まずはステレオとモノラルについての違いを解説。
●モノラル
モノラルの“mono”とは「単一」を意味をします。
つまり、一般的にマイク一つで録音された音源のことを指します。
身近な例を挙げると、スマホやiPhoneなどのアプリでの録音は、マイクが一つしかない為、モノラル録音に当たります。
モノラル録音された音源は、ステレオスピーカーであっても、左右から同じ音が流れます。
最近は、ステレオの普及により、廃れてきてしまいましたが、モノラル音源のメリットは、広い場所での音源を再生する際に、ステレオと違い、何処から聴いても“同じ音”になるので、そのような環境での使用に適しているといえます。
●ステレオ
ステレオ録音とは、モノラル録音が一つのマイクからなのに対して、
二つ以上のマイクを使用した、録音を指します。
マイクが2本になることで音源からの時間差が録音され、上下左右に広がる立体的な音場が形成されます。
モノラルだと奥行きは再現されますが、左右の広がりは難しくなります。
モノラルとステレオ違いは分かっていただけたでしょうか? では、バイノーラル録音とはなんぞや。
●バイノーラル
こちらはダミーヘッド。
もちろん、自分の耳でも録音できますよ。
バイノーラル録音(バイノーラルろくおん、 英語: Binaural recording)とはステレオ録音方式の一つで、人間の頭部の音響効果を再現するダミー・ヘッドやシミュレータなどを利用して、鼓膜に届く状態で音を記録することで、ステレオ・ヘッドフォンないしイヤフォン等で聴取すると、あたかもその場に居合わせたかのような臨場感を再現できる、という方式である。
バイノーラル録音 – Wikipedia
広義ではステレオ録音に、分類されるが、その最大の特徴はイヤフォンやヘッドフォンでの再生に特化されたものということ。
バイノーラルマイクを自分の耳に装着することで、自分がその時、その場で聴いた音をそのまま再現することができます。
その差は一目瞭然(いや“一耳瞭然”かな。笑)
実は、バイノーラル録音の歴史は意外と古く、19世紀後半に登場したのだとか。
ステレオ録音などの普及により、長い間、マニア以外には知られない存在だったが、
近年、雑誌などで取り上げられたり、イヤホンユーザーの増加から、
バイノーラル録音、特有の音源の臨場感がウケて人気が再燃しています。
通常のステレオとの違いが分かりやすい、比較音源があったのでupします。
ぜひ、お手持ちのイヤホンで聞いてみてください。
因みに、筆者のおすすめのバイノーラルマイクはコレだ!!!
アドフォックス社 BME-200
・イヤホンを装着するとマイクロホンも同時に耳に位置し、臨場感あふれるバイノーラル録音を可能にします。ビデオカメラやレコーダー等に直接接続して臨場感あふれる録音ができます。
・音響機器開発で培った技術と、 補聴器開発で得たノウハウを生かし、耳に装着して簡単にバイノーラル録音を 可能にするマイクロホンとして開発しました。
・イヤホンを装着すると同時にマイクロホンが耳の音の入り口に位置することになり、この状態で録音すると、バイノーラル録音をすることができ、もちろんイヤホンで録音中の音を聞く(モニタする)こともできます。
・高解像度で、ダイナミクスの急激な変化にも強く、とても自然で、両耳で聴いたままの音が録れます。
・とても立体的に音が運動したり変化する様子をとらえることができます。
音楽の録音だけでなく、運動会の声援、海外旅行の街角の音、映像だけでは表せない思い出がよみがえります。・鳥の鳴き声、川のせせらぎ、砂浜に打ち寄せる波の音、もちろん、音だけでも十分楽しめます。
Amazon.co.jp: 高音質バイノーラルマイク Adphox BME-200 フィールドレコーディング 生録 立体音響録音用 イヤホン付き: 楽器
もし、気になったようなら使ってみて下さい。
https://matome.naver.jp/odai/2141836140277166301/2141837064791789403