今年最も活躍した人は誰だ? パーソン・オブ・ザ・イヤー2014発表!

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パーソン・オブ・ザ・イヤーとは?

アメリカ合衆国のニュース雑誌『タイム』の編集部が、その年に最も活躍したり、話題になったりした人物を決定するもの。
アメリカの雑誌「タイム」―今年の顔「パーソン・オブ・ザ・イヤー2014」に選ばれたのはエボラ熱と戦う人々 – Ameba News [アメーバニュース]

ニュース雑誌『タイム』

英語や世界情勢を学ぶための教材として最適だと言われているアメリカの雑誌「タイム」。アメリカ国内だけでなく世界中で読まれているグローバルな情報源です。
アメリカの雑誌「タイム」―今年の顔「パーソン・オブ・ザ・イヤー2014」に選ばれたのはエボラ熱と戦う人々 – Ameba News [アメーバニュース]

今年選ばれたのは?

「彼らは自らの命を危険に晒し、戦い続け、自らを犠牲にし、多くの人々の命を救いました。」とTIME誌の編集長、ナンシー・ギブスは語り、2014年TIME誌の表紙を飾る、栄誉ある「パーソン・オブ・ザ・イヤー」を、エボラ出血熱と闘った人々に贈りました。
アメリカの雑誌「タイム」―今年の顔「パーソン・オブ・ザ・イヤー2014」に選ばれたのはエボラ熱と戦う人々 – Ameba News [アメーバニュース]

今年、西アフリカでは深刻な被害が出ました

12月18日までにおける世界保健機関 (WHO) のまとめでは、感染疑い例も含め19,098名が感染し、7,388名が死亡(死亡率39%)した。
2014年の西アフリカエボラ出血熱流行 – Wikipedia

2014年8月8日、WHOは西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」であると宣言した
2014年の西アフリカエボラ出血熱流行 – Wikipedia

今年のTIME誌を飾った栄誉ある5人の「英雄」たち

エボラ出血熱の拡散を防ぐために立ち上がった「勇者たち」はもっといますが、彼らを代表し、今年のTIME誌を飾った栄誉ある5人の「英雄」たちをご紹介します!

Dr. ジェリー・ブラウン

リベリア、モンロビアで勤務する、46歳の医療ディレクターにして執刀医。
彼を撮影したニッカーソンは、「ジェリー・ブラウン医師と彼のスタッフが働いているところを目の当たりにして、引力のようなものを感じました。ブラウン氏に出会ったとき、よりシンプルでよりフォーマルな写真を撮ろうと思いました。エボラ治療室に招かれたとき、彼は着替えていました。そこは電球が一個あるだけの、とても簡素な部屋でした。しかし、これから彼らがやろうとしていることの重大さを伝える雰囲気に満ちていました。」と語りました。

Salome Karwah

モンロビアの「国境なき医師団」で働く、26歳の介護士。
エボラ出血熱で両親を亡くした彼女を、ニッカーソンは「エボラから生き残った生存者で、非常に勇敢な女性です。」と称賛し、「彼女に初めて会ったとき、彼女は典型的な若い女性で、宝石を着けてドレスアップしていましたが、写真を撮られることに対して、緊張気味でした。「国境なき医師団」の宿舎で彼女が働いている施設を見せてくれましたが、シンプルな背景で撮影したかったので、部屋を出て、この写真が撮られた場所へ移動しました。」と語りました。

Dr. ケント・ブラントリー

キリスト教系支援団体、サマリタンズパースで働く33歳の米国人医師。
リベリアでエボラ患者の治療中、自らもエボラに感染しましたが、米国の病院に送られ実験薬を投与された後、快方に向かっているそうです。
この写真はアメリカ、テキサス州フォートワースの教会で撮影されました。撮影した写真家曰く、この写真から彼の深い信仰心と強い意志が伺えます。実際、現地では自らの危険を顧みず、多くの人々の命を救ってきました。

エラ・ワトソン・ストライカー

「国境なき医師団」の支援チームで、保健衛生促進を担当する34歳の女性。
リベリア、シエラレオネ等、幅広く活動している彼女。元感染者を支援する活動に従事しており、元感染者の親族や近隣住民を集めて、元感染者が帰宅しても何の危険もないことを理解し、安心してもらうため、説明会を開くことを考えています。
未だ治療施設を「死を待つだけの場所」と思い込んでいる近隣住民の誤解を解き、彼らに希望を持ってもらうため、正しい知識を広めていく予定だと語っています

Foday Gallah

エボラに感染した幼い子供を慰めていたとき、子供の吐瀉物に触れたため、自身もエボラに感染してしまいました。「その子供を抱き上げ、彼を慰める必要がありました。」と彼は語りました。
彼の写真を撮影したニッカーソンは、彼の勇気ある行いについて、「彼は何が正しいことなのかを身を以て示した、輝かしい手本です。彼の話に心打たれました。普段はあまり『英雄』という言葉は使わないのですが、今ここで彼にその言葉を捧げたいと思います。」と讃えました。

https://matome.naver.jp/odai/2141931272434581701
2014年12月23日