硬派な現代文参考書をまとめてみました。高校生だけでなく、教養を身につけたい社会人の方にも有益な本ばかりです。
入門
現代文とはどういう科目なのかということから始まる。言語科学としての現代文という視点が今までも斬新。
用語集
専門的な文章を読むためには、こちらも専門的な語彙を頭の中に用意しておく必要がある。重要な概念語が詳しく解説されており、読み物として非常に優れた一冊。
用語集ではないが、近現代の重要な思想・概念が詳しく解説されている。軟派な参考書が目立つ昨今、このような硬派な参考書が絶版にならず十年以上売れ続けているのは、喜ばしいことである。
読解法
王道の現代文読解法を説いている。それを一言で言えば、「つなぐ力」と「まとめる力」。各文章において要約が課されている。十年以上売れ続けている、いわば現代文のバイブル。
こちらも正攻法の読解を教えてくれる本。
演習
正統派の現代文問題集。河合の現代文の本はとにかく本文の解説が詳しいのが特徴。ここから、「発展」→「完成」と進もう。
記述対策にはこれ。本文の解説が詳しいのはもちろん、採点基準も載っているので自己採点しやすい。
センター、早稲田、東大の問題が載っている。文章を理解することと、問題を解くことが直結していることを改めて認識させてくれる本。東大現代文を解く方法論として、非常に鮮やか。
読み物
教養を身につけるのに有益。大学受験を一段上から見下ろす視点を持たせてくれる本。この視点を持つことが意外と重要だということが、大人になってみると分かる。
文学理論入門書としても有益。「物語文」を使って小説を読み解く、というのは当時として目から鱗だった。小説を分析的に読みたいという文学少年少女には最適。
上質な評論が集められている。別冊の本文解説も充実しており、評論の読書量を増やすには最適。発展篇もある。
高校生にも読みやすい小説が集められている。どうしても不足しがちな高校での小説学習を補うのに最適。詳しい解説もあるので、ここから小説を読むことが好きになる人も多い。
完全なマニア向け。小林秀雄の問題がたくさん載っている。ただし、教養を身につけるための読み物として楽しむこともできる。また、東大や京大の記述答案に対してコメントをするというコーナーがあるのだが、それを読み込むと、記述答案を書く際の要領が自然と身に付く。
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2015年12月29日