[30選]意味がわかると怖い話[解説アリ]②

kowablo

友達が小学生のとき

友達が小学生のとき、学校に大きな遊具(滑り台やらうんていやらが合体したアスレチックみたいなやつ)があったらしい。

で、長放課になるとその遊具で遊ぶ生徒が多かったそうだ。
ある日、その遊具で怪我人が出た。
遊具から落ちて「足が痛い」と言っていたらしい。
両手で遊具の柱を掴み身体を支えて片足で立ち上がったけど、歩けないようだったから何人かの生徒が保健室に連れていった。
そしたらそのとき保健室には先生がいなくて、しばらく一緒に遊んでたみんなで付き添ってたらしい。
20分ほどしてようやく戻ってきた保健の先生が病院に連れていくと、落ちた子は両手両足を複雑骨折してて、
しばらくしてから障害者施設に移っていったそうだ……

話し終わってから友達は意味ありげに笑ってたんだが、聞いた時は何が怖いのかわからなかった
わかってから何か怖くなったよ

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014641975.html

「おい、まだかよ?」

「おい、まだかよ?」
俺は、女房の背中に向かって言った。

どうして女という奴は支度に時間が掛かるのだろう。
「もうすぐ済むわ。そんなに急ぐことないでしょ。…ほら翔ちゃん、バタバタしないの!」
確かに女房の言うとおりだが、せっかちは俺の性分だから仕方がない。
今年もあとわずか。世間は慌しさに包まれていた。
俺は背広のポケットからタバコを取り出し、火をつけた。
「いきなりでお義父さんとお義母さんビックリしないかしら?」
「なあに、孫の顔を見た途端ニコニコ顔になるさ」
俺は傍らで横になっている息子を眺めて言った。
「お待たせ。いいわよ。…あら?」
「ん、どうした?」
「あなた、ここ、ここ」
女房が俺の首元を指差すので、触ってみた。
「あっ、忘れてた」
「あなたったら、せっかちな上にそそっかしいんだから。こっち向いて」
「あなた…愛してるわ」
女房は俺の首周りを整えながら、独り言のように言った。
「何だよ、いきなり」
「いいじゃない、夫婦なんだから」
女房は下を向いたままだったが、照れているようだ。 。
「そうか…、俺も愛してるよ」
こんなにはっきり言ったのは何年ぶりだろう。
少し気恥ずかしかったが、気分は悪くない。俺は、女房の手を握った。
「じゃ、行くか」
「ええ」
俺は、足下の台を蹴った。

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http://kowablo.blog.jp/archives/1014641767.html

今日は彼の家で留守番していて

今日は彼の家で留守番していて
暇だったのでお掃除してあげようと思い色々整理していたら

というか実際はどっかにエロいもんでも隠してんだろと思って
あちこち漁っていたわけですが
なんと、机の引き出しから直筆の遺書ノートが出てきました
(表紙に遺書って書いてあります)

彼は元気はつらつ食欲旺盛で近々死んでしまうようには見えないし
昨日今日書いた感じでもないので恐らく本物の遺書ではないと思いますが
好奇心で読んでみました

家族とか友人とか恩師などへの感謝やお詫びの言葉が並び(死因は書いてない)
遺産の分配が非常に細かく書いてあって(プレステは弟に譲るとか)
別のページに歴代の彼女の名前らしき女性名が5人羅列してあり
それぞれに一言コメント的な文章が書いてあります

結局、この遺書もどきがなんなのかよくわかりませんでしたが
納得いかないのは、どこにも私の名前が出てこないことです
感謝とお詫びの欄にもないし
遺産分配もないし(いらないけど)
歴代彼女にも入っていません

遺書をノートに書くのは、ちょっと普通じゃないにしてもとりあえずいいとして
どうして私のことに全く触れていないのでしょうか?
私と付き合う前に書いて、それ以来追記していないのかと思いましたが
「貸し借り」というページもあって、そこには最近の日付で
友達から借りたものとか貸したものとかが書いてあります

どうして私のことが書いてないのでしょうか?
彼女と思っていないのでしょうか?
実家の犬にまで一言書いてあるのに、名前すら出てこないのは納得いかないです
どう思いますか?

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http://kowablo.blog.jp/archives/1014641585.html

仕事から帰り、風呂上がりの

仕事から帰り、風呂上がりのビールを飲んでいるとき、今日も上の階の子供達が騒いでいる。
引っ越してきてから毎日だ…。

下の階にも聞こえる声と足音は尋常じゃない。
親はどういうしつけをしているんだ。
何度も注意しに行こうとしたが、妻がその度に私をとめる。

「いつか私達に子供ができたら、きっと元気一杯よ。
世の中お互い様だわ。」
と、先月結婚したばかりの妻。
彼女は大学時代から付き合いはじめ、8年目でゴールイン。
いつも人のことを気づかい、とても優しい自慢の妻だ。
かく言う私も最近昇進が決まった。
それらを機に買ったこのマンション。
妻がどうしてもここが良いと言うのだ。
新築で広さは4LDKで最上階。
見晴らしも良く、子供が生まれても十分だ。

実はこのマンション、3年前の建築開始当初から私も目をつけていた。
どうせ住むなら特快の停まる駅徒歩3分のうえ、周りには公園やショッピングモールがある。
建築会社が願掛けを重視するのか、何度も神主さんを呼んでお祓いの儀式みたいな事をしているのを見たことがある。
それだけしっかりした建築会社なら安心だ。
偶然のごとくこのマンションの情報を彼女に見せた時のあの嬉しそうな顔…。
彼女がこんなにも喜ぶとは思わなかった。
上の階の住人の件以外平和に暮らせている今、このマンションにとても感謝している。

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http://kowablo.blog.jp/archives/1014641398.html

最近、近所で連続殺人事件が起きている

最近、近所で連続殺人事件が起きている。
被害者は全て同じ小学校の子供。
その犯行はとても残虐で、死体は見るに耐えないカタチになっているという。

事件現場に供えられた沢山の花。
しかしその中にクローバーが大量に供えてある。
他の現場でも必ずクローバーが大量に供えられている。
どうやら、あるお婆さんが供えているらしい。
歳は80といったところだろうか。
とても温厚そうなお婆さん。
涙は見せず、優しい笑顔で花を供え、手を合せて帰っていく。
お孫さんなのだろうか。
知り合いの子供さんなのだろうか。
私も花を供えにと思い現場へ向かうと、ちょうどそのお婆さんと会った。
お婆さんはいつものようにクローバーを供えている。

「何故クローバーを供えているんですか?」
「クローバーって、四葉とかあったりして幸せな花じゃない?
向こうでも幸せにしてほしいって意味を込めてるのよ。」

そう答えるお婆さんは、とても優しい目をしていたが、時折切ない表情も垣間見えた。

「実はね、私の孫も亡くなってしまったのよ。別の事件なんだけど、学校の事故で。
詳しい事はまだわかっていないらしいんだけどね。
この殺人事件で亡くなった子達、孫ととても仲良くしてくれてたらしいのよ。
だからこうして、全員にクローバーを供えているの。」

涙しながらそう話すと、お婆さんはその場を去っていった。

こんな優しいお婆さんもいるんだなという思いにふけりながら帰宅した。

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http://kowablo.blog.jp/archives/1014641302.html

30代男性が意識不明の重態

30代男性が意識不明の重態
そう聞いて仲間と救急車を飛ばしてやってきたのは閑静な住宅街だった

「ああ、やっと来てくれたんですね!」
玄関から勢いよく出てきたのは、20代半ばくらいの化粧の濃い女性だ
「私が帰ってきたら主人が倒れてて・・・」
「救命処置などは行いましたか?」
「はい、元ナースでしたので、一通りのことはしたんですが、意識が戻らなくて・・・」
「とりあえず、ご主人を運びましょう」
家の居間のソファーには男性が横たわっていた
私は男性の顔を見ると思わず
「キレイな顔をされていますね」
と言ってしまった
「え?」
女性は呆気に取られていたが、徐々に女性の顔が青ざめていくのが分かった

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http://kowablo.blog.jp/archives/1014641134.html

子供達がピョンピョン

子供達がピョンピョン飛び跳ねてたんで

『何してるの?』って聞いた。そしたら
『向こうに浮いてる人がいたから、真似してる』
と林の方を指さした

仕事中だし急ぐから、そのまま車に戻ったんだけど
小学生ってバカだな

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http://kowablo.blog.jp/archives/1014641028.html

ある家族が妻の実家に

ある家族が妻の実家に遊びに行くため、田舎までのバスに乗った。

山のふもとあたりまできた時、
子供が「おなかへった」とだだをこね始めたため、
仕方なく途中のバス停で降り近くの定食屋で食事をした。

食事が終わり定食屋にあるテレビを見ると、
さっきまで乗っていたバスが落石事故で乗員全員死亡というニュースが…

そのニュースを見た妻は、「バスを降りなければよかった…」と。
それを聞いた夫は怒ったが、すぐに
「あぁ、なるほど。」と妻の意図に気づく。

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014640974.html

子どもも出来て

子どもも出来て、アパートも手狭になったので、中古の一軒家を買った。
それが、築3年で庭付き駅近、信じられないような格安物件だったんだ。

友人には「事故物件じゃね?」なんて言われたけど、ご近所さんも気さくで優しいし、
今時珍しいおすそ分けなんかも頂けるので俺は気に入っている。
妻は、「時々、おこげ入りの失敗作もあるのよ」なんて笑っているが。

しかし、1ヶ月程過ぎた頃から、妻の体調が悪くなり、
「視線を感じる。」と怯えるようになった。
やはり、いわく付きなのだろうか?

家が立つ前は何だったのか隣りのおばさんに聞いてみると、
「ああ、うちの畑だったのよ~。うちの主人がいなくなってからは、手入れも出来ないし、
手放しちゃったんだけどね~。」おばさんは少し寂しそうにそう言った。
そういえば、おばさんの家族が出入りしている所は見ないな。寂しいから、
色々とうちに世話を焼いてくれるのだろう。

日曜日、相変わらず具合の悪い妻に変わり、子どもと遊んでやろうと庭に出た。

以前の住人も子持ちだったのか、小さな砂場がある。そこで砂遊びをさせていると、
砂の中から真新しいクマのぬいぐるみが出てきた。

子どもが埋めたのか?手に取ろうとして違和感を感じ、慌てて手を離した。

胴体の部分が赤い糸で縫い直されており、びっちりと針が埋め込まれていた。

先に子どもが触っていたら…ゾッとして警察を呼んだ。

庭で必死に説明したが、あまり真剣に取り合ってもらえなかった。
「この2、3年、よくそういうイタズラは聞くんですけどね。」

そんなやり取りをしていると、隣りのおばさんがひょっこり顔を出した。
「どうしたの?」
「気味悪い人形が庭に埋めてあったんです。悪意があるとしか思えません。」
「怖いわね~。それでお子さんは?」
「え?」
「怪我とかは大丈夫だったの?」

俺は明日にでも引っ越すことを決めた。

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014640935.html

昨日は少ししか会えなかったから

昨日は少ししか会えなかったから、今日は黙って彼の家まで来ちゃった。
リビングでこまごまとしたゴミを片付けて、台所で鼻歌混じりに包丁をふるう。

彼、帰ってきたらどんな顔するかしら。考えるだけで笑みがこぼれる。
そのとき、インターホンが鳴った。
モニターを見て、私は玄関に向かう。
きれいにしたばかりなのに、またゴミを片付けなきゃ。
まったく彼ったら話してくれてないことが多いんだから。

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http://kowablo.blog.jp/archives/1014640632.html

オランダといえば

オランダといえば、うちの田舎にこんな伝承がある。
でどでんこめんさん。
昔、江戸時代にうちの田舎に「でどでんこめんさん」って言う鬼?が現れたらしい。

大きくて肌が赤くて異様な服を着てたらしい。
で、「で どでん こめん、で どでん こめん」って繰り返すもんだからそう呼ばれたらしい。
でどでんこめんさんは鬼なのに怖がりで、
いつも震えていたから庄屋さんが蔵にかくまってあげたらしいけど、
結局、海から仲間が来て怖がるでどでんこめんさんをつれて帰ったらしい。
って言う話なんだが、
これって鎖国時代に出島から逃げ出したオランダ人の話かな?

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014640504.html

出張で泊まるホテル

出張で泊まるホテルは同僚が出るぞーって散々脅していたところだ。
ビビりな俺はカ゛クフ゛ルでその夜ベッドに入った。

案の定深夜にドアをノックする音がする。
ホテルの人かな? と思い声をかけたが返事がない。
もうドアを見るのも怖くて
ひたすらノックの音がする中夜が明けた。
ノックが止んだ後俺はすぐチェックアウトした。

出張から帰って同僚にノックの話をすると
「やっぱり出たか」とこんな話をしてくれた。
そのホテルは以前火事になり逃げ遅れた人がいたという。
その人は運悪く部屋の中に閉じこめられて、そのままなくなったそうだ。

ああよかった、ドアを開けていたら
今頃どうなっていたことか。

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014640264.html

とてもやかましい店だったので

とてもやかましい店だったので、そのパチプロ、
耳栓替りにパチンコ玉を左右の耳に詰めました。

ところがあまりぎゅうぎゅう耳の奥に詰め込んだので、
これが抜けなくなったのです。
耳掻きで取りだそうにも耳掻きをこじいれる隙間もありません。
一計を案じ、息子の持っている磁石で吸いだそうとしましたが、教材程度の磁石ではとても無理。
そこでそのパチプロ、知人が勤めるある企業の研究室を訪れました。
以前、そこの研究室に実験用に超強力な電磁石があるという話を聞いていたからです。

知人は呆れ返り
「はっはっは。バカなやつだなぁ。まぁいい。うちのは無茶苦茶強力な磁石だから、
簡単に抜けるよ。そこのところに耳をつけて」
パチプロは装置の磁石の所に、まず右の耳をつけました。
知人が電磁石のスイッチを入れます。
言葉どおり、その磁石は超強力で、パチンコ玉は瞬時に磁石に引き寄せられ、
カキーンカキーンという衝突音が研究室に響き渡りました。

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014640163.html

一人の女の子がいた

一人の女の子がいた。
性格は明るく、小学校ではたくさんの友達に囲まれていた。
また、女の子は大のおじいちゃん子で、おじいちゃんも女の子の事を本当に可愛がった。
しかし、おじいちゃんは今は入院しており、余命は長くなかった。

医師がもう残りわずかの命である事を伝え、女の子は両親に連れられ病院に行った。
病室で女の子の両親はおじいちゃんと話した後、医師の説明を受けに病室を出て行った。
病室には女の子とおじいちゃんの二人。
女の子はおじいちゃんに、学校の事や最近楽しかった事などいろいろな事を話した。
しかし、途中で女の子は泣きながら
「おじいちゃんいなくなるの?」
と聞いた。するとおじいちゃんは
「おじいちゃんが死んだら、お父さんとお母さんと一緒にかなしんでくれるかい?」
と言った。女の子は
「うん……でも死んじゃいやだよ」
とつぶやいた。

その後、女の子は家に帰ることになり、その次の日おじいちゃんは帰らぬ人となった。
女の子はその日、わんわん泣いた……。

一か月後、ある記事が新聞の隅に載った。

一部抜粋すると

「一家心中、動機は全くの不明。女の子の名前は斉藤加奈ちゃん」

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014640102.html

次の8つの単語の中から

次の8つの単語の中から、1つを自由に選んで見て下さい。
スキー、鼻水、コップ、温泉、ゴミ箱、コーヒー、冬、お土産

選びましたか?
では今度は、その単語と関係あると思うものを、次の8つの単語から選んで下さい。
電卓、雪、針、ティッシュ、米、まんじゅう、牛乳、電話

はい、ありがとうございます。
選んだそれを強くイメージしてから、次に進みましょう。
そのものの特徴を、次の8つの中から選んで下さい。
大きい、遅い、白い、鋭い、暗い、甘い、赤い、狭い

それでは最後に、その特徴に当てはまるものを次の8つの中から選んで下さい。
ナイフ、ピラミッド、砂糖、亀、犬小屋、宇宙、血、深海

選びましたか?
では、あなたが何を選んだかズバリ当てて見せましょう。

あなたが選んだものは、

砂糖 ですね?

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014639961.html

双子の幼女が誘拐された

双子の幼女が誘拐された。
双子はガムテープで目と口を塞がれた

犯罪者は
姉の耳元でヘリウム声になり囁いた
「抵抗したり逃げたら妹を殺すよ。」

さらに犯罪者は
妹の耳元でヘリウム声になり囁いた
「抵抗したり逃げたら姉を殺すよ。」

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014639869.html

ひき逃げにあって

ひき逃げにあって入院してたんだけど、やっと退院できた
仲の良かった友達が家に遊びに来た。

「病院にお見舞いにいけなくてごめんな」

「気にしないでよ」

「犯人の顔見たのか?」

「いや~、いきなりだったから覚えてないんだ」

「そうか」

「お前も気をつけろよ」

「あぁ、じゃあそろそろ帰るわ。今度はちゃんとお見舞いに行くからな」

「ありがとう」

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014639815.html

俺シスコンでさ

俺シスコンでさ、よく姉ちゃんと一緒に寝てたんだ。
ある日いつも通り姉ちゃんと寝てたら窓をコンコン…と叩く音が聞こえてきた。

怖かったけど意を決して見に行くことにした。姉ちゃんは爆睡中。俺ガクブル。
見に行ったのはいいけど近づいた瞬間音が急に止まったのね。
なんか拍子ぬけしたなーと思い就寝。

翌日朝起きると昨日のことを思い出して再び怖くなる。
思わず階段を踏み外してしまった。
母ちゃんが慌てて駆け寄ってきて
「何やってんの!」なんて言うから事情を説明。
すると母ちゃんは「ああ、あれはお父さんよ。鍵忘れてったのね、可哀想なことしちゃったね」だって。

ふざけんなバカヤロウ!!!!!!

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014639751.html

僕が廃墟に探検に行った時のこと

僕が廃墟に探検に行った時のこと。
二階には小さな子供部屋があって、僕は何か面白い物がありそうだからそっと入ってみた。

ボロボロの机に、一つ日記帳が置いてあった。でも中は真っさら。
なぁんだ残念、と思ったら、1番最後のページに、汚い字で日記らしいものが書いてあった。

『8/18 はれ

ねこふんじゃった
ねこふんじゃった
ふかふかの毛布にくるまった
ねこ、ふんじゃった
わざとじゃないよ
でも、ちょっといい気味だったよ

ネコさんはイタいとき、ニャアって鳴くけど、
ねこふんじゃったとき、ねこは泣かなかった。
なんでかなあ、ふしぎだなあ
あ、ママがゆうくんを呼んでる。
ずーっと呼んでる。

ゆうくん、まだ起きないのかなあ』

僕はなんだかゾッとして、日記帳を閉じた。

壁には、寝ている赤子の絵がかかっていた。

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014639661.html

新聞にも載らなかった話

新聞にも載らなかった話。
とあるマンション(市内では自殺の名所で知られてる。)で
女性の死体が見つかりました。

仰向けに寝かされた状態で
年齢は20~30後半くらい。革のミニスカ-トにストレッチブ-ツ。
上は何故か、分厚い灰色か黒のセ-タ-の上に
鮮やかな朱色の薄手のカ-ディガンを着ており
ストッキングを履いていたそうです。
ブ-ツの片方が脱げかけの様な中途半端な状態で
死後数時間というところだったそうです。
第一発見者が救急車を先に呼んでしまったために
遺体が搬送されてしまったので
警察を呼んだときにはもう既に遅しでした。
遺体の状況を、警察は発見者の方達から聞くしか術がなく
警察も、「ここは自殺が多いから自殺者でしょう。」と一言。
しかし、周りには多くの木が植えてあり
自殺である場合、その木々らが必ず折れたりしますし、
遺体を見た感じでは、外傷がなく、あまりにも綺麗すぎて
周りに血が飛び散った跡も無く、住人や発見者の目から見ても
「自殺者」では無い事は明らかだったそうです。
後日、新聞などチェックしましたが
まったく報道されずでした。
現在も報道されずです。後日、警察から聞いた話では
「外傷がないのに、全身の骨がすべて折れている状態。」とだけ
聞きました。被害者の女性がマンションで見つかった時刻は
朝の11時過ぎ。しかし、朝10時からこの遺体発見までの間
目撃者はなく、発見される10分前にいたっても
幾人かは「死体は無かった。」と証言しています。
問題は、このよく分からない事件が、
警察で止まってしまっている事です。
報道されれば、少しは身元の情報も得られるかもしれないのに。
自殺も迷惑ですが、遺体遺棄はもっと迷惑ですし
被害者の方も浮かばれません。
怖いのは、こういう運命にある事件も有るということかな。

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014639434.html

一人暮らし始めてだいぶたつけど

一人暮らし始めてだいぶたつけど、最近初めてストーカー被害に遭ってる。

ていうのも、毎日毎日ポスト(って言っても単身者用の安アパートだから、
ドアに穴が開いてて内側にボックスが付いてるだけの簡易なやつなんだけど)に
手紙が入ってるんだわ。無記名で宛名もないから、部屋がばれてるってことだよね。

手紙の内容もさ、最初のうちは「一目ぼれしました」とか「好きです」とか、
その程度だったんだけど、段々エスカレートしてきた。
最近は「なんで僕の気持ちに答えてくれないんだ」って逆ギレしてるのね。
まじわけわかんない。つーか怖い。

で、今日。家に帰ってきて、テレビとか見て一息ついて、あーあ今日も手紙着てるのかなーって、
憂鬱な気分で郵便受けのボックスを開けてみた。
そしたら、手紙と一緒に、猫の首が入ってるの。しかも私が毎日帰り道で可愛がってる野良猫。
手紙だけならまだ我慢できたけど、こんなことまでするなんて…
これ以上エスカレートしたら私も危ない目に遭うかも。
明日警察に相談しよう。

戸締りもしっかりしなきゃ

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014639291.html

脳死が確認されて

脳死が確認されて二週間を経過した彼の皮膚細胞は、無数のチューブに繋がれ、人工呼吸器と点滴によって生き続けていた。

しかしそれも、昨日までの話。彼は死んでしまった。
「すみません。手は尽くしたのですが…」
お医者さんはとても悲しそうな顔で告げた。
彼の亡きがらを抱いた時、とても軽くて、苦しかったんだと思う。
でも、もう苦しまなくていいんだよ?楽になれたね。
「………治療費は結構です」
決して裕福とは言えない私の状況を察してか、なんて優しいお医者さんなのだろう。
私はすぐに泣いた。
「……遺体を見るのは辛いでしょう」
お医者さんがシーツを被せる。
「……思い出は彼と共に焼いて忘れなさい」
この一言で私は立ち直れた
ありがとうございます。お医者様。

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014639201.html

これは、私が小学生の頃の話です

これは、私が小学生の頃の話です。学校からの帰り道、真っ黒な髪を腰まで
のばした女の子が、公衆電話の前に立っていました。その子が振り向いて
話かけて来た時に、その目が白く濁っていた事から、私は彼女が盲目である事
を知ったのです。その子は透き通った声で言いました「美加ちゃん、お葬式の
最中に悪いんだけど、私の代わりに電話をかけてくれる?」わたしは(何か
誤解されてるな)と思い乍らも、そこは突っ込まずに、それよりも彼女が何故
まよう事なく私の名前を言い当てたのか、知りたいと思いました。「どこか
で、会ったかしら?」すると彼女はクスクスと可笑しそうに笑い、本を
読むように饒舌に語り始めたのです。「クラスが違うから、知らなくても
無理はないけど、アナタの同級生よ。貴方は一組で私は六組。廊下の端
と端ですものね。でも私は、ずっと前からアナタを知っていた…。
目の悪い人間ほど、声には敏感なものよ。アナタはとても綺麗な声で、クラス
の人望も厚くて、よく皆の話題になってた・・・。だってアナタは優等生の
見本のような人ですものね。きっと私の頼みを聞いてくれると思ったの。
エゴイスティックな他の人たちとは大違い……」
なにかが狂ってるような気がしました。それでも私は、その少女の
いう通りに、ダイヤルを回し(当時はまだダイヤル式の公衆電話でした)、
少女のいう通りに、受話器を渡したのです。

女の子は、電話の向こうの誰かと声を潜めて話しては、時々こちらを見て、
にっこりと笑いました。その電話が終り、少女が去った直後でした。私が、
途方も無くおそろしいものに取り憑かれていた事に気付いたのは。

理由を詳しく説明する事はできません。私の
つまらない文章の意味を理解した者だけが、とり
かれる。そ
れが、この少女の呪いの
ルールなのですから。

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014639132.html

最近、部屋の様子が変なの

最近、部屋の様子が変なの。
何が変かって、具体的に分からないけど・・・。
例えば、TVのリモコンの位置とか、冷蔵庫の中身とか。

ほんとに、「あれ?」って思う位だけど・・・。
彼に相談しても、気のせいだって言うし。
もしかしたら、前に住んでいた人かなって思ったら、怖くなって大家さんに言ってみたの。
大家さんは、はっとした表情になって直ぐにその人に連絡してた。
「合鍵は作られましたか?」って。
大家さんは、抑止にはなったと思うけど、心配なら鍵を新しくしようかって。
怖いので、そうしてもらった。
これで安心だわ。

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014638975.html

姉から聞いたマジ実話

姉から聞いたマジ実話。
俺の姉は車通勤なんだけど、いつも近道として通る市道がある。

それは河沿いの、両脇が草むらになってる細い道なんだけど
田舎に住む人ならわかると思うけど、そういう道って
夏の雨が降った時とか、アマガエルが大量に出てくるんだよね
アスファルトの所々でピョコピョコ跳ねてて
踏まないように避けて走るのなんて不可能に近いわけ。
で、ある雨の夜。
案の定カエルだらけの道を姉は家へ向かってたんだけど
前方にノロノロ走る軽自動車があったんだって
運転者は姉ぐらいの若い女の人らしいんだけど
10キロぐらいのスピードで、フラフラ走ってて
追い越したくても追い越せないんだって。
「ここ通るの初めてなのかな?カエル避けて走るなんて無理なのに」
と思いつつしばらく後を走ったんだけど、右へ左へフラフラ
時々ブレーキ踏んだりして、全然先に進まない。
姉も我慢の限界で、クラクションを鳴らしたそうな
前の車の女は後続車が来てるのに気づいてなかったらしく
驚いたようにビクッとして、猛スピードで走って行ったんだって
「なんだ真っ直ぐ走れるんじゃん」と言った姉貴はその直後顔が真っ青になった

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014638914.html

あるひバイトの休憩時間に

ある日バイトの休憩時間に携帯を見たら
留守電に知らない番号のが入ってた

聞いてみたら女の声で
「○○(知らない男の名前)どうして出ないの?殺,すよ?許してほしかったら掛け直すか開けて。私本当に死ぬから」
って入ってた
内容にガクブルしつつこんな電話間違えんなよーと思ってたら
バイト終わってからまた同じ番号で入ってて
「ごめんなさい。間違えていました。ただの喧嘩ですので心配しないでください」
と入ってた
わざわざ弁解するなんて通報されると心配したんだろうか

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014638864.html

あるサイトで彼女と出会った

あるサイトで彼女と出会った。
そしてある日、初めてデートをした。
少し遅れたのか、彼女は怪訝そうな顔をしていた。

緊張していたのか無口な人で、あまり言葉を発さなかった。
目もあまり合わしてくれない。映画や食事を楽しんだ後、彼女の部屋に行った。
彼女は、人生に疲れたようだった、なのでプレゼントをあげた。
彼女は喜んでくれた。代わりに俺が好きなジグソーパズルをくれた。
俺は、一旦組み立てられたパズルを壊すのが好きな、変わり者だ。
翌朝1ピースを持って部屋を出た。

俺はいままで付き合った彼女でもパズルが好きだといって
ジグソーパズルをよくプレゼントとしてもらうのだが
1ピースだけ持って帰って、後は忘れるという変な癖がある。

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014638767.html

ある数学の教授がいた

ある数学の教授がいた。
彼は家に帰る途中に1枚のコインを拾った。
片面には三角形の模様、もう片面には星の模様が彫ってあった。

教授は確率について研究をしていたので、
このコインの「裏」の出る確率をしらべようとした。

しかし、教授はどっちが「裏」かわからない。

翌日、教授はいろんな人にこのコインのことを尋ねてみた。
しかし、皆見たことすらないという。

その日から、教授は常にコインを持ち歩き
人に会えば、その度コインについて訊いていた。
暇があればコインを投げて、出た面をチェックしていった。

それからどれくらいの月日が経っただろうか、
どれくらい教授はコインを投げただろうか、
ついに「三角」の出る確率と「星」の出る確率が割りだされた。
三角…25%  星…75%
信頼できる確率である。

しかし、教授は「裏」の出る確率が知りたかった。

結局どちらが「裏」かわからないまま

教授は死んだ

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014638695.html

高校は離れたんだけど

高校は離れたんだけど近所の友達
友達っても母親同士が仲良しな位で
あんまり付き合いはない

そいつが入院したんで見舞いに行った
何で入院したのか知らないんだけど行ったら寝てた
枕元には千羽もない百羽位の折り鶴が吊ってあって
ちょっと触れてみると
『クラス一同より』って書いてあった
強く引っ張ったのか鶴が2つ落ちた
うわっ縁起悪いかも、、と慌てて拾ったら
そいつが目を開けた
他愛ない話して帰宅した
ポッケに折り鶴が入ってた
何となく広げてみると、折り紙の裏に

2つとも『死ね』と大きく書いてあった

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014638596.html

前の勤務先の同僚が

前の勤務先の同僚が俺の職場に立ち寄った
お互いに既婚者だが俺らはよく飲みに行ったり遊んだ仲だった
久ぶりに合ったんで近所の喫茶店に行った俺が

「最近どーよ、悪いことしてる?」

すると彼は笑いながら始めた。
話はこうだ。
一年程前から10歳下の愛人がいて、クリスマスは22・23・24・25日と
彼女のマンションで一緒に過ごした。
当然自宅に帰らず家庭はメチャクチャ。

しかし小学生の娘がいるので可愛そうに思い25日の19時頃家に帰ることにした。
それを止めようと泣き叫び懇願する女。
最後は喧嘩となり、ようやく女を振り切り11階からEVに乗った。
そして笑いながら更に話を続けた

「マンションのエントランス出て、外に行ったらそいつ居たよ」

解説はこちら↓
http://kowablo.blog.jp/archives/1014638242.html

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https://matome.naver.jp/odai/2141887267654011601
2014年12月31日