【17卒向け】就活生なら必携!?就職四季報のススメと見方【ブラック】

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就職四季報の見方を17卒向けにまとめました。ブラック企業の一例としてワタミの掲載情報の一部を載せています。

就職四季報

会社から掲載料をもらわずに作成する中立・客観的な就活会社研究本。類書なし!
会社が「求める人材」、「入社3年後離職率」、「平均年収」など5000社の最新情報がこの一冊に集約。
採用実績、残業状況、有給休暇取得状況、30歳賃金など、人事に直接聞きたくても聞けない情報が盛りだくさんです。
就職四季報 総合版 | 東洋経済

就職四季報2016年版
およそ2000円で買える

掲載事項

採用数/3年後離職率/有休消化年平均/平均年収/エントリー受付開始・終了時期(実績・予定)/採用プロセス(実績・予定)/試験内容/選考ポイント/重視科目/ES通過率 /応募倍率/男女・文理別採用実績/採用実績校/配属勤務地・配属部署/昇給率/特色・記者評価/初任給/ボーナス/25、30、35歳賃金/週休/夏期休暇/年末年始休暇/男女別従業員数・平均年齢・平均勤続年数/月平均残業時間と支給額/離職率と離職者数/3年後新卒定着率/今後力を入れる事業/企業理念/会社データ(本社、社長、資本金・業績など)
就職四季報 総合版 | 東洋経済

採用数ベスト100/新卒定着率ベスト100/平均勤続年数ベスト100/平均年収ベスト100/昇給率ベスト100/有給休暇ベスト100

他にも掲載情報多数。
就職四季報 総合版 | 東洋経済

掲載例

※2016卒版と多少異なる場合があります。


https://matome.naver.jp/odai/2142206614422547301/2142207070926418303

掲載されてるページの何に注目するか?

有給消化年平均

有休消化年平均日数は働きやすさを計る一つの目安と言われている。
業種ごとの傾向が顕著に現れるので、業種間で比較して優劣をつけるのではなく同業種内で企業比較することが重要だ。

25、30、35歳賃金

初任給が高い企業に注目が集まりがちだが、昇給しにくいのでは意味がない。
この項目で昇給のしやすさをチェック。

3年後離職率

新入社員が3年後までに離職した人数の割合を計算したもの。
この数値が高い企業は避けたほうが良い。

ES通過率

面接前にほとんどの企業でエントリーシートが必要となる。ESに通過してようやく一次面接に辿り着ける。
通過率が高い場合は無難に、通過率が低い場合には他の志望者より目立つようなESを書くと良いだろう。

応募倍率

人気のある大企業だと倍率は高くなる。

エントリー開始・終了時期

16卒の就活は時期がずれたので去年までの例を載せている企業が多い。
去年までの時期はあてにならないが、16卒向けに改訂されている企業もある。
16卒はこの項目は四季報をあまりあてにせず、別に調べる必要がある。


https://matome.naver.jp/odai/2142206614422547301/2142207098126675003

ブラック企業の見分け=3年後離職率に注目

3年後離職率(%)
=(3年前入社者 - 直近4月在籍者)/3年前入社者×100

「大卒は入社3年で3割」が目安。実際に厚生労働省の最新調査では32.4%(2011年卒業生の平均)というデータがある。
「3年後離職率」が低い200社ランキング | 就活生のためのホントの情報 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

四季報に掲載されている企業では10~15%が平均。
これは掲載企業が優良や大手が多いため。

これらの数値を目安にそれ以上であれば気をつけたほうが良い。

しかし、掲載拒否もでき「NA」という形で掲載していない企業も存在するので注意する。

また、平均勤続年数も指標の1つとなる。

例としてワタミの情報を一部掲載

自社の従業員に対し「365日24時間死ぬまで働け」との文言が記載された理念集を配布し、実際に従業員が過労自殺する(後述)など、人命に関わる不祥事を度々起こしたことから、“ブラック企業”と批判されている。
ワタミ – Wikipedia


https://matome.naver.jp/odai/2142206614422547301/2142207070926420703

3年後離職率「42.3%」

男性の平均勤続年数「6.9年」

このように目安の30%を大幅に超えていることが就職四季報でよく分かる。
行こうとしている企業はしっかりと四季報でチェックしましょう。

https://matome.naver.jp/odai/2142206614422547301
2015年11月13日