【音楽トリビア】ベートーベンのお墓の隣はシューベルト

takasakiyuudai
話のネタに、音楽トリビアからベートーベンとシューベルトの関係をフューチャー!
ベートーベンとシューベルトのつながり

1822年シューベルトは作品10のピアノ連弾曲を、ベートーヴェンへの献辞を添えて出版した。そしてその作品を持ってベートーヴェンを訪ねたが留守で会えなかった。たった一度の会話の機会はこれで無くなってしまった。

1826年10月、ベートーヴェンは病床についた。これが結局再び起き上がることのない死の床であった。病状は一進一退で、気分のいい時にはヘンデルの40冊の全集を楽しんだりしていた。
その床の中でシューベルトの歌曲を知ったベートーヴェンは「この作曲者は本当に神聖な焔を持っている」と褒めた。しかしシューベルトにとって、偉大な巨人からの承認と賛辞は余りにも遅すぎた。

ベートーベンの死
ベートーヴェンの死の数日前、見舞い客の中にシューベルトの姿もあった。長い間敬虔な気持ちで、死に直面している先輩の病室にじっと立っていた。ベートーヴェンは彼を認めたようだったが、シューベルトはその表情を読むことが出来なかった。しばらくして崇高な感動を胸に収めながら部屋を立ち去った。
そしてベートーヴェンの死。シューベルトも柩を取り囲んで進む36 人の炬火を持つうちの一人だった。
シューベルトの死

シューベルトは遺言で「彼の隣に埋めてくれ」と残しており、この願いは叶って、二人の墓は隣同士になりました。

二人の遺体は、ヴェーリング墓地(現・シューベルト公園)に収められました。

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2014年12月17日