はじめに:プラモデルって?
一般的なプラモデルはガンプラほど簡単にはいきません
組み立て、実物に近づけるには「接着」「塗装」などの工程が必要となってきます。
でも!そこがプラモデルの面白いところでもあります!
切り貼りするだけでは完成しない・・・要するに自分で工夫できる部分が大きいということです。
ハードルが高いと感じるかも知れませんが、最初だけです(おそらく)
まずは形から。キットと道具を調達してしまいましょう。
ここからは必要な準備の話です(①~⑥)
今回は戦闘機プラモを例に挙げて話を進めていきます。
まずはプラモデルのキットから。
①プラモデルキット~1500円ぐらいを選ぶ~
大きく分けてメーカーは「タミヤ」と「ハセガワ」があります。プラモ大手タミヤですが、中には海外メーカーのOEM商品(粗悪な場合がある)も紛れているようです。
・1/72ぐらいのあまり大きくないもの(標準的なサイズで作りやすい)
・手間暇かけて作りたいと思えるもの!
★組付けの良さなどを調べるために、商品ページのレビューを参考にするのもひとつです。
※組み立て時に特別な工具を使用する製品もあるので、メーカーHPにて一度確認することをおすすめします。
②基本ツール8点~100均で揃います~
パーツを取り外したり、不要な部分を切り取ったり削ったり。
最低限の工程を為すために必要な道具です。
その他(最悪無くても何とかなるもの)
・ピンセット
・紙やすり
・つまようじ
・ハサミ
・カッティングマット
★どれも100円ショップに置いてあるので、ケチらず全部揃えてしまうのが吉です。
★お金の余裕とこだわりがある方にはプラモデル専用のツールをおすすめします。
③接着剤
必須アイテムです。
流し込みタイプなども有りますが、最初は一般的な接着剤を一つ持っておけば大丈夫でしょう。
★★ここまでで一応組み立てまでは出来ます★★
現時点①~③
1500(キット)+800(ツール8点)+300(接着剤)=2600円
ここからは、より実物に近づけるために必要なものを挙げていきます。
④プラモデル用塗料~初心者は缶スプレーを~
塗装方法にはエアブラシ・缶スプレー・筆塗りの3種類があります。
どの塗装方法を選ぶかで必要な準備も変わってきます。
(玄人はエアブラシ+筆塗りの組み合わせらしい)
・缶スプレー:エアブラシほど表現能力はないが、低コストでエアブラシの真似ができる。
・筆塗り:一番低コストだが、塗装技術が必要とされる。
★これらを踏まえて、初心者はスプレーを選択するといいでしょう。
塗料には大きく分けて3つの種類があり、ラッカー系、水性アクリル、エナメルです。
基本となるこれらの塗料はビンに入っていますので、取り出して使用します。
塗料は希釈して塗装しますので、塗料に合わせて溶剤も専用の物が必要となってきます。
大型の艦船模型や車のボディ、飛行機などの平らな面、広い範囲を塗装する場合はスプレー缶の出番です。エアブラシのように吹き出す力を調整はできませんが、キレイな塗膜を作ることが出来ます。
間違った塗装を防ぐための道具です。
塗装面以外をこのテープで覆い、塗装をすることで綺麗な塗り分けが可能になります。
スプレー・エアブラシの工程では必須となります。
プラモデルにできた傷や凹凸、改造後にできた気泡や隙間をなくす下地の目止め塗料です。
また、サーフェイサーで表面処理をすることで塗装時に色のノリが良くなります。
要するにファンデーションのようなもの。より綺麗な塗装を目指す方にとっては必需品です。
★飛行機のカラーに関しては、実機で採用されている色を再現した塗料がクレオス(ホビー用品メーカー)から販売されています。
⑤スミいれペン~凹凸を強調させる~
プラモデル表面に形成されている凹部分を黒く塗ることでリアル感が増します。
玄人はエナメル塗料を溝に流し込むようですが、初心者はガンダムマーカーで十分だと思います。
⑥コート剤(400円程度)~400円で雰囲気を出す~
トップコート(つや出し)もあり、こちらはプラモをテカテカに仕上げます。
完成形のイメージによって使い分けましょう。
↓★初期費用を計算します!↓
最初の買い物例(@amazon&100均)
今回はAmazonと100均で購入すると仮定。
【初期費用一覧】
\1,173 1/72 ウォーバードコレクション WB-57 SU-27 B2 シーフランカー
\800 基本ツール8点 ※
\476 リモネンセメント 40ml ※
\343 Mr.トップコートつやけし B503 ※
\411 Mr.サーフェーサースプレー 1000 (徳用) B519 ※
\300 タミヤ マスキングテープ 87031 ※
\210 ガンダムマーカー スミイレ ふでペン グレー GM21 ※
\600 Mr.カラースプレー グランプリホワイト S69
\411 タミヤスプレー No.51 TS-51 レーシングブルー 85051
\411 タミヤスプレー No.58 TS-58 パールライトブルー 85058
\700 エアーモデルスプレー No.05 AS-5 ライトブルー 86505
\518 Mr.カラースプレー シルバー (銀) S8
●●●合計 \6,353●●●
★今回はフランカーを3色迷彩にしたいので、青系統のスプレーを3種類選びました。白は機首、銀は排気ノズル用です。
★最寄りのプラモデル店で揃えることができれば、これより安価に抑えることが出来ると思います(無い方はネット通販で揃えましょう)。
ゼロから一通り揃えても7000円弱!!!
新しく始める趣味としては安いのではないでしょうか。
初期費用一覧の中の”※”印がついたものは次回にも使える汎用的なツールです(※印の合計 \2,540)
汎用的なツールは需要が高いので、ネット通販でも送料無料で安価に揃えることが出来ます。
準備のポイント!
まずプラモ店(ヨドバシカメラでもOK)へ足を運び、揃えきれなかったものを通販で購入する、という順序が一番安上がりに済ませるポイントだと思います。
★準備が面倒な方向けにセット売りもあります・・・が高い。
★動画解説~プラモデルの雰囲気をツカむ~★
プラモデルを作る、より具体的なイメージが出来ると思います。
ぜひ一度ご覧ください。
★役に立つ玄人の作品集。すごい。★
プロです。作ろうと思ったキットの工程・完成形を見ることが出来ます(戦闘機中心)
参考にさせて頂きました。
★模型制作で必要となる技術が特集されています★
実際に組立・塗装をするときに役立ちます
ガンプラは、初心者でも取っ付き易いように
「タッチゲート」「スナップフィット」「色プラ」
などの先進的な技術を採用している、プラモデル界では特殊な存在です。
ガンプラが有名なのでプラモデルを誤解していた方も多いのではないでしょうか・・・?