50歳代の男性教諭が、学級通信にクラス全員(37人)の受験高校を記載して、各家庭に配布していたと発表した。
中3担任、学級通信に全員の受験高を記載し配布 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
大学受験先生@001sensei
市によると、学級通信は、教諭が学校での生徒の様子や学校行事などをまとめた保護者向けの文書。今月2日に配布した学級通信に、生徒名と受験する高校名が併記される一覧表形式で掲載されていた。翌日、保護者から「不適切だ」と同校に指摘があった。
中3担任、学級通信に全員の受験高を記載し配布 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
教諭は「生徒は受験校を教えあっていたので、共有することでみんなで受験を乗り切ろうと思ったが、認識が甘かった」と話しているという。中学校は既に、発行した37部のうち30部を回収した。
中3担任、学級通信に全員の受験高を記載し配布 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
他にもある受験トラブル
高校教諭、中学生に受験指導 兵庫県教委が処分
兵庫県教育委員会は25日、勤務先の高校を推薦入試で受験する中学生に受験指導したなどとして、西播磨地域の県立高校男性主幹教諭(53)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。
県教委によると、主幹教諭は、今年1月ごろ顧問を務める剣道部の練習に参加していた中学生への受験指導を副顧問の30代男性教諭に指示。副顧問は中学生4人が書いた志望理由や自己PRを添削し、面接指導を行った。主幹教諭も助言などをしたという。
同校では別の部で同様の行為があり、剣道部も疑われたが、主幹教諭は副顧問に「お前がしたことにしろ」などといい、自身の主張通りの顛末(てんまつ)書を校長に提出させたという。
主幹教諭は「部員が減っていたので、増やしたかった」などと説明したという。
また、主幹教諭は5月、部員への体罰で減給処分を受け、顧問を外されたが、合宿中や早朝に部員を指導していたことも分かった。
一方、県教委は同日、生徒2人の顔を平手でたたいた西播磨地域の別の県立高校男性教諭(38)を戒告、乗用車で歩行者をはねた福崎町立中学校の男性教諭(50)を減給10分の1(3カ月)にした。
教師不祥事列伝 : 試験トラブル
泣き出す子が出るほど超難問が出題された
2012年の長野県公立高校の入試では、特に数学の試験問題が難しすぎるとして、長野県教職員組合が教育委員会に抗議するという異例の事態が起きました。過去問になかった出題傾向の問題や、学習指導要領の内容を超えた問題が出ており、緊張感も手伝ってか、泣きだす生徒や、他の科目の試験にも影響したと話す生徒が多数いたそうです。
「高校入試」にまつわる、びっくりトラブル | ビーカイブ
2004年に実施された、千葉県立高校の「国語」の入試問題に作文が出題されました。しかし、採点したところ正答率が14%、46%、つまり受験生の半数がまったく得点でなかったのです。問題の概要としては「地図と、道をきいてきたおじいさんの様子(急いでいる様子)に配慮しながら道順を教える」というものでした。ルート上の目印を入れて道順を説明するだけなので、大人にとっては簡単な問題ですが、相手に配慮しながら、最適なルートを文章で説明するという能力は、中学生にはまだまだ足りていなかったのでしょう。しかも配点が15点と大き目なので、当時の受験生の落ち込みは大きかったに違いありません。
「高校入試」にまつわる、びっくりトラブル | ビーカイブ
茶髪・ピアスで不合格
とある東京都立高校では2007年度と2008年度の入試で、茶髪やピアスをしていたり、服装に乱れがあったりした受験生の成績から減点し、不合格にしましたが、この判定を行った当時の校長は懲戒免職となりました。本来、小論文と面接、実技検査で総合的に合格点をとっていた受験生は合格にしなければならないのですが、それにも関わらず、外見で判断し合否を判定したということが問題となりました。しかし、受験の際に服装などが整っていない生徒に対する措置であることから、学校を擁護する声もあがっていました。
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