2014年に発生した 台風まとめ

ilfkazu
8月の台風は平年で6個発生するのに対し、実際は平年以下の発生数となっている。台風8号や台風11号、台風19号が日本各地に大きな被害をもたらした。
台風1号(レンレン)
河川の氾濫などにより1月31日朝までの集計で70名が死亡、86名が負傷して、9名が行方不明となっており[5]、家屋の全半壊3,482棟、被災者は約115万人で、被害額は約5億6,670万ペソ(約12億8,000万円[6])となっている[5]。
台風2号(カジキ)
2月2日朝までの集計で全半壊した家屋は81棟、被災者は約42,000名、その内約5,600名が避難所に避難したほか、セブ州と南レイテ州で3名が死亡した。
台風3号(ファクサイ)
当初は中心気圧1,000ヘクトパスカル程度の勢力で停滞していたが、3月に入ると太平洋上を北東に進みながら次第に勢力を強め、3月5日には中心気圧975ヘクトパスカルまで成長[17]。しかしその後は急速に勢力を弱めて3月6日9時(協定世界時6日0時)に南鳥島近海の北緯23度、東経156度で温帯低気圧になった
台風4号(ペイパー)
日本時間4月3日9時(協定世界時3日0時)に北緯1度8分・東経148度4分のパプアニューギニア付近で発生した熱帯低気圧は、西北西に進みながら5日9時(協定世界時5日0時)にカロリン諸島近海の北緯3度50分・東経140度25分で台風となり、ペイパー(Peipah)と命名された[19][20]。しかしその後は勢力を急速に弱めて5日21時(協定世界時5日12時)には再び熱帯低気圧となり、パラオを通過したのち9日には低圧部となった[19]。なお、フィリピンに接近したことからフィリピン名ドミン (Domeng)を命名されている
台風5号(ターファー)
4月27日、グアムの南南東の海上で形成が始まった熱帯低気圧は、その後合同台風警報センター(JTWC)によって低気圧番号06Wを与えられた。北上した熱帯低気圧は28日9時(協定世界時28日0時)にマリアナ諸島の北緯12度5分・東経147度で台風となり[22]、アジア名ターファー(Tapah)と命名された[23]。 台風は5月1日9時(協定世界時1日0時)に小笠原諸島の南の海上の北緯21度3分・東経145度3分で温帯低気圧となり[22]、2日夜に消滅した。
台風6号(ミートク)
6月9日9時、台湾付近の北緯21.0度、東経120.0度で発生した熱帯低気圧が発達し、11日9時、北緯23.4度、東経125.9度で台風となった。だが、12日9時には北緯28.8度、東経135.9度で温帯低気圧になり、その後15時に消滅した。
台風7号(ハギビス)
台風の時の最低気圧は996ヘクトパスカルだったが、温低化後の方が気圧が下がり、一時988ヘクトパスカルになった。23日9時には北緯43.8度、西経176.8度に達し、域外となった。勢力が強くなかったこの熱帯低気圧は、熱帯低気圧→台風→熱帯低気圧→台風→熱帯低気圧→温帯低気圧と変化した。
台風8号(ノグリー)
6月30日、グアム付近で形成が始まった[24]。太平洋上を北西に進んだ熱帯低気圧は7月4日午前9時(協定世界時4日0時)にマリアナ諸島の北緯12度、東経142度で台風となり[25]、アジア名ノグリー(Neoguri)と命名された。沖縄地方に接近し気象庁により気象特別警報が発令されるほどの災害となった。その後、九州に上陸、日本列島南岸を関東地方まで進み、強風に加えて梅雨前線を刺激したことで日本の広範囲に大雨による被害を出し、11日に北緯37.0度、東経142.0度で温帯低気圧となった。13日21時に消滅した。
台風9号(ラマスーン)
7月10日頃から発達を始めた熱帯低気圧09Wが、7月12日15時(協定世界時12日6時)にマリアナ諸島の北緯13度25分・東経142度40分でが台風になり[26]、アジア名ラマスーン(Rammasun)と命名。西進した台風はフィリピンに接近してその監視エリアに入ったため、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)によってフィリピン名グレンダ(Glenda)と命名された
台風10号(マットゥモ)
熱帯低気圧10Wが、7月18日3時(協定世界時17日18時)にフィリピンの東の北緯10度25分、東経135度30分で台風になり[29]、アジア名マットゥモ(Matmo)と命名。同日朝、フィリピンの監視領域に入ったため、PAGASAによってフィリピン名ヘンリー(Henry)と命名された[30][31]。台風はゆっくりとフィリピンの東の海上を北西から北北西に進み[32]、23日未明に台湾東部に上陸 [33][34]、同日朝には台湾海峡に達した[35]。その後、進路を北向きに変えながら華南に向かい、25日15時(協定世界時25日6時)に黄海の北緯35度・東経121度で温帯低気圧に変わった[36]。

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台風11号(ハーロン)
熱帯低気圧11Wが、7月29日12時(協定世界時29日03時)にマリアナ諸島の北緯12度35分、東経148度0分で台風になり[37]、アジア名ハーロン(Halong)と命名された。3日には勢力を強めて「猛烈な台風」となり、7日ごろ沖縄に接近[38]。 その後は955hPaと勢力は衰えたが、強い勢力を保ったまま、8日に沖縄の大東島に接近。10日に高知県安芸市付近に上陸し四国を横断後、瀬戸内海、兵庫県を通り日本海を北上した。これにより、広範囲で大雨となり、被害も出た。11日3時頃から一時的に大型の台風となったが、9時過ぎに北緯37度、東経137度で温帯低気圧に変わった。
台風12号(ナクリー)
30日には勢力を強めて「大型の台風」となり[40]、31日に沖縄へ接近。1日中心付近を除いて最大風速は30メートルとなり、九州では短時間で非常に激しい雨が降った[41]。また、台風12号・12号から変わった熱帯低気圧からの湿った空気と南からの湿った空気が四国でぶつかり、高知県では降り始めから1,000ミリを超えた。なお、フィリピンの監視エリアに入ったことからフィリピン名インダイ (Inday)を命名されている[42]。8月4日03時頃に、黄海の北緯36度・東経126度で温帯低気圧になった。

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台風13号(ジェヌヴィーヴ)
8月2日に再びハリケーンへと成長して太平洋上を西進。途中で勢力を弱めたものの日付変更線に近づくに連れて急速に勢力を回復し、8月7日15時(協定世界時7日6時)にミッドウェー島近海で日付変更線を越えて気象庁の予報区域に入ったため台風第13号として観測対象になった。7日15時時点で中心気圧950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速50メートル、最大瞬間風速70メートルの勢力を維持していた。。 8日には更に発達し、8日15時時点で中心気圧915ヘクトパスカル、中心付近の最大風速55メートル、最大瞬間風速80メートルとなった。12日15時頃、太平洋ので熱帯低気圧に変わった。
台風14号(フンシェン)
9月1日、フィリピンの東の海上で発生した低圧部は、6日に熱帯低気圧13Wとなった。7日9時(協定世界時7日0時)に勢力を強めて奄美大島の南約140キロメートルの北緯27度10分、東経129度50分で台風となり[48]、アジア名フンシェン(Fengshen)と命名された。発生直後の気圧は998ヘクトパスカルで、奄美大島や沖縄島など南西諸島の一部がすでに強風域に入っている。暖かい空気を送り込んでいるため、秋雨前線が活発になり、台風発生前から日本各地で雨となった。10日15時に北緯37度0分、東経156度0分で温帯低気圧に変わった。
台風15号(カルマエギ)
9月11日にフィリピンの東にあった低圧部から変わった熱帯低気圧15Wが、12日15時(協定世界時12日6時)に北緯13度40分、東経130度50分で台風となり[49]、アジア名カルマエギ(Kalmaegi)と命名された。また、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)によって、フィリピン名ルイス(Luis)と命名された。台風は発達しながらフィリピンに向かって西進、発達し、13日15時に暴風域が現れた。フィリピン通過後、南シナ海・トンキン湾を北東進し、華南に上陸。17日15時に北緯23度0分、東経102度0分で熱帯低気圧に変わった。
台風16号(フォンウォン)
グアムの東南で発生した熱帯低気圧16Wが西進、9月18日3時(協定世界時17日18時)にフィリピンの東の北緯12度20分、東経129度10分で台風となり[50]、アジア名フォンウォン (Fung-wong) と命名された。また、17日の時点でフィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)によって、フィリピン名マリオ(Mario)と命名された[51]。勢力はさほどど強くなかったが、遅い速度で北上してフィリピン・台湾に接近、大雨を降らせ、洪水など大規模な水害をもたらした[52]。24日9時に北緯33度0分、東経125度0分で1002ヘクトパスカルの温帯低気圧に変わった
台風17号(カンムリ)
9月22日に発生した熱帯低気圧17Wが、9月24日21時(協定世界時24日12時)、南鳥島近海の北緯20度20分、東経149度55分で台風になり、アジア名カンムリ(Kammuri)と名付けられた。[54]。27日12時から大型の台風となり北上、28日夜に関東地方沿岸部が強風域に入った。 30日9時に北緯37度0分、東経158度0分で温帯低気圧に変わった。
台風18号(ファンフォン)
9月28日に発生した熱帯低気圧18Wが29日午後3時(協定世界時29日6時)、トラック諸島近海の北緯13度0分、東経151度0分で台風となり、アジア名ファンフォン(Fhanfone)と命名された[55][56]。10月1日には「大型の台風」となって発達を続けた。2日には勢力を強めて「大型で非常に強い台風」となった。4日頃に奄美地方に接近し、その後は太平洋側を暴風域に巻き込みながら本州南岸を北東進した。この影響で広範囲に大雨をもたらし、6日朝には速度を上げて潮岬にかなり接近した。さらに6日8時過ぎに静岡県浜松市付近に上陸した[57]。なお、フィリピン名でネネン(Neneng)とも命名されている。
http://www.youtube.com/watch?v=7p7J9tcM8no

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台風19号(ヴォンフォン)
6日から8日にかけて急発達、970ヘクトパスカルから900ヘクトパスカルにまで気圧を下げ、今年最も強い台風となった。13日9時前10日0時には一時的に大型で猛烈な台風となった。北上を続けたこの台風は、11日に沖縄本島を通過、13日朝には勢力は弱まった状態だったが鹿児島県枕崎市付近に上陸し、その後も日本列島を縦断する形で何度も上陸・通過を繰り返したことで広範囲で大雨や暴風の影響を受け、被害が大きくなった。14日9時に三陸沖で温帯低気圧となった。なお、この台風から変わった温帯低気圧は再発達し、北海道の石北峠などでは南下した強い寒気の影響で雪が降り、積雪も確認された。

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台風20号(ヌーリ)
10月28日にグアムの東方で形成が始まった熱帯撹乱は西進しながら熱帯低気圧に成長、29日に合同台風警報センター(JTWC)によって熱帯低気圧番号20Wを与えられた。成長を続けた20Wは、10月31日15時(協定世界時31日6時)にフィリピンの東の北緯12度30分、東経136度25分で台風20号に昇格、アジア名ヌーリ(Nuri)と命名された。また、同日にはフィリピン大気地球物理天文局によってフィリピン名ペーンと命名されている。台風は進路を北寄りに変えながら11月2日にかけての24時間で中心気圧が65ヘクトパスカル低下するなど急速に発達し、3日に大型で猛烈な台風となった
https://matome.naver.jp/odai/2141530570815672401
2014年11月07日