小さな子どもに「もっと楽しくご飯をたべてもらいたい」という思いから生まれた、はごろもフーズの『きなこちゃん』『きなことちゃんと黒ごまくん』。女性中心の社員チームで開発された、ほんのり甘さのあるふりかけである。
ほんのり甘いふりかけ『きなこちゃん』『きなこちゃんと黒ごまくん』はトッピングにもオススメ! | おためし新商品ナビ
同商品開発のきっかけは、「子供たちにもっとごはんをおいしく食べてほしい」と考えた開発担当の女性社員が、幼少の頃からの大好物だった「きなこかけごはん」に着目したこと。同社初の女性中心の開発チームでこのふりかけを完成させたが、当初、社内での評価は微妙だった。社内にはきなこかけごはんを食べたことがある人はほとんどおらず、「甘いふりかけ」に対しては「う~ん」と顔をしかめる男性社員も多かった。
きなこ味の“甘いふりかけ”が売れている 日経トレンディネット
しかしモニター調査では多くの子どもが「甘くておいしい!」と、好意的であることが判明。食べるときにむせてしまうことがあるのを、フレーク状にすることで解決。良質の植物性たんぱく質やポリフェノールなどを多く含む栄養豊富なきなこに、子どもに不足しがちなカルシウムも加えて、同商品を完成させた。
売れている理由について「甘いふりかけが珍しいこと、またパッケージの印象が強く人目を引きつけることがあるのでは。甘いきなこながらふりかけらしくサクサクした食感なので、アイスやヨーグルトにもトッピングできることも評価されていると考えられる」(はごろもフーズ 経営企画部広報グループ 和泉孝明氏)。
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「食の細い子どもが、ごはんを残さず食べてくれた」と喜ぶ母親の声が多く寄せられており、同商品をおやつとしてそのまま食べる子どももいるという。
同社では2商品合わせ、2014年度中に40万8千個の売り上げを目標としている。
きなこ味の“甘いふりかけ”が売れている 日経トレンディネット
きな粉は粉末の為、食べた時に喉に貼りついてむせてしまう経験がある人もいるだろう。その点、『きなこちゃん』はそういった心配がなく、食べやすいのも良い点かもしれない。