【3分で分かる】産経新聞前ソウル支局長  起訴問題

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産経新聞・前ソウル支局長が韓国の市民団体に起訴され
“情報通信網法の名誉棄損罪”で2014年10月8日起訴された
産経新聞前ソウル支局長の起訴、極めて遺憾=菅官房長官| Reuters

“情報通信法の名誉棄損罪”とは…
●「人を誹謗する目的で情報通信網を通じ
公然と偽りの事実を挙げて他人の名誉を毀損した者」

●7年以下の懲役10年以下の資格停止または
約495万円以下の罰金に処する
産経ソウル支局長を名誉棄損罪で在宅起訴! | 最近思うこと 佐々木知子法律事務所

問題となった記事は「韓国・朴大統領がセウォル号事件があった当日男性と会っていたという噂がある」という記事を掲載(全文はリンク)
【追跡~ソウル発】朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?(1/8ページ) – 産経ニュース

しかし忘れてはならないのがその記事のほとんどが「朝鮮日報」という韓国紙の引用。ただ、決定的に違うのが産経新聞は「証券街の関係筋によれば朴大統領があっていたのは元側近の男性」と明示したこと

「男性と会っていた」というウソ(韓国によると)により
朴大統領の「名誉を棄損」したということで起訴されたのだ

ちなみに「朝鮮日報」は口頭注意のみで特に起訴などされていない

裁判のポイントは
①産経新聞側が朴大統領を誹謗・中傷する目的があったかどうか
②記事の真実性があったかどうか
朴槿恵大統領への名誉棄損・「産経新聞」前ソウル支局長・きょう初公判(日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋])

検察側は
①「朴大統領を誹謗する目的で虚偽の事実を報じた」
②朴大統領と元側近は当日面会しておらず綿密な男性関係にもない

産経新聞側は
①「公益性があった。誹謗する目的ではない」
②ウソの内容を掲載したとは言えない

実は韓国では、過去にも同じ
“情報通信法の名誉棄損罪”で有罪になった者がいる

①今年9月主婦がネットに「朴大統領と元側近が男女関係にある」
⇒懲役4か月

②今年5月 ある牧師がインターネット放送で
「朴大統領が国会議員時代の2002年に北朝鮮を訪問した際
金正日総書記に53億円渡した」
⇒虚偽の事実を伝えたとして懲役1年6か月
【韓国】朴大統領の私生活をネットで批判した主婦に懲役4ヶ月 – ViRATES [バイレーツ]

この問題を受け各国のメディアは…

●アメリカ・ウォールストリート・ジャーナル
「名誉棄損による起訴は“自己検閲”を促すことになる」

●イギリス エコノミスト誌
「朴政権は民主主義を侮辱しているのではないか」

●国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」
「唖然としている。今回の起訴は非難すべき」

●日本記者クラブ 10月9日に声明発表
「自由な記者活動を脅かす」

2014年11月27日に初公判が行われ、
次回裁判は2015年の夏ごろとみられているが
はたしてこの問題の行方は…?

https://matome.naver.jp/odai/2141740307420812101
2014年12月01日