ディレイアウトボード比較

takasakiyuudai
ディレイはMIX時に様々な意図でよく使われるエフェクトですね。私は通常MIXで、楽器をなじませたりする為にもディレイはもちろん使用しますが、DUB MIXの様にディレイそのものが楽器音になるようなMIXもよく行うので、特徴的な音のするハードのディレイも色々使っています。
ROLAND SDE2000.2500.3000A
機能は、言うまでも無いがディレイだ。それ以外は、ディレイに対してモジュレイションがかけられる。
よって、エコーだけでなく、コーラスやフランジャーにもなれる・・・だけ。シンプル極まりなし。
2000.2500.3000の違いは、基本性能が徐々に上がっているのと、ディレイタイムが伸びている点だ。

モノラルの音源をステレオ化するためには、コーラスというエフェクターを使う手もあったが、いかんせん音が揺れる。シングルディレイを、若干遅らせて(僕の場合は17msec)、反対サイドへ定位させると、音像は実音に引きずられながらも、左右に広がる。この17msecという値を決める為に、1msecづつずらしながら実験したことが懐かしい。
何に使ったかというと、トリオのバンドのギターを拡げて壁にしたり、まだまだモノラル音源が多かったシンセサイザーを拡げたり、最も初期には、モノラルのリバーブを拡げたり、と、それこそあらゆるものに使った。

その二。ボーカル・ショートディレイ。
50msec位の非常に短いエコーをダイレクト音に被せることにより、この時代に合ったというか、無機的というか冷たいというか、機械的な声にすることができた。

その三。テンポぴったりのフィードバックディレイ。
その正確なタイムによって、テンポから割り出した正確なディレイタイムで、拍にぴったり合わせた、フィードバックディレイが得られる。

ざっとこんなところか。とにかくこの頃、ライブに行くにしても、レコーディングに行くにしても、この2000は、常に僕と共にあった。
やがて、2500&3000Aを手に入れ、現在は、3000Aのみ、ライブ時のステレオ化ディレイ用として生き残っている。
2000と2500は、残念ながら、ラックのオブジェとなっている。

因に、2000及び2500は、これまで一度も不具合なし。3000Aのみ一度、メンテに出した。特に2000は、購入以来26年間故障知らずだ。開発当時のRolandの気合いの入り方が分かろうというものだ。

『ROLAND RE-101』 と 『LINE6 DL4』の比較
なぜこの2つなのかといえば、DL4にはRE-101をシミュレートしたプログラムがあるので、
以前、いろいろ比べた事があったのです。今回比較する2つは、どちらのディレイも入力音がなくともintensity(Repeatやfeedbackと同じ)をあげれば、
発振させて音を出すことができます。

なので今日はまず発振音を比較してみたいと思います。
※どちらも同一の条件でpro toolsに録音後、
ピークレベルが同じになるようにフェーダーで揃えました。(ピーク/-0.6dB)
コンプやEQは一切使用していません。

録音時の波形を見ても、違いがよく分かると思います。
まずRE101ですが、プラグインやデジタルディレイなどと比べますとノイズが多いですね。
しかし、オケに混ざれば問題は全くないです。
そして、全体的にレベルが安定しています。なので録音も1テイクでOKでした。
またアナログならではの音となめらかなタイムの変化です。
今回はテープのつなぎ目がそれほど気にならないテイクになりましたが、
時の運によっては、すごく目立ってフィードバックloopが途切れる感じになる事もあります。
それもアナログならではですね。

次にDL4ですが、SNはRE101に比べると断然よいですね。
しかし、レベルはすごく変動します。はじめにレベル合わせをして、
つまみ操作を丁寧に行っても3テイク位やりなおしました…(笑)。
またディレイタイムの変動はやはりデジタルなので、階段的ですね。
ただ個人的にタイムを最小にした時の感じは好きです。

https://matome.naver.jp/odai/2141584409940232401
2014年12月11日