がん検診、人間ドックとは

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がん検診は、寿命を左右するほどのリスクがある

3人に1人ががんで死亡する時代。
恐怖に駆られ、多くの人が検診へ急ぐ。
だがその検査に、治療に、
寿命を左右しかねないほどのリスクを伴うと知ったら
あなたはそれでもがん検診を受けますか?
中村隆市ブログ 「風の便り」 – 岡田正彦教授 「長生きしたければガン検診は受けるな」

がん検診で死亡率は低下しない!!がん検診のリスク

がん検診は病院の経営にとってメリットはあるのですが、
患者にとっては危険が大きい。

胃カメラのリスク

日本全国の病院で実施されている胃カメラでは、
10万件あたり7~8件の死亡があるといわれます。
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PSA検査・前立腺がんの検査

一方、PSA検査の不利益としては、
PSA値が高いとしても必ずしも前立腺がんではなく
(PSA値異常の60~70パーセントで異常無し)、逆に、
PSA値が上昇しない前立腺がんも存在する
(全体の2~3パーセント)こと。また、
PSA値が高い場合に必要となる確定診断
(前立腺に針を刺す生検)で出血、炎症などの
副作用が生じる可能性があり、前立腺がんを
発見できたとしても、
治療が不要ながんである可能性があることなどがある。
加えて、がんを見つけて積極的に治療した場合、
治療の後遺症として尿失禁などが起こる。
前立腺がん 基礎知識:[がん情報サービス]

がんではない、ほかの原因で死亡した
男性の前立腺を調べた結果、
がんであったことが確認されることがあります。
このように、生前、検査や診察などで
前立腺がんが見つからず、
死後の解剖により初めて確認されるがんを、
ラテントがんといいます。これに対し、
悪性度の高いがんは時間の経過とともに進行し、
検査や診察などで発見されるようになります。
前立腺がん 基礎知識:[がん情報サービス]

がん放置療法?がんを放置したほうがいいのか?

ほとんどの人は癌を見つけたらすぐに治療を始めるが、
著者は慌てて治療を始める不利益を説く。
放置しても癌が転移せず、大きくもならない人が多数いるからだ。
放置している患者さんたちの証言は、
従来の「たちまち増大し転移する」という
癌のイメージを覆す。
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反論

がん放置療法とは、がん患者さんに
積極的な治療をしないで、放置することです。

近藤先生の主張は、「すべての」ではなくて、
「一部の」とすると、科学的・
医学的にも正しい表現となります。
「一部のがんは、がんもどき」
「一部の患者には、抗がん剤は効かない」
「一部の患者には、がん放置療法がよい」とすると
わかりやすいでしょう。
しかし、近藤先生は、ご自身の主張に対して、
著書の中では、すべてに
当てはまると主張している。
腫瘍内科医 勝俣範之のブログ | がん放置療法は人体実験

反論

近藤さんは乳がんの温存療法のことで業績があるなど、
乳がんを多く診療してきたと考えられます。
乳がんは、先に示したように、
進行しないものや消えるものが一定数ありそうなのです。
だからかもしれませんが、近藤さんはそのような
「進行しない」がんが多いと考えているようであり、
それを全がんに当てはまるように述べています。
けれども早期がんが時間の経過とともに
進行がんに変わるのは胃がんや大腸がんなど
内視鏡で観察できるがんで確認されていることであり、
早期がんは進行しないとは言えません。
近藤誠さんの「がん放置療法」でいいのか?

X線検査によって 年間 1万人ががんになっている!

世界一の医療被ばく国である日本では、
X線検査によって 年間 1万人が(全がんの4.4%)
ガンになっている。
中村隆市ブログ 「風の便り」 – 世界一の医療被ばく国である日本では、X線検査によって 年間 1万人(全がんの4.4%)ガンになっている

国や専門家たちは、
「エックス線検査には放射線被曝という
デメリットがあるが、
それ以上にがんの早期発見という
メリットの方が大きい。
だから害は無視できる」と主張します。

しかし、これには科学的根拠がありません。
私はありったけの関連論文を読んできましたが、
放射線を浴びても、それを上回る
メリットがあるということを
科学的に証明した論文は、1本もない。

イギリスの研究チームが、医療用エックス線検査で
起こったと考えられるがんを調べたデータがあります。
その研究では、日本人のすべてのがんのうち、
3.2~4.4%はエックス線検査が原因だと結論づけています。
残念ながらこのレポートは、日本では話題に
されていない。

「検診を受けようが受けまいが、寿命が延びることはない」

がん検診を受けた人と受けない人が
十数年後にどうなっているか、
追跡調査した結果にもとづく論文。

その中で最も衝撃的だったのが、
20年以上前にチェコスロバキアで行われた
肺がん検診の追跡調査です。
そこでは、検診を定期的に
受けていたグループは、
受けなかったグループより
肺がんの死亡率が圧倒的に多く、
それ以外の病気による死亡率も
明らかに多いという
驚愕の結論が出ているのです。

その後、欧米各国でより精密な
追跡調査が行われてきましたが、
その多くが同様の結果でした。
つまり、「検診を受けようが受けまいが、
寿命が延びることはない」のです。

CTが原因でがんが発症するというデータは年々増えています

新潟大学医学部教授の岡田正彦氏(65歳)は
予防医学の第一人者で、
現代医療の無駄の多さ、過剰さに疑問を呈し、
健康のために真に必要なものは何なのか、
独自に調査・研究を進めてきた。

胸部エックス線検査でさえ
これだけ有害なのですから、
被曝量がその数十倍から
百数十倍もあるCTを使った検診が
身体にどれだけ大きなダメージを与えるかは、
火を見るより明らかです。

CTが原因でがんが発症するという
データは年々増えています。

アメリカには、CTを繰り返し受けると、
がんが十数%増えるという
データもあるのです。ところが、
日本では全く問題になりません。
それどころか、日本のCTの普及率は、
2位以下を3倍も引き離す、
ダントツの世界一なのです。

それでも、CTを使って数mmのがん腫瘍を
早期に見つけることができれば、
手遅れになる前に手術で
切除して命を繋ぐことができる。
だからCTは素晴らしいものだと、
多くの人は思ってしまうでしょう。
でも、一概にそう言えるでしょうか。

治療しない方がいいがん、生涯大きくならないがんが                         相当数あることが分かってきた

手術となったら、肺にしろ、
胃にしろ、肝臓にしろ、
組織をごそっと取り去ります。
しかも、がんはリンパ管を
通って転移するので、
近くのリンパ節も全部取らなくてはいけない。
大変な肉体的ダメージを受け、
免疫力が大幅に落ちます。
手術後には何度もエックス線写真を撮りますし、
抗がん剤治療も必ず行われます。
放射線療法をする可能性も高い。
なおかつ、人間の身体にとって
最もハイリスクな
寝たきり状態を強いられ、
何重もの責め苦を負うわけです。
これで健康でいられるわけがありません。

そうは言っても、やはりがんは悪いものなんだから
除去すべきだという反論が必ず返ってきます。
しかし、「がん=悪性」というイメージは、
もはや古い認識です。

検診で微細ながんを見つけ出し、激しい治療を施される不利益の方が大きい

動物実験で人工的にがんを発症させて、
経過を調べたデータがあるのですが、
がんの大多数は大きくならず、
身体に悪影響を与えないタイプのものでした。

近年、世界的な研究が行われ、人間の場合も
生涯大きくならないがんが相当数あることが
分かってきました。
そうしたがんは、へたにいじらない方がいい。
それに、もしタチの悪いがんなら、
早い時期に全身に転移するので、
早期発見した時には手遅れの場合が多く、
予後はそれほど変わらないというのが私の考えです。

だとすると、検診で微細ながんを見つけ出し、
激しい治療を施される不利益の方が、
放置しておくよりもむしろ大きいかもしれない。
これ一つをとっても、がん検診の有効性には
大きな疑問符がつくのです。

胃がんの死亡者数が減少した本当の理由                                   塩分摂取量が減ったからです

がんの発症人口が増えている中、
近年、急激に死亡者数が減っているのが胃がんです。
多くの専門家は検診の効果であると口を揃えますが、
胃がん検診が普及したのはごく最近で、
胃がんが減り始めたのはもっと前。
実は胃がんの死亡者数が減少した本当の理由は、
日本人の塩分摂取量が
減ったことが大きく関係しています。

胃がん検診をやっているのは、世界中で日本だけです

私の計算では、胃がん検診は、
胃がんを減らすどころか、
むしろ増やしている可能性があります。
肺がん検診はエックス線写真を
1枚撮れば済みますが、
胃がん検診ではバリウムを飲んで
検査をしている間、
ずっと放射線を浴びなくてはなりません。
その被曝量は、肺がん検診の
100倍近くも高くなります。

そもそも胃がん検診をやっているのは、
世界中で日本だけ。
日本は、大規模な追跡調査をやらない国なので、
胃がん検診が有効だということを実証する
証拠は一切ありません。
にもかかわらず国が推奨しているのが、
私は不思議でならないのです。

大がかりな検診は意味がない

大がかりな検診は意味がないという認識は、
すでに欧米の研究者の間で広まっています。
アメリカ人の医者千数百人を対象にした
アンケート調査のデータでは、
大部分のドクターは、
検診はやった方がいい。
ただし血液検査や尿検査があれば十分で、
レントゲンや心電図までは必要ない。

検診はビジネス                                        検診は国を挙げの推奨で、有効だと思い込んでいる

医者はこれまで自分のやってきたことが正当だったと信じたいため、検診に否定的な論文を否定する

ところが日本では、
いまだに人間ドック、脳ドックも
検診は有効だと盲信され、
国を挙げて推奨されています。
それはなぜかというと、
ひとつはビジネスマター、
つまり金儲けをする手段として検診が
もてはやされているということ。
もう一つは「検診は有効だ」という、
人々の深い思い込みによります。
なくてもいいという発想そのものを
持っていないのです。

医者の側にも問題があります。
医療が細かく専門化した結果、
自分の領域しか知らない医者ばかりになり、
検診が他の領域に及ぼす
影響まで思いが至らなくなっているのです。

また、医者はこれまで
自分のやってきたことが
正当だったと信じたいため、
検診に否定的な論文を目にしても、
それは例外だと自分自身にも言い聞かせ、
患者さんにもそう伝えるのです。

だから、がん検診を受けても寿命は延びないし、
かえって苦しい思いをしたり、がんを発症させたりする
可能性があるという事実が、
患者側には一切伝わってこないのです。

こういったケースは、がん検診だけに
限ったことではありません。
人間ドックに入れば、ありとあらゆる検査の中で
何らかの病気が見つかりますが、
その中には無理に治療が必要でない微細な病気も多く、
結果的に過剰医療に繋がって身体にダメージを
与えてしまう恐れがあります。

人間ドックという言葉があるのは日本だけで、                             推奨している国は他にないです。

また糖尿病の検査にも身体に悪いものがあります。
ブドウ糖負荷試験という検査方法で、
75gのブドウ糖を飲んで血糖値を計るのですが、
これは5g入りのコーヒー用
スティックシュガー15本分の糖分に相当します。
これを一気に飲むのですから、
糖尿病体質の人にとっては、
発病の後押しをするようなものです。

そもそも、この検査をしなくても
早朝空腹時の血糖値を計れば
必要なデータが得られるということは、
外国の調査研究で15年も前に
明らかになっています。

脳ドックも毎年多くの人が受診しています。
検診を受けた結果、小さな脳動脈瘤が見つかり、
手術で取り去ることができた。
そう聞いたら、それは良かったと思うでしょう。
脳動脈瘤が破裂すれば、
命にかかわるということは
広く知られていますから。

しかし、’03年に世界13ヵ国の医師と
研究者が5年間放置した
脳動脈瘤が破裂した割合を調査したところ、
動脈瘤の大きさが
7mm未満で0・2%、7~9mmで0・5%、9mm超で
3・1%だけという結果でした。
一方で、破裂を予防するために
手術を行った場合、
1年後に2・7%が治療そのものが
原因で亡くなり、
半身麻痺などの障害を加えると、
じつに12%が死亡
もしくは障害を受けていたことが
明らかになったのです

https://matome.naver.jp/odai/2142058762639583601
2017年02月26日