季節も種類も、あるんだよ
毛糸を初めて購入したのは、９月の頭ごろ。
「これくらいでいいのかな？」と安い毛糸を６玉ほど買いました。
初心者なりに考えて時間は多くとったのです。まだ半そでを着ている時期でした。
毛糸の種類は事前になんとなく調べており、大きく分けて３種類あることを知りました。
アジアン雑貨のマフラーなどによくつかわれている。
シンプルだが、編み目に表情が出やすい。
均一でない編み目が模様のようになり、簡単な編み方でも模様編みのように仕上がる。
見た目の華やかなものが多い。
種類にもよるが、細かな模様編みには向かない。
毛糸自体のかわいらしさや肌触りを楽しみたい人向け。
そのとき私が購入したのは極細のスラブヤーン。
なぜって、編み目を均一にする自信がなかったからです。
見た目にわかりにくいものなら！と淡い期待を抱いていたのですが・・・。
これが大失敗でした。
なんと私が買っていたのは夏用毛糸だったのです・・・。
後述しますが、これが大変なことに・・・
目がスッカスカ・・・
夏用毛糸とも知らず、極細の毛糸としばらくの格闘。
編み方は簡単な２目ゴム編みにしていました。
なかなか思うようにいかず、目をとばしてしまったり落としてしまったり・・・。
それでも形になってきたときにはうれしかったのですが、目がなぜかスカスカ。
キツめにしめてもそれ以上は目が縮まらず・・。
『編み目 縮まない』
『編み目 ゆるい』
などのワードで検索しても思ったような答えはでないまま・・・。
なかなか上手くいかず、ついには編み物経験者の友人に泣きついたのでした。
友人から返ってきたのは
「ゲージちゃんと見た？？」というメールでした。
ゲージって何よ？
は？ゲージ？なにそれ？？
実はレース編みやかぎ針編みなど、今までやっていた編み物自体すべて本やネットで調べた独学だったので編み方しか知らず、根本的に調べなければいけないことがすっかり抜け落ちていたのです。
毛糸が売られている際に帯がついているのですが、そこに大抵記載されているゲージ。
これは編み目の大きさの目安で、大体この数字の大きさに合わせて編むよう作られている。というもの。
指定の針で編んだ場合の10cm×10ｃｍの範囲に何目、何段はいっているかが書かれています。
便利。
私が自分の編んだ作品のゲージを測って数えてみると・・・
帯に記載されていたものよりはるかに細かい目で編んでいました。
つまり始めからすきまが出来るような毛糸だったのです。それを無理やり締めて編んでいたことが判明しました。
針も違った
そして帯をみているとまた気づく事実。
編み針の号数も間違えてる・・・。
かぎ針編みを半端にかじった私は、併記されているかぎ針の号数をみて編んでいました。
かぎ針と棒針では太さもぜんぜん違います。
帯の記載どおりに編みなおす
仕方ないとあきらめ、毛糸をほどいてまた１からあみなおしていきました。
今度はゲージもとって、棒針の号数を合わせ、ゆっくり丁寧に。
スカスカの編み目だ・・・！とずっと気にしていたのですが、ゲージ通りに目を揃えるよう気をつけて編み進めると、それはそれでオシャレな見た目になっていったのです。
下手なりにゆっくり編み進め始めに買った６玉を消費してしまって、もう一度手芸屋さんに向かいました。
最後の大ダメージ
毛糸がわからなくならないよう、帯を持っていき、探してみるがない・・・・。
どうしても見つからず、店員さんに帯を渡して訊いてみると・・・
「申し訳ありません。夏物はもうすべて入れ替わってしまって・・」
え？夏物・・・？
そうです、私が購入していたのは夏の売れ残り毛糸。
夏物のショールなどに編むための毛糸だったのです。そのため編み目もゆるく、涼しい作りになるものでした。
１度目の購入は９月の始め、まだ半そでを着ていました。
２度目に購入しにいったときはもうすでに１０月に入ろうとしているとき。完全に売り場の商品が入れ替わっていたのです。
６玉分、極細の夏用毛糸で冬物のマフラーを編もうとがんばっていた私の心は折れかかっていました。
安いならいいかも！
もう、今年は編み物あきらめようかな・・・と思っていたのですが、悔しくて悔しくて。
ゲージの存在を教えてくれた友人に自分のバカさを嘆き、
「毛糸だって安くないのにー！」とわめくと
「ダイソーにも売ってるよ」
と鶴の一声。
ちょうど１０月の頭ごろからダイソーでは季節商品として編み物グッズが販売開始でした。
安いなら・・いいかも。と単純な思考でしたが行って見ることに。
https://matome.naver.jp/odai/2142037435554126501/2142045234913992603
１００均だからとあまり期待していませんでしたが、いってみると種類も多く、販売開始したばかりだったので選びたい放題でした。
画像一番上の極太スラブヤーンを選択。
https://matome.naver.jp/odai/2142037435554126501/2142045234913992803
１００パーセントウールで色もよかったのですが、ゴミ混じりが多い・・・幸い極太だったので、ゴミもとりやすく、取って使えば問題なかったです。
https://matome.naver.jp/odai/2142037435554126501/2142045234913992903
今まで極細で１ヶ月近く編んではほどき・・・を繰り返していたせいか、サクサク編んでいけました。
完成品がこちら。なんとか形にはなりました。
スラブヤーンのおかげで目の不ぞろいもあまり目立ちません。
https://matome.naver.jp/odai/2142037435554126501/2142045234913992703
こちらは１００均の毛糸じゃありませんが、またも極太。
ストレートヤーンです。初めての棒編み、まとめると
・本、ネットだけでも出来るけど、出来れば編み方だけでなく編み物自体の基礎のしっかり載ったものがいい
・スラブヤーンはかわいい
・初心者は極細だと心が折れる
・１００均最高！
・編み物は楽しい！
極太毛糸でのマフラーなら今冬に間に合います！
興味のある方、挑戦してみてはいかがでしょうか？
一番オーソドックス。
シンプルだが、編み目がはっきりとわかるので綺麗に編めることができれば見た目も美しい。模様を編みこむときなどにも扱い易い。