自衛隊戦闘ヘリ「アパッチ」訴訟で富士重工が逆転勝訴、国に支払い命令

Parabellum

戦闘ヘリコプターの発注を防衛省が打ち切っため、初期費用を回収できなくなったとして富士重工業(7270.T: 株価, ニュース, レポート)が訴えていた裁判で、東京高裁は29日、請求を棄却した一審判決を変更し、国に約350憶円の支払いを命じた。
富士重が逆転勝訴、戦闘ヘリ発注停止で国に350億円の支払い命令| ビジネスニュース| Reuters

防衛省は2001年、陸上自衛隊の次期戦闘ヘリコプターとしてボーイング「AH-64D(アパッチ・ロングボウ)」62機を富士重から調達することを決定。しかし2008年、防衛費縮小などの影響を受け、10機をもって調達が打ち切られた。
富士重の戦闘ヘリ初度費請求訴訟、国に350億円の支払い命令 | レスポンス

AH-64D(アパッチ・ロングボウ)

ライセンス生産料金や設備投資費など、富士重がAH-64Dの生産を行うために発生した製造初期費用は、2002年度から2007年度まで、事業年度ごとに調達機数ごとに分割して支払われていた。しかし、打ち切りが決定した2008年度以降、防衛省は初度費残額の負担を一切拒否する見解を示し、初度費残額は支払われていない。
富士重の戦闘ヘリ初度費請求訴訟、国に350億円の支払い命令 | レスポンス

富士重工は防衛省に初期費用の支払いを求めてきたが、同省は応じず、2010年1月に国を相手に費用の返還訴訟に踏み切った。
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2015年12月26日