岡山県観光名所ランキングトップ5

プーパン

美しいコントラスト 倉敷美観地区

風にそよぐ柳並木や、白壁となまこ壁が美しいコントラストを見せて倉敷川に影をおとし、伝統的な日本建築の美しさをよく残しているこの一帯は、江戸時代には米の積出地として栄えたところで、町並みから往時をしのぶことができる。世界的名画を集めた大原美術館をはじめ、民藝館、考古館など、文化的施設も多数ある。

水戸の偕楽園 岡山後楽園

水戸の偕楽園、金沢の兼六園と合わせて日本三名園に数えられる回遊式庭園で、国指定特別名勝となっている。岡山藩主・池田綱政が、家臣の津田永忠を工事監督として築造させたもので、元禄年間(1686年~1700年)にほぼ完成したが、その後何度も模様換えや区域の拡張が行われるなどして、現在の規模までになっている。明治4年(1871年)に後楽園と改称して一般公開し、同17年(1884年)に県営に移管した。延養亭から東面して望む沢の池と唯心山や、それらを取りまく広々とした芝生などが描きだす平明な景観が眺めの中心ともいえ、遠景に瓶井山の多宝塔を点として、操山のなだらかな山容が借景となっている。

癒しを求めて 湯原温泉

中国山地の山々に囲まれ、旭川の渓谷に湯煙りの立ちのぼる静かな温泉。温泉の歴史は古く、江戸時代の諸国温泉番付では東の関脇に選ばれたという。名物である露天風呂「砂湯」は、旭川をせき止めて造られた湯原ダムえん堤の真下河原にあり、川床から湧く温泉を自然石で囲った湯船が3つあり、それぞれ長寿の湯、子宝の湯、美人の湯と名付けられ湯船の底は川砂で、湯がこんこんと湧き出ている。屏風のように立ちはだかるダムをバックに、秋は山を彩る紅葉、冬は降りつもる雪を眺めながらと野趣は満点。しかも無料。湯はアルカリ性単純泉、48度。慢性リウマチ、神経痛、神経炎、疲労回復、慢性皮膚炎などに効能がある。町営湯本温泉館の新館には、サウナ・ジェットバス・ジャグジーバスがあり、身障者・高齢者の方にも安心して利用できます。

宇喜多直家により築城が始められた岡山城

天正元年(1573年)に宇喜多直家により築城が始められ、慶長二年(1597年)に完成した。戦災で天守閣は焼けてしまったが現在は再建され、内部は展示室となっている。北西の隅には焼失をまぬがれた月見櫓が三十一万五千石の往時を偲ばせる姿で建っている。◎宇喜多直家(1529年-1582年)初め赤松氏の重臣浦上宗景に仕えた。下剋上で宗景は赤松の領国備前・美作などを押領するが、直家もまた宗景の隙をついて毛利元就と通じ、備前を奪い取って岡山城に入り、ついで美作を版図とし、毛利麾下となった。だが、天正8年に秀吉が播州三木城を陥れると、時勢を詠んで秀吉の陣営に加わった。

本館・分館・工芸・東洋館からなる大原美術館

本館・分館・工芸・東洋館からなる。本館には西欧の近代絵画と彫刻を合わせ約140点を常時陳列してある。主な作品はエル・グレコの「受胎告知」、ゴーギャンの「かぐわしき大地」などである。分館は近代日本の洋画と、日本の現代絵画、彫刻の常設館となっている。工芸館にはバーナード・リーチなど4大陶芸家の作品が1階と2階に2つずつの個室を設けて陳列されている。強烈な個性と独特のタッチによって版画界に新境地を展開した棟方志功の版画作品が、壁に掲げた大作からガラスケースに入った小品まで数十点が展示されている。染色としては日本の型染や琉球紅型の美を深く追求してきた芹沢けい介作品が展示されている。東洋館には中国の古美術と、石仏・俑・銅器・陶器など、先史から中世頃の東アジアの美術品が合わせて展示されている。

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2014年11月14日