9,700万で落札!アップル初代のパソコン、Apple I(アップル ワン)とは

fancyyyyyyyy
1976年夏、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックがガレージで作ったアップル最初のコンピューター、初回出荷分50台のうちの1台がオークションで売られた
伝説のコンピュータ
1976年7月、666ドル66セントという価格で発売。写真は、手製の木製筐体を使い完成させた Apple I

オークションで9,700万円で落札される

米ニューヨークで22日、アップルが初めて開発したコンピューター「アップル1」が競売に掛けられ、予想をはるかに上回る90万5000ドル(約9700万円)で落札された。
アップル最初のパソコンが9700万円で落札、予想大幅に上回る| Reuters

今回落札されたのは、アップルが出荷した初めの50台のうちの一つとみられる。
アップル最初のパソコンが9700万円で落札、予想大幅に上回る| Reuters

落札したのはヘンリー・フォード博物館。ミシガン州にある博物館に展示する予定
アップル最初のパソコンが9700万円で落札、予想大幅に上回る| Reuters

Apple I(アップル ワン)とはどんなパソコンだったか

Apple I の広告
60個以上のチップを実装済みの回路基板として販売された。しかし筐体は無く、キーボード、ケース、トランス(レギュレータはオンボード)を自分で用意して組み立てなければならなかった。カセットテープインタフェースについては別売りで用意され(75ドル)、拡張スロットに挿して使用した。

1976年7月、666ドル66セントという価格で発売
Apple I – Wikipedia

アップル1は、組み立て済みで販売された世界初の個人用コンピューターで、パソコン(PC)の先駆けとされている。
アップル初代コンピューター、「史上最高」9700万円で落札 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

2012年の時点で現存しているのは世界で約50台、そのうち動作するものは6台しか存在しないといわれている。希少であるためコレクターズアイテムとなっている
Apple I – Wikipedia

iPhoneと比較すると・・・

Apple I の回路基板
これは分解したものではなく、この状態で売られていた。筐体は自分で用意する必要があった。

CPU 1MHz、メモリ 4KB、記憶装置なし、40桁×24行の文字表示のみ、キーボードなし
Apple I – Wikipedia

iPhone 6 Plusの基盤
iPhone 6 Plusを分解したもの。プリント基板の美しさまでこだわったジョブズの魂が受け継がれている。

CPU 1.4 GHz、メモリ 1GB、HDD容量 16/64/128GB、5.2インチ 1920×1080、タッチパネル
Apple A8 – Wikipedia

単純にカタログの数字から計算すると、最新のiPhoneはApple Iと比較して、演算スピードが1400倍、メモリが25万倍、HDDはApple Iにない、画面もApple Iは文字のみ表示可能、キーボードも付属していない。

テクノロジーの進化に感謝

ジョブズとウォズニアック
Apple Iを作った頃の二人

iPhoneが登場する前は、それがないのが当たり前だった。パソコンが存在する前は、それがないのが当たり前だった。今はそれらが生活に欠かせない道具となっている。ガレージで作られた木製の箱に入ったコンピュータは、40年経たないうちにその数千倍の性能を持ち、手のひらに収まる大きさになった。ジョブズとウォズニアックをはじめ、テクノロジーの進化に携わった人々に感謝するとともに、未来のテクノロジーが私たちの生活をどう変えていくか、楽しみにしていよう。

https://matome.naver.jp/odai/2141411088710029501
2014年10月24日