オークションで9,700万円で落札される
米ニューヨークで22日、アップルが初めて開発したコンピューター「アップル1」が競売に掛けられ、予想をはるかに上回る90万5000ドル(約9700万円)で落札された。
アップル最初のパソコンが9700万円で落札、予想大幅に上回る| Reuters
今回落札されたのは、アップルが出荷した初めの50台のうちの一つとみられる。
アップル最初のパソコンが9700万円で落札、予想大幅に上回る| Reuters
コンピューターの落札額としては史上最高額だという。
アップル初代コンピューター、「史上最高」9700万円で落札 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
落札したのはヘンリー・フォード博物館。ミシガン州にある博物館に展示する予定
アップル最初のパソコンが9700万円で落札、予想大幅に上回る| Reuters
Apple I(アップル ワン)とはどんなパソコンだったか
1976年7月、666ドル66セントという価格で発売
Apple I – Wikipedia
アップル1は、組み立て済みで販売された世界初の個人用コンピューターで、パソコン(PC)の先駆けとされている。
アップル初代コンピューター、「史上最高」9700万円で落札 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
2012年の時点で現存しているのは世界で約50台、そのうち動作するものは6台しか存在しないといわれている。希少であるためコレクターズアイテムとなっている
Apple I – Wikipedia
iPhoneと比較すると・・・
CPU 1MHz、メモリ 4KB、記憶装置なし、40桁×24行の文字表示のみ、キーボードなし
Apple I – Wikipedia
CPU 1.4 GHz、メモリ 1GB、HDD容量 16/64/128GB、5.2インチ 1920×1080、タッチパネル
Apple A8 – Wikipedia
単純にカタログの数字から計算すると、最新のiPhoneはApple Iと比較して、演算スピードが1400倍、メモリが25万倍、HDDはApple Iにない、画面もApple Iは文字のみ表示可能、キーボードも付属していない。
テクノロジーの進化に感謝
iPhoneが登場する前は、それがないのが当たり前だった。パソコンが存在する前は、それがないのが当たり前だった。今はそれらが生活に欠かせない道具となっている。ガレージで作られた木製の箱に入ったコンピュータは、40年経たないうちにその数千倍の性能を持ち、手のひらに収まる大きさになった。ジョブズとウォズニアックをはじめ、テクノロジーの進化に携わった人々に感謝するとともに、未来のテクノロジーが私たちの生活をどう変えていくか、楽しみにしていよう。