モノ作りのプロ”パタンナー”になるために

zilonne
デザイナーという職業は耳にしたことがあると思いますが、パタンナーという職業はあまり認知されていないように思われます。パタンナーとは何か、どんな仕事なのか。これからパタンナーを目指す人は必見、現役パタンナーの人にも目を通していただきたい。

◆パタンナーとは

デザインを具現化する職業
端的に言うと・・・
デザイナーが描いたデザイン画を形にする仕事。
→洋服の設計士

パタンナー、正式にはパターン・メーカー (pattern maker) とは、ファッションデザイナーのイメージしたデザイン画を元にアパレル・ファッション分野の型紙(パターン)を引くことを専門とする人を指す。
パタンナー – Wikipedia

海外で優秀なパタンナーは「モデリスト」と呼ばれており、ファッション業界でかなり重宝される存在である。

◆例えばどんな人がパタンナー?

大丸 隆平さん
コムデギャルソンのパタンナーを経て、
2008年に独立。
現在はニューヨークで活躍し、
世界で活躍するグローバルな人として
NHKの番組で取り上げられた。
イザベラ
ー パラダイス・キスより
矢沢あいの漫画作品中に登場したキャラクター。
デザイナーのジョージを支えるパートナーとして
描かれている。

表には出ないが、世界中で活躍するパタンナーが大勢いる。

◆パタンナーはどんな仕事?

コミュニケーションが欠かせない

平面なデザインを立体的な洋服にするための重要なプロセスを担う。

シルエットの美しさや着心地を考えながらパターンを引く創造性・創作性が必要。

デザイナーが描いたデザイン画を読み解き、イメージを服としてアウトプットする。【デザイナーとのコミュニケーションが重要】

最終的にパタンナーが作成した型紙(パターン)が縫製工場へ送られ、商品となる洋服に仕立てられる。【縫製工場とのやり取り(問合せ・指示)を担う】

理解し合うことが重要です。

◆パターンの方法

パターンメイキング
平面製図から立体裁断まで、全てのパターン作成方法の総称。

◆フラットパターンメイキング
平面製図と立体裁断パターンの平面展開を含む。

◆平面製図
寸法をもとにして製図用紙上にパターンを直接描く方法。

ドレーピング
ボディ(左写真)に布をカットしながら止めて付けて立体的なパターンメイキングを行う方法。

◆ファッション業界におけるパタンナーの重要性とは

パタンナーはデザイナーの代弁者

パタンナーとデザイナーは運命共同体。

デザイナーの考えていることをに具現化するため、デザインの意図を正確に汲み取ることが必要とされている。
― 服の企画やコンセプトなどの基本的な概念
― 服に使用する素材や仕上がりのイメージ etc・・・

完成イメージを常に意識し、デザイナーと共有する。

専門知識や技術力のみならず、「現場の調整力」や「空気を読む力」が重要。
― デザイナーの意図を汲み取る。(インプット力)
― 縫製工場への作業指示。(アウトプット力)

最終的な製品の完成度は、パタンナーの腕次第と言っても過言ではない。

同じデザインでもパタンナーによって服の出来が変わってくるので、デキるパタンナーはファッション業界で重宝されている。

女性の得意な思考法を活かしましょう。

◆パタンナーになるためには

~これまでのおさらい~
イメージを共有するためのコミュニケーション能力
パタンナーは、デザイナーと縫製工場の間に立ち、両者の意識を統一しながら作業を進めていく。

洋服の仕上がりイメージや縫製の仕方について確認やチェックを行なったり、細かい作業指示を出したり、パタンナーのコミュニケーション能力次第で、作業の進行や完成した服のクオリティーが大きく変わる。

誰とでも円滑にやり取りができることも、パタンナーには欠かせない能力の一つ。

寸分のズレも許さない几帳面さと正確さ
ファッションデザイナーが感性やセンスを求められる職業であるならば、パタンナーは正確さと技術力を求められる。

服のパターンは、1ミリのズレが仕上がりを大きく左右するので、パタンナーにはミリ単位での正確な作業が求められる。

デザイナーに対する理解力や豊富な知識
デザイナーのイメージに忠実なパターンをつくるためには、正確さや技術力だけでなく、デザイナーの企画や意図を汲み取る理解力も必要。
理解なしには、パターンを起こした段階で、デザイナーとの間に意識のズレを生んでしまう。

服づくりのあらゆる工程で、デザイナーの企画意図を軸に判断を行っていくので、パタンナーはデザイナーにとって最大の理解者である必要がある。

もちろん、パタンナー個人としてもシルエットの良し悪しや仕上がりをチェックできる能力を養っておくことが大切。

また、日頃からファッション業界の動向を調べたり、パターンや素材について勉強し、知識を深めておくことも重要。

デザインにはロジックがあった。

デザインの感性を鍛えましょう。

方法①就学
就学(専門学校、短期大学、大学など)して、基本的な技術・知識などを習得する。
方法②資格取得
パタンナーになるために必須となる資格はないが、求められる代表的な資格として、(財)日本ファッション教育振興協会の定める「パターンメーキング技術検定」がある。

また、近年はPCを使用してパターン作製を行う企業なども増えてきたので、CAD(コンピュータによる設計支援システム)に関する資格を求められることも多くなっている。

【パターンメーキング技術検定】難易度:★★★☆☆〜★★★★★

デザイナーが描いたデザイン画をもとに、洋服をつくるための型紙を起こす技術と知識を審査する検定試験。3〜1級の3段階に分かれており、3級は入門、2級は専門、1級は実務レベルとなっている。筆記と実技試験に合格することで、資格が取得できる。
主催:財団法人 日本ファッション教育振興協会(http://www.fashion-edu.jp/

【CAD利用技術者検定】難易度:★★★☆☆

CAD利用技術CADシステムを利用して設計図などを作製するための技術と知識を審査する試験。筆記試験に合格することで資格を取得できる。
主催:(社)コンピュータソフトウェア協会(http://www.csaj.jp/cad/

【洋裁技術検定】難易度:★★☆☆☆〜★★★★★

衣服を製作するため必要な知識と技術を審査する検定試験。初級から上級まで3つのレベルに分かれており、初級は基礎、中級は専門、上級は実務レベルとなっている。筆記試験と実技試験に合格することで、資格を取得できる。
主催:財団法人 日本ファッション教育振興協会(http://www.fashion-edu.jp/

【ファッションビジネス能力検定】難易度:★★☆☆☆〜★★★★★

ファッションビジネスに携わるための知識や能力を審査する検定試験。3〜1級の3段階に分かれており、3級は基礎、2級は実務、1級は広範囲にわたる専門的な知識が問われる。筆記試験に合格することで、資格が取得できる。
主催:財団法人 日本ファッション教育振興協会(http://www.fashion-edu.jp/

【和裁検定試験】難易度:★★☆☆☆〜★★★★★

着物を仕立てるための技術や知識を審査する検定試験。4〜1級の4段階に分かれており、4級は初歩、3級は基礎、2級は職務、1級はより高度な職務レベルの技術と知識が問われる。筆記・実技試験(3級からは縫製試験も実施)に合格することで、資格が取得できる。
主催:東京商工会議所 検定センター(http://www.kentei.org/

◆ファッションのジャンル一覧

メンズファッションに注目。

◆目指せフリーランス

世界中で活躍するパタンナーも
パタンナーの中には、フリーランスとして活躍している人達が大勢いる。
フリーランスで働く場合は、様々な洋服のパターンを身に付けておく必要がある。

実力と経験が求められるが、世界的に有名なブランドのパターン作製に挑戦することができるなど、無限大の可能性が期待される。

仕事と家庭の両立を考えている方に。

https://matome.naver.jp/odai/2141386147366001401
2016年12月06日