外国人が人生をかけて日本の伝統芸能・伝統技術を守り抜く

エバーフレッシュ
日本人でさえなり手が少なくなってきている日本の伝統芸能や伝統工芸、伝統技術。これらに魅せられ、人生をかけた外国人が多数おられます。

▶︎▶︎▶︎ 狂言師

京都で大蔵流狂言を学ぶチェコ人のヒーブル・オンジェイ(31)さん。
外国人狂言師|あなたの笑顔 それは道標

狂言のせりふ回しは難しいのに、オンジェイさんのせりふは完璧。着物を着こなし日本語も流暢で、顔は外国人でも日本人にしか見えない。
外国人狂言師|あなたの笑顔 それは道標

17歳の頃、パントマイムに興味を持って調べているうちに日本の狂言に出会い、狂言のビデオをみて見よう見まねの狂言を仲間とやっていた。
外国人狂言師|あなたの笑顔 それは道標

オンジェイさんの初舞台は同志社大学の狂言サークル時代、京都市内の八坂神社の舞台。
外国人狂言師|あなたの笑顔 それは道標

2006年の茂山千五郎家の大蔵流狂言フランスツアーに、オンジェイさんはコーディネーターとして同行した。
外国人狂言師|あなたの笑顔 それは道標

▶︎▶︎▶︎ 落語家(1)

ロンドンでグラフィックデザイナーとして働いた後、アルバイトで生計を立てながら、2年間で世界20カ国以上をバックパッカーとして放浪中、ニュージーランドでのルームメイトが大阪府在住だったことから、1990年に来日。
ダイアン吉日 – Wikipedia

友人宅で居候をしながら日本語を学習するなか、日本の文化、とくに着物に魅せられる。
ダイアン吉日 – Wikipedia

バルーン・アーティストとしても活躍するなど多彩な才能を持つ大道芸人でもある。
ダイアン吉日 – Wikipedia

▶︎▶︎▶︎ 落語家(2)

桂三輝(かつら・サンシャイン)さんは、現在上方落語界でただ一人の外国人落語家だ。
カナダ人落語家 桂三輝さん バーナビー、リッチモンド含め、北米25都市で公演予定:JBpress(日本ビジネスプレス)

日本の伝統芸能である能に興味をもち1999年に来日。
桂三輝 – Wikipedia

トロント出身で劇作家だった三輝さんが桂三枝(2012年に6代目桂文枝を襲名)の名で知られる落語家のもとに弟子入りを果たし、下積みを経験して桂三輝の名を手にしたのは6年前。
カナダ人落語家 桂三輝さん バーナビー、リッチモンド含め、北米25都市で公演予定:JBpress(日本ビジネスプレス)

今は日本内外で落語を演じてきた彼の姿をYouTubeでも数々目にすることができる。
カナダ人落語家 桂三輝さん バーナビー、リッチモンド含め、北米25都市で公演予定:JBpress(日本ビジネスプレス)

▶︎▶︎▶︎ 箏奏者(生田流)

箏奏者のアメリカ人、カーティス・パターソンさんは、生田流の教師も務めている。
さわれば音が生きるお箏 無限の可能性に引かれ続ける | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉:日経BPオールジャンルまとめ読みサイト

米国シカゴ出身。コーネル大学在学中に箏に出会い、1986年に来日。
箏の大合奏専門集団〜箏衛門(そうえもん)メンバー

生田流箏曲の基本である地唄、段物等を学び、日本の伝統音楽への理解を深める。
C.Patterson & B.Huebner 2人のアメリカ人による箏・尺八 DUO – 日本の音楽

以後、10数年にわたり、それぞれ全国で演奏活動を続けています。
『箏と尺八が描く日本の風景』カーティス・パターソンとブルースヒューバナー”DUO”

▶︎▶︎▶︎ 琵琶奏者

スイス人音楽学者のシルヴァン・ギニャール博士(Silvan Guignard/54歳)は「青い目の琵琶法師」とも呼ばれる。
青い目の琵琶法師 日本の伝統を受け継ぐスイス人音楽学者 – SWI swissinfo.ch

大学卒業後は日本文部省留学生として大阪大学へ留学する傍らで、人間国宝、筑前琵琶 日本橘会 宗範である山崎旭萃の元で筑前琵琶を学ぶ。
シルヴァン・旭西・ギニャール – Wikipedia

今年の6月5日に逝去した人間国宝の琵琶奏者、山崎旭翠(ぎょくすい)に23年間師事した唯一の外国人で、筑前琵琶の演奏家。
青い目の琵琶法師 日本の伝統を受け継ぐスイス人音楽学者 – SWI swissinfo.ch

ギニャール氏は元々ショパンの専門家であり、西欧の中世音楽の研究なども手掛けていた音楽学者だ。
青い目の琵琶法師 日本の伝統を受け継ぐスイス人音楽学者 – SWI swissinfo.ch

しかし、チューリヒ大学で民俗音楽を教わった日本人の恩師、音楽学者の前田昭雄先生の手ほどきで邦楽に興味を持ち、来日したのが琵琶への出会いの第一歩だった。
青い目の琵琶法師 日本の伝統を受け継ぐスイス人音楽学者 – SWI swissinfo.ch

▶︎▶︎▶︎ 和紙工芸家

高岡郡梼原町太田戸上舞地区に暮らす和紙工芸家、ロギールアウテンボーガルトさんは、出身地であるオランダで和紙に出会い衝撃を受け、1980年に来日。
こうち森のささやき│檮原和紙&紙漉体験できる宿 かみこや ロギール・アウテンボーガルトさん

高知県伊野町(現在のいの町)に生活の拠点をかまえ、和紙職人の道へ進みます。
こうち森のささやき│檮原和紙&紙漉体験できる宿 かみこや ロギール・アウテンボーガルトさん

ロギールさんとその妻の千賀子さんが営む「梼原和紙&紙漉体験民宿かみこや」は、天狗高原からの風が吹き込む穏やかな風景の集落の高台にたつ。
「和紙の可能性を訴える」ロギール・アウテンボーガルトさん | ウエブマガジン四国大陸

「かみこや」はロギールさんの工房であり、この地へ赴いたお客さんをおもてなしする場所であり、和紙の魅力を伝えていくための場所でもある。
「和紙の可能性を訴える」ロギール・アウテンボーガルトさん | ウエブマガジン四国大陸

ロギールさんの和紙づくりは畑から始まります。自分の畑に、和紙の原料となる楮・三椏を植え、育てています。
こうち森のささやき│檮原和紙&紙漉体験できる宿 かみこや ロギール・アウテンボーガルトさん

▶︎▶︎▶︎ 藍染職人

20代の頃、カナダを飛び出して、アジアやヨーロッパ各国を旅して回った。日本に来日したのは1989年。
ブライアン・ホワイトヘッド(藍染・織物職人) | 藤野里山交流協議会

何をやろうか考えている時に、藤野で草木染めや養蚕、織物のことを知った
ブライアン・ホワイトヘッド(藍染・織物職人) | 藤野里山交流協議会

ブライアンさんは、原料づくりから織りまで、すべてを自分の手で行なっている。
ブライアン・ホワイトヘッド(藍染・織物職人) | 藤野里山交流協議会

昔の日本では当たり前に行なわれていた伝統的なスタイルだが、今ではここまでこなす職人や作家はほとんどいない。
ブライアン・ホワイトヘッド(藍染・織物職人) | 藤野里山交流協議会

日本の伝統文化を伝えるブライアンさんの行動や言葉のひとつひとつが、私たち日本人に、日本文化のすばらしさを教えてくれている。
ブライアン・ホワイトヘッド(藍染・織物職人) | 藤野里山交流協議会

▶︎▶︎▶︎ そば打ち職人

アルジェリア出身の「手打ちそば 蕪庵(かぶらあん)」店主、ベルアザニ・ラクダールさん。
そばは生き物 「日本の味」をおいしく食べてほしい | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉:日経BPオールジャンルまとめ読みサイト

日本料理とかかわるようになったのは、車のエンジニアとしての勉強をしていた大学時代だ。
そばは生き物 「日本の味」をおいしく食べてほしい | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉:日経BPオールジャンルまとめ読みサイト

パリですでに7年以上日本料理の経験があったにもかかわらず、店では新人ということで、洗い場の時代が長く続いた。経験があっても、それに相応した仕事をさせてもらえない、そんな日本のシステムに疑問も感じた。
そばは生き物 「日本の味」をおいしく食べてほしい | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉:日経BPオールジャンルまとめ読みサイト

浅草で4年半ほど働いたあと、独立を果たす。出資者でもある義母の提案もあって開いたのが現在の「蕪庵」。
そばは生き物 「日本の味」をおいしく食べてほしい | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉:日経BPオールジャンルまとめ読みサイト

▶︎▶︎▶︎ 陶芸家

オーストラリア人の陶芸家、ユアン・クレイグさんは、「器と料理が対話している」日本にあこがれて来日。
料理に合わせて器を考える日本 陶芸家の楽しみも多い | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉:日経BPオールジャンルまとめ読みサイト

食器にこだわり、柳宗悦や濱田庄司らが興した民芸運動の心である「用の美」にこだわり、現代の「用の美」を追求している。
料理に合わせて器を考える日本 陶芸家の楽しみも多い | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉:日経BPオールジャンルまとめ読みサイト

1992年に独立し、1994年に晴れて自分の窯を持った。この際、クレイグさんが継ごうとこだわった伝統は、薪を燃料とする薪窯で焼くことだ。
料理に合わせて器を考える日本 陶芸家の楽しみも多い | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉:日経BPオールジャンルまとめ読みサイト

▶︎▶︎▶︎ 包丁店経営

堺の包丁の切れ味に魅せられたカナダ人男性が、 大阪・新世界に包丁専門店を構え、PRに奮闘している。
海外からのビックリニュース!! : 【大阪】「なんて切れ味なんだ!」カナダ人男性、堺の刃物に感動 包丁専門店を出店

TOWER KNIVES OSAKA」を営むカナダ人のビヨン・ハイバーグ(45)だ。
堺の包丁 クールに売る(世界へ 関西スピリッツ)  :日本経済新聞

外国人観光客に、堺の職人技のすごみが伝わっていないと考えたためで、通天閣見物に来た客に向け、包丁の使い方の実演をしたり、刃の研ぎ方を解説したりする日々を送っている。
「なんて切れ味なんだ!」カナダ人男性、堺の刃物に感動 包丁専門店を出店|はや速

夢は「堺の包丁が、世界中の料理人の手に渡ること」だという。
「なんて切れ味なんだ!」カナダ人男性、堺の刃物に感動 包丁専門店を出店|はや速

https://matome.naver.jp/odai/2141657669356877301
2014年11月25日