【世界トイレの日】6億人がトイレ無しで生活するインド、「すべての人にトイレを」の声よ届け!

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11月19日は「世界トイレの日」。国民のおよそ半数、6億人以上がトイレのない生活を送るインドで、トイレの整備を進め衛生環境の改善を訴える催しが行われました。

6億人がトイレ無しで生活するインド

経済発展の裏に残る貧困
深刻な格差社会は日本以上です。
インドの公衆トイレ
ただでさえ数の少ない公衆トイレ、たまにあっても環境は劣悪。プライバシーも衛生観念もあったもんじゃありません。

6億人がトイレの無い生活を送るインドでは、衛生環境が悪いため、毎年多くの子どもが下痢などで命を落とし、女性に対する性犯罪も相次いでいることから、モディ首相はトイレの整備を国の優先課題に掲げています。
世界トイレの日 インドで「衛生環境改善を」 NHKニュース

インドでは携帯電話の方がトイレより普及している!?

ポリタンクに集められる水
この水が飲用、風呂用、そしてトイレ用に使われるそうです。この水も果たしてきれいなのかどうか…

インドでは、携帯電話を持つ人口のほうが、衛生的なトイレを使える人口をはるかに上回っている。
インド、携帯電話使える人より清潔なトイレのほうが少ない 国連報告 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

インドの携帯電話の加入者数は5億6373万人と、総人口12億の半数近くに上る。ところが適切に衛生管理されているトイレを使える人は、人口の3分の1程度の3億6600万人にとどまっている。
インド、携帯電話使える人より清潔なトイレのほうが少ない 国連報告 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

経済成長を追い求めるあまり足元が見えなくなっていることが浮き彫りになっていますね。

11月19日は「世界トイレの日」

トイレがあるのは当たり前だと思っていませんか?
世界ではまだ三人に一人トイレが使えない人がいます。
インド人の72%が衛生設備を利用できていない
世界ではいまだ、道ばたや草むらなど、屋外で用を足す人々が大勢います。そのうちの約9割が、農村部で生活を営む人々です。屋外排泄をすることによって、排泄物に含まれる病原菌が人の手やはえなどの虫、川、地面などを介して人の口に入り、下痢やかぜなどの病気をひきおこします。
屋外で用を足すインドの子どもたち
それらが原因で、免疫力の弱い子どもたちは下痢を発症し、1日に1400人もが、命を落としています。
凶悪犯罪の温床にも。
鍵付きドアや仕切りもないので、強姦などの犯罪も多発し、女性の尊厳の問題にもなっています。トイレがないからという理由で学校を休む女の子も少なくありません。
世界トイレの日プロジェクト
そんなトイレにまつわる問題を、世界のみんなで考え、少しでも改善していくために。2013年、国連は毎年11月19日を「世界トイレの日」(World Toilet Day)と定めました。

過去20年ほどの間に、トイレを使える人たちの割合は、少しずつ増加してきました。1990年には49%であったその割合は、2012年末までに64%まで向上。しかし、ミレニアム開発目標で掲げているように、2015年までにトイレを使える人の割合を75%にすることは、現状とても困難です。
ユニセフ「世界トイレの日」プロジェクト | UNICEF World Toilet Project

2001年11月19日に「世界トイレ機関(WTO: World Toilet Organization)」が創設され、「世界トイレサミット」が創設されました。それにあわせて「世界トイレサミット」を開催。その日を記念して「世界トイレの日」が誕生したのです。翌年以降も、毎年11月19日にはトイレの問題を考えるイベント・取り組みが世界各地で開催され、その広がりを受け、2013年7月24日の国連総会で「世界トイレの日」が正式に制定されました。
ユニセフ「世界トイレの日」プロジェクト | UNICEF World Toilet Project

トイレが当たり前の日本では想像できませんね。

世界トイレの日2014 in インド!

ニューデリーで行われたイベント
インドの首都ニューデリーでは18日、「世界トイレの日」を前に、トイレの整備を支援するNGOが催しを開き、子どもたちやトイレの無い生活を送る人たちなど数百人が集まりました。
トイレを手にした人々が行進!
参加した人たちは「屋外で用を足すのはとてもつらいものです」とか、「早く家にトイレが欲しい」などと話していました。

https://matome.naver.jp/odai/2141635687767542201/2141636244975139003
大物女優も参加!
中央にあるトイレ、相当大きそうですねw
「トイレの聖人」パタック博士が主催
インドでは、人々が屋外に排泄した物は、モヘンジョダロ(インダス文明の都市遺跡)の時代から、アンタッチャブル(不可触民)の階層の人々が、手で処分をしてきたという事情がありました。その人々を解放し、他の仕事に就かせる活動をしているのがパタック博士です。

インドの首都ニューデリーでは18日、「世界トイレの日」を前に、トイレの整備を支援するNGOが催しを開き、子どもたちやトイレの無い生活を送る人たちなど数百人が集まりました。参加者は簡易な便器などを手に行進し、「すべての人にトイレを」などと訴えました。
世界トイレの日 インドで「衛生環境改善を」 NHKニュース

主催したNGOの代表のビンデシュワ・パタックさんは「トイレを整備することで健康へのリスクを減らし、女性の尊厳や安全を守らなければなりません」と話していました。
世界トイレの日 インドで「衛生環境改善を」 NHKニュース

政府も積極的にトイレ整備に取り組んでいる

トイレ博物館
トイレに少しでも関心を持ってもらおうという思いから設立されたトイレ博物館がインドにはあります。
ニューデリーの公共トイレ。
インド政府は4年間ですべての家庭にトイレを設置することを目指している。

およそ6億人がトイレの無い生活を送るインドでは、衛生環境が悪いため、毎年多くの子どもが下痢などで命を落とし、女性に対する性犯罪も相次いでいることから、モディ首相はトイレの整備を国の優先課題に掲げています。
世界トイレの日 インドで「衛生環境改善を」 NHKニュース

日本の技術も活躍!

日本のトイレ技術は世界一。
日本に住んでいる私達には普通のトイレですが、実は日本のトイレってすごいのです。
世界トイレの日を祝う子供たち
ガーナの子どもたちです。笑顔が素敵ですね。

現在、日本の多くの企業がインフラストラクチャ・セクターでインドに投資し、事業を拡大することを目指している。
なぜインドのトイレ普及率は5割以下なのか | アジア | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

インフラ開発事業においては、消費財の輸出以上に、対象国についてのより深い理解と現地の人々との連携が必要である。政府間での支援だけでなく、インドでのインフラ開発事業への参入と拡大を目指す日本企業に、トイレの設置に協力することを提唱したい。インドでは、1カ所当たり約10万~20万円の資金で立派なトイレが設置できる。
なぜインドのトイレ普及率は5割以下なのか | アジア | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

パタック博士も日本に期待
スラブアカデミーを訪ねた日本人技術者にあいさつする、「トイレの聖人」パタック博士

まとめ

すべての人にトイレを。
国も、国民も、パタック博士も、そして日本人技術者も。皆が一丸となってトイレを増やす。子どもたちが清潔なトイレを使い、健やかに成長できる日が来るのは、そう遠くないかもしれません。
https://matome.naver.jp/odai/2141635687767542201
2014年11月19日