【節電】消費電力の大きいIHクッキングヒーターでも工夫次第で節電する方法

kitano_kumao
火を使わず調理をすることができる「IHクッキングヒーター」。鍋全体を発熱させることができるため効率的と言われるものの、最大消費電力は5800wと使い方次第では電気代が気になるところです。そこで、IHクッキングヒーターの節電テクニックをまとめてみました。

IHクッキングヒーターとは

火を使わず調理をすることができる「IHクッキングヒーター」。正式には「電磁誘導加熱」という方法で鍋やフライパンを加熱する調理機器のことを指します。「IH」とは、「Induction(誘導)」と「Heating(加熱)」の頭文字を取った言葉です。
おいしくエコ!IHクッキングヒーターの節電テクニック | R Energy SWITCH: 楽天エナジーがお届けするエネルギーに関する情報サイト

IHクッキングヒーターの特徴にあげられるフラットなプレート。その下には磁力を発生するコイルが入っています。コイルを通して発生した磁力はプレートに接している鍋底を通ります。このときにおこる電気抵抗によって発熱。つまり、鍋全体を発熱させることでお湯や食材を加熱するという仕組みです。
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結構、消費電力は高い

IHクッキングヒーターの最大消費電力は5800wと言われていますので、電子レンジの1400wと比べても4倍以上です。
IHクッキングヒーターってどんなもの?

そこで考えたいのが節電方法。ポイントはIHクッキングヒーターのメリットを最大限に活かすことにあります。
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内藤時浩@tokihiro_naito

以前からIHクッキングヒーターに興味はあるのですが、いかんせん1400Wではアパートのブレーカーは一発で落ちるレベルなので使用できない。もう少し消費電力が少なくできないモノですかねぇ…。
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節電テクニック :鍋は余熱せず食材を加熱前に入れる

Hクッキングヒーターは火力が強く、ガスよりも熱が伝わりやすいので、大抵の料理では余熱は必要ありません。

料理する前に予め具材をフライパンなどに入れ、それからIHクッキングヒーターで調理して下さい。
IHクッキングヒーター 〜節電方法一覧〜

あらかじめフライパンなどに入れてから調理することで、電気を使う時間を減らせます。

節電テクニック :1つのコンロで2つの鍋を同時に保温

2個乗せ調理

熱伝導率の高い鍋は一部でも加熱口にかかっていれば熱が伝わり、保温されます。そのため、1つのコンロに鍋を2つ置いても保温するには十分と言えます。
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Hクッキングヒーターは、鍋をのせるゴトクがなく、平らなトッププレートだからできる技ですね。

節電テクニック :効率のよい鍋を使う

―大きさ

鍋底の直径は、約12〜26cmのものがベスト!
パワフルなIHクッキングヒーターの熱伝導を効率よく活用するためには、鍋の大きさがポイント。あまり大きすぎると、熱伝導が活かせず、うまく調理できないこともあるので要注意です。加熱面と鍋底がなるべく同じ大きさのものを選びましょう。
加熱面と鍋底が同じ大きさに
IHクッキングヒーターは鍋自体を発熱させて調理するため、鍋自体の選び方も重要な要素になります。特に、なべ底が大きすぎるものは、効率が低下してしまいます。

―底面の形

鍋底に2mm以上の反りや脚があるもの、 底の丸いものは調理に不向きです。
2mm以上の反り・脚があるもの、底の丸いものは、安全機能が正しく働かなかったり、加熱できない・火力が弱くなる場合があります。
底の丸い中華鍋は、ヒーターの表面に当たる面積が小さくなるため、熱効率が悪くなるのでお勧めできません。

―鍋の材質

IHクッキングヒーターの機種によって 鍋の選び方も変わります。
耐熱ガラスやアルミ、銅、土鍋(陶磁器)製の鍋は、IHクッキングヒーターでは使えませんが、底が平らであれば、ラジエントヒーターで使用することができます。
最近では、IHクッキングヒーターで使える200V対応の土鍋や耐熱ガラスの鍋も発売されています。
オールメタル対応のIHクッキングヒーターなら、今お持ちのほとんどの金属鍋がお使いいただけます。

「オールメタルタイプ」のIHクッキングヒーターは、アルミや銅などの鍋も使うことができますが、加熱効率が低下しますので、なるべくIHクッキングヒーター専用の鍋を使用するようにしましょう。
IHクッキングヒーター|電化機器の上手な使い方|エネサポートコム|中国電力

―厚底鍋?薄底鍋?

肉厚の物が効率が良いというのは間違いで、肉厚の物は蓄熱性(保温性)がよくなります。
「18-8ステンレス」は板厚が0.8mmを超えると熱効率が悪くなる場合があります。板厚が0.8mm以下の18-8ステンレス製の物は耐久性に難がありますのでお奨めできません。
熱伝導率のいい素材(IH) – 食器・キッチン用品 | 教えて!goo

お奨めは「多層構造」の調理器です。多層構造といっても3層~11層位までありますが、一般家庭では3層構造で十分です。お奨めは、ステンレスの間にアルミを挟んである3層鋼(板厚2.5mm位)の鍋が良いでしょう。(ただ、少し重いです)
熱伝導率のいい素材(IH) – 食器・キッチン用品 | 教えて!goo

「SG CH-IH」のマークが付いている物にしましょう。これは製品安全協会合格品というものにしか貼ってありません。
熱伝導率のいい素材(IH) – 食器・キッチン用品 | 教えて!goo

SG CH-IHとはガス火以外の電気を熱源とする加熱調理器が対象であることを示し、IH調理器具のIHを付けてより分かりやすい表示としています。(クッキングヒータ用調理器具の基準)

SGマーク付き製品は、IHクッキングヒータで使用してもなべ底が変形しにくいことや入力電力値を確認しているので、クッキングヒータのセンサーが安定して働くことから、異常過熱が起きにくく、また、十分な火力が得られ、結果的に製品を長く使用できます。
一般財団法人製品安全協会

―気密性の高い鍋

圧力鍋
調理時間の短縮、食材の美味しさを逃さず魚の骨や野菜の芯まで柔らかく調理できる圧力鍋です。

また保温力が優れているので早めにヒーターを切って、そのまま圧力鍋を放置しているだけで、ある程度煮込んでくれます。
IHクッキングヒーター 〜節電方法一覧〜

無水調理鍋
素材のうまみをにがさない無加水鍋!

無水調理とは水を使わず、具材からしみ出る水分のみを利用して調理する方法です。

無水調理用の鍋を使えば、カレーなども水を使わずに作ることができます。

水を入れないので、早く具材に熱が伝わり調理時間が短くなります。
IHクッキングヒーター 〜節電方法一覧〜

うまみ・栄養素を逃さない無加水パン!
食材のうまみを逃さず無加水調理ができるフライパンです。
鍋と蓋の間に蒸気の膜を作り、うまみをキープ!
3層構造の優れた熱伝導と高い保温性で、ガス代・電気代の節約にも♪

熱伝導率の良いフライパンを使うと、熱が効率良く伝わるため調理時間が短く済みます。

セラミック製のフライパンなどの商品があります。
IHクッキングヒーター 〜節電方法一覧〜

真空保温調理器
一般の鍋に比べて長時間高温を維持できるので、保温したまま調理が可能であり、「熱」を閉じ込めて調理する保温容器で、調理に関わる時間とエネルギーを大幅に節約できます。
厚底調理鍋の底面は熱が伝わりやすく、焦げ付きにくい厚底設計です。
自作 空き缶の節電鍋
味噌汁も電気ポット加熱を以前ゆで卵を作ったグッズでやってみた。
忘れて45分位実測84℃加熱になったが問題なかった。
具が小さいので本来は15-20分でいいように思う。
今回、IHの加熱時間は沸騰後+1分だったので節電になったと思う。

節電テクニック :IHクッキングヒーターの節約機能

タイマー機能の活用
IHクッキングヒーターについているタイマーは是非活用したい機能。
設定時間になったら自動的にスイッチがオフになるので、無駄な過熱を防ぐことができます
自動湯沸かし機能の活用
沸騰したら電子音で知らせてくれると同時に、火力を自動的に調節して、保温になる機能ですので、無駄な沸かし過ぎがなくなります。

その他の機能
待機時消費電力ゼロ
:待機時には電気を消費しません。

オートパワーオフ
:一定時間使用していない場合は自動的に電源がオフになります。

少量油揚げ物機能
:200g程度の少量の油でも揚げ物温度をキープしてくれる機能です。少しの油で揚げ物ができるので、加熱時間が短くなり省エネです。

調理温度コントロール
:光センサーなどを搭載することにより、鍋の温度を適正に管理。具材の量にあわせて自動で調理温度を管理してくれるので、加熱のし過ぎなどによる電気の無駄を抑えることができます。
IHクッキングヒーター|電化機器の上手な使い方|エネサポートコム|中国電力

今一度、取扱い説明書を見てみましょう

節電テクニック :電子レンジの利用

煮る、蒸す、沸かすは電子レンジの方が短い時間で完了します。
外部から熱を加えるIHクッキングヒーターと、電子の放出によって素材の分子を振動させる電子レンジでは、加熱の仕組みに大きな違いがあるので電子レンジの方が早いのです。
保温をやめて、必要な量だけ電子レンジで加熱すれば電気の消費量を3分の1から5分の1程度に減らすことも可能です。
家にIH調理器しかない場合、野菜などを茹でる時は、IHでお湯を沸かすより電子レンジを使う方が節電になります。
家庭で出来る夏の節電対策ガイド

工事屋さん.com@kojiyasancom

IHのご家庭での節電対策!・コップ1杯など少量のお湯を沸かす時は電子レンジ。大量のお湯はIHが熱効率もよく、短時間で一気に沸かせて節約に。・下ごしらえは電子レンジ・煮物やカレーなどは圧力鍋を利用すると◎!エアコンなどで電気使用量の増える夏、できるところから節電していきたいですね!

節電テクニック :鍋の底の汚れをとる

鍋の底に着いた油汚れや、焼け焦げ、などをそのままにしておくと、天板に移ってしまい、焦げの部分は通電しないので当然効率も悪くなるし、天板も汚れてしまいます。
フライパンの底はすぐ油で汚れてしまうので気を付けましょう。
家庭で出来る夏の節電対策ガイド

節電テクニック :予熱で調理する

ラーメン、そうめん、蕎麦、うどんにパスタ。
茹で時間の違う色々な麺がありますが、IH で茹でる場合、通電はお湯が沸騰するまでです。
お湯が沸いたら麺を投入し、再沸騰したらナベのふたをしてスイッチを切ります。
それから指定の分数だけ放置しておけば問題なく茹で上がります。
たとえ 5分後であっても、ふたを開ければ中はグツグツと沸騰したままの状態を保っており、麺が固くなってしまうこともありません。
家庭で出来る夏の節電対策ガイド

https://matome.naver.jp/odai/2142258134413850001
2015年12月07日