OSXもWinもバージョンが上がり、DAWも64bit化が進み、年々進化しています。
古くからある有名なフリーのソフトシンセには32bitのままで現行DAWには未対応のものも増えてきて使えるものが減ってきましたが、新しくリリースされたものも増えてきました。
そんな64bit対応の新しいソフトシンセを世界中からまとめてみました。
◆ SynthMaster Player
◆ sforzando +ライブラリ
◆ Tunefish 4.0.1
◆ Lokomotiv
◆ Obxd
◆ Magical 8bit Plug ver0.4
◆ C700
◆ TYRELL N6 V3
◆ Zebralette
◆ Kairatune 1.2.4
◆ Synth1
◆ DEXED
◆ Digits 1.3E
◆ VSCO
◆ Crystal2.5
◆ Miscellania
◆ Reaktor Player
◆ kontakt
◆ UVI Workstation
◆ フリーサンプル集
Mac OSXへのインストールについて
・Macでインストールする時に「開発元が未確認のため開けません」というアラートが出た場合は、controlキーを押しながらファイルをクリックし、表示される小窓から「開く」をクリックしたらokです。
・ダウンロードしてきた圧縮ファイルを解凍した時に拡張子componentsやvstファイルが出てきたら、それらを直接ライブラリー内のフォルダーに放り込みます。
フォルダの場所はFinderの移動メニューから「フォルダに移動」を選択し、以下を入力します。
「 Library/Audio/Plug-Ins/ 」
◆ SynthMaster 超弩級ソフトシンセのフリー版!
トルコのKV331 Audio発の超弩級ソフトシンセとして人気のSynthMasterから、150種のプリセット限定&簡易エディットという形で2014にリリースされたフリー版。
わたしは有料のSynthMaster Standardを使っていますが、これ1台でシンセの音作りが事足りるほどの複数の音源方式と豊富なパラメータを持っており、出音も素晴らしいです。
フリー版は使える音色とエディット機能が限られているとはいえ、”使える音”が多いので入れておきたいシンセです。
Atsushi Nakayama@mekayama
生方ノリタカ@ubieman
生方ノリタカ@ubieman
浅倉大介@daisukeasakura
◆ sforzando フリーのサウンドフォントプラグイン
■フリーのSoundFont
≫ http://www.sf2midi.com/
≫ http://www.hgf-synthesizer.com/soundfonts-sf2.html
これ↓ やばいです!
Steinway Model B Grand Pianoの Kontakt and SFZ formats用ライブラリー
怒涛の4.6GB!!
≫http://www.ivyaudio.com/pianoin162
クレオフーガ@音楽共有サービス@creofuga
plogue.com/products/sforz…
◆ Tunefish 大胆な音色変化を生み出すシンセ。音響系にも!
加算合成のシンセではKAWAI K5000を思い出しますね。
加算合成方式となるとパラメータが膨大になってしまう宿命がつきものですが、このTunefishは少ないパラメータで効率的に倍音成分を生成しシンセサイズすることができます。
Bandwidth, Harmonics,のツマミを動かすと、視覚的に倍音成分が生成されるのが確認できます。
生成された波形に対し、Dampツマミで高域成分の減衰、Scaleツマミで倍音の分布を, Driveで歪みを、Modulationツマミで倍音を変調させることで一般的なフィルターを凌駕する大胆な音色変化を作れます。
さらに、ローパス/ハイパス/バンドパス/ノッチの4基のフィルターを同時に使用できるだけでなく、複数のエフェクトも用意されているので、積極的に複数のパラメータを同時にイジると真価を発揮するシンセですね。
◆ Lokomotiv オーソドックスながら高品位な波形で使い良い
1VCOながらRoland SH-101や最近のArturia mini bruteのように同時に出力されている波形をオシレーターミキサーでミックスしてフィルターに送るタイプのオーソドックスなアナログシンセをモデレートしています。
フィルターのツマミの変化がスムーズなところがポイント高いです。
また、SAW波形のディチューン値を上げると、RolandのSuper SAWのような厚みのあるSAW波形がでます。かなりシンプルなシンセですが、トランス系EDMには使い勝手が良さそう。
ななせん@wg7k
これ無償なのか…
それでこれだけ出せるならすごいな:;(∩´﹏`∩);:
マルチモード・フィルターが特徴の新開発ソフトウェア・シンセサイザー、「Lokomotiv」が無償配布開始… icon.jp/archives/8359
ぽりとる@Politru
◆ Obxd Synthesizer みんなのオーバーハイム\(´ω`*)(*´ω`)/
オーバーハイムのエミュです。音の太さ的には弱いですが、アノ音がします。
パラメータも簡潔なので、シンセの音作りの基礎を学ぶのにも良いかも。
このソフトシンセの凝った点は、最大8音ポリなのですが、その8音個別にpanを設定できます。
和音を弾くと、音が左右飛び回るというトリッキーな音色を作れて面白いです。
優海亭 笙楽(ゆうてい しょうらく)@You_T_LFC
とは言え、独自の機能もある様で、オーバーハイムの代わり的に使うもよし、独自機能を使ったシンセ音… : Obxd VST by 2DaT – YouTube 1topi.jp/curator/You_T_… #1tp
RAILROID@RAILROID
早速チェック、こりゃなかなかえぇぞー
OBXaってシンセを以前使っていたので気持ちがわかるぅー
喜んでるのは俺だけですが…
bedroomproducersblog.com/2014/01/22/obx… pic.twitter.com/Y8CZUHQdRO
◆ Magical 8bit Plug YMCKによるチップチューン全開のシンセ
日本が誇るチップチューンの音楽ユニットYMCKがリリースしてる8bit全開のソフトシンセ。
チップチューン界隈では超有名なソフトシンセです。
2014年4月に遂にMacで64bit対応しました。
◆ C700 任天堂スーパーファミコンの音源部SPC700の 国産エミュ
コアな人気を誇るC700です。
任天堂のスーパーファミコンに搭載されていた音源SPC700をエミュレーションしたソフトサンプラーです。Mac/Win両対応で64bit化もされているところ、開発者の意気込みですね。
ソフトサンプラーなので、基本的に本体をダウンロードしただけでは付属する波形がSine波しかありません。しかしドラッグ&ドロップで波形を追加でき、簡潔なパラメータで簡単に昔ながらの波形の読み出しを変化させることができますし、付属Echo(Delay)が妙に”いい感じ”なのです。
日本語マニュアル
http://picopicose.com/files/How%20to%20Use%20C700.pdf
SWITCH_AB@SWITCH_AB
まさる@mstamagoyaki
◆ TYRELL N6 V3 ソフトシンセベンダーのU-heとamazona誌のコラボによる高機能なシンセ
独のWebマガジン「amazona誌」とソフトシンセ・ベンダーのU-heによるシンセ。
これがマニアックな仕上がりで、高い評価を得ています。
音源部分は2OSC + Sub OSC + Noiseで、RingやFeedBackもついていて至れり尽くせり。そして内部パッチングが柔軟に設計されているので、複雑なコントロールも可能です。
FilterはLPFとHPFをブレンドするものと、BPFを選択できますが、このLPF+HPF仕様が独特なニュアンスの音色となって個性になっています。
JUNICHI WATANABE 333@JUNICHIWATANABE
DTM機材情報@DTM_qp
amazona.de/2012/04/top-ne…
◆ Zebralette WaveShaper+WaveTableによる独特すぎるシンセ
一般的なアナログシンセの音作りの知識が通用しません(笑
大まかな感覚としては、基本波形のスペクトルの分布などを変調して音を作るという感じ。
基本波形(Waveform)には自分で描いたものも保存して呼び出せます。
適当にイジってるだけで独特の綺羅びやかな音色が作れるので面白いです。
PAD系にもってこい。
日本語マニュアルを公開されている方も居ます。
http://musf.ifdef.jp/Zebralette_Manual.html
いーらん(3㍑)@ERAN_
フリーではかなり優秀なシンセさん。ただ個人的にもうちょっと細く安っぽくかつ上に音がいってくれるシンセだったら文句なしだった
@ASKi zephill@ASKi_upf
MacのAUで活躍できる贅沢なフリーシンセ
ジブラの開発版?
重いらしい。
milkcocoa.org/2012/09/16/macのauに対応したフリーシンセ音源%E3%80%80zebralette/
藤本健@kenfujimoto
◆ Kairatune1.2.4。チップチューンにもGood!シーケンスフレーズに使いたい
Kairatune 1.2.4 AUi & VSTi OSX (32bit/64bit)
Kairatune 1.2.4 VSTi Win (32bit/64bit)
フィンランド発のKairatuneはオシレータこそ1OSC+Sub OSCとシンプルな構成ですが、ピッチに対するモジュレーションに特徴ある独自のパラメータが用意されており、独特なポップチューンな音色を簡単に作れます。
特に、TRILL(トリル)というパラメータをうまく使えば、他のシンセでは作れないようなチップチューン系のピコピコサウンドを作れるので、この音色だけでもこのシンセを使う価値はあります。
Amp部にはDriveパラメータがあり、音色に歪みや汚しを付加するのに有効です。
FilterはLPFとHPFの2つ、そしてエフェクトにはDelayとPhaserとEQが備わっています。
ゅずちん (v.o.c)@yzox
このFREEのVSTi面白いし 今風な音が多い印象 とりあえず入れとけって感じのやつ
めいす@MSB企画進行中@maceknight
音だけでなくUIもかっこいいので弄ってて楽しいVSTiです
プリセッヨもかなり良い音がします
デジタルチックなサウンドを作る人は持っておいて損は無いかなぁと感じました pic.twitter.com/BuNWNd1RJy
黒乃うさぎ@1/6池袋新春サブカル主催@kuro_no_usagi
モーリー・ロバートソン@gjmorley
◆ Synth1 人気の国産Freeソフトシンセが遂にMacにも対応!
もはや誰もが知っていると言えるほど有名な国産フリーのソフトシンセ for Win。これまで恩恵に授かってきた人も多いと思われますが、遂にMacにも対応しました(Mac版は32bitのみ)。
開発者がNord Lead2をお手本にしたと述べている通り、つまりProphet 5の現代版的な音色です。
デモとして掲載されているRydeen/YMOの再現性の高さに唸った方も多いことでしょう。
Rydeen/YMO (4,169 KB) http://www.geocities.jp/daichi1969/softsynth/rydeen.mp3
濱田 誠一@atomic4649
しの/篠原 瑞希@shino8820
◆ Dexed FM音源ソフトシンセの決定版☆ 脅威のフリー!
Dexedはオープンソースで開発・無償配布されている6オペレーターFM音源のソフトシンセです。
現行はVSTiのみの配布ですが、Audio Units版も開発中のようです。
大きなパネルが特徴のUIデザインは、全てのオペレータとパラメータを見渡せて、FM音源を理解している人にとっては非常に簡単に音作りができるのではないでしょうか。
そして、DX7互換でDX7にプログラムを送信することもできるのが大きなポイントで、DX7のエディタとしても使うことができます。
ただし、DX7との大きな違いとして、フィルターが備えられています。サイン波から倍音を作り出すことがFM音源の真髄ですが、このフィルターによって更に倍音のコントロールが容易になります。
かつてDX7を使っていたユーザーにとっても、現代のDAW上でDX7と同じ6オペのFM音源が扱えるのは嬉しいのではないでしょうか。
キントキ@虹色ペンペン草@kintoki_penpen
歯槽膿漏(モスチキン食べたい)@sisounouroup
これが無料なんてすごい!早速インストールですね。 dtmstation.com/archives/51921…
HEM2@HEM_SQUARE
オオヤ@●| ̄|_@daiginjo88
◆ Digits Casio CZシリーズのエミュ。80年代の香り!
2014年12月にVer1.3Eで64BIT化とAudio Units対応しました。
CASIO PD(Phase Distortion)音源のエミュレートで、80年代中期のデジタルシンセの生々しさがよく再現されていると思います。
本機はパラメータはシンプルながらも多様な音色を作り出せるので扱いやすいです。
Kurippertronics@Kurippertronics
ICON@ICON_jp
◆ VSCO 貴重なチャンバーオーケストラのマルチティンバー音源
貴重なフリーのチャンバーオーケストラ音源です。あらかじめMIDI CH毎に楽器が割り振られてあり、個々の楽器を鳴らすにはMIDI CHを合わせる必要があります。
CH1 flute
CH2 clarinet,
CH3 bassoon
CH4 F horn
CH5 trumpet
CH6 tenor bone
CH7 bass bone
CH8 timpani & xylophone
CH9 tubular bells & glockenspiel
CH10 large percussion section
CH11 harp
CH12 solo violin
CH13 violin section
CH14 piano
また、同Versil Studiosからアップライトベースの無料音源もリリースされています。
http://vis.versilstudios.net/upright-1.html
zitherという弦楽器の無料音源。
http://vis.versilstudios.net/zither.html
etherealwinds-harpの無料音源。
http://vis.versilstudios.net/etherealwinds-harp.html
よっしー@yosshimusic
田村つくね ≒ ぬあっと@nk4649
◆ Crystal 進化し続ける古参のソフトシンセ。音響系に
10年ちょい昔、Cubase SXを使っていた頃から存在している古参のソフトシンセ。
以前は重かったり、バグがあったりでしたが、着実に進化していて、今や64Bitにも対応と、息の長いソフトシンセになっています。
Voice毎にRing/FMやグラニュラーがついてたり、多様なモジュレーションのマトリクスを設定できるし、サウンドフォントを読み込めたりで、Native InstrumentのReactor的な複雑な音響を作れるフリーのソフトシンセとも言えそうです。
あまりにも複雑なことまでできるので、音色を自分で作るには習熟が必要ではあるけれど、プリセットも豊富なので初心者にも慣れればそこそこ扱える範囲でしょう。
公式サイトにはPatchも掲載されているので、これもダウンロードして使うことが出来ます。
http://www.greenoak.com/crystal/patches.html
Mac OSXでダウンロードしたPatch(.fxb ファイル)をインストールするには、
①まずFinderの移動メニューから「フォルダーに移動」を開き、以下を入力&移動します。
~/Library/Application Support/
②Application Supportフォルダの中に「Crystal」という名のフォルダーを作ります。
③「Crystal」フォルダの中に「CrystalPatchBanks」という名のフォルダーを作り、.fxb ファイルを放り込みます。
ユーザー > ライブラリ > Application Support > Crystal > CrystalPatchBanks
■≫フリーのSoundFontをゲットする(web: ミクJAM海賊団(仮名)色々講座と作品集)
http://gaha2.blog52.fc2.com/blog-category-1.html
kamome sano@kmsn_0v0
DTMオーディオサンプリング@DTM_VST
Crystal Green OakのFMシンセ。
フリーのVSTですが音が良いので人気があります。
90以上のパラメータがあるので 豊富なモジュレーション・コ.. http://bit.ly/4TqtGy
◆ miscellania ホラー系に使えるサンプル音源というニッチなところ
ホラー系と言いつつ、収録されているのは具体音系のhit音などを複数収録されたパーカッション音源。
しかし、確かに深いリバーブ掛けてあげるとなるほどホラーだ。
収録音
percussive hits
chain rattles
bubbling cauldrons
creepy gongs
whistles
…more
Miscellania2というベル系の音源もリリースされています。
http://vis.versilstudios.net/miscellania-ii.html
80年代初頭のロック〜プログレのアルバムによく使われていました。