語学試験
大学院受験に必ずと言って必要となるのが語学試験。
英語の試験を実施する大学院がほとんどである。
各大学院によって試験問題の難易度は様々であると思うが、大学受験のような文法を問う問題等は見受けられないだろう。
多くは、長文の読解能力や作文能力を問われる試験が多い。
大学院に進学後、多くの英語論文を読みこなし、英語で論文を執筆することができるような力を持っているかどうか…を試されているのかもしれない。
語学試験の出来は合否に大きく関わってくると一般に言われている。
理系大学院であれば英語を得意とする学生も多いわけではないため、この語学試験で他のライバルたちに大きく差をつけることが合格を手繰り寄せる重要ポイントであると言えよう。
英語力なんてそんな簡単に培うことできないでしょ!?
大学院受験において語学試験の重要性は概ね理解していただいたと思う。
では、どのような対策をしていけばよいか。
語学力が必要であるというのは間違いではないが、なにも筆記試験においては会話力を求められているわけではない。
英文を読み、内容を大まかに把握して、どこまで詳しく理解できるかどうかが重要である。
高校時代に英文法はマスターしている前提で話をすると、(英文読解には英文法をマスターしている必要があるということであるが…)あとは専門用語の習得をすればいいのではないでしょうか??
専門用語の習得だって!?
大学院入試における語学の長文問題は、入試問題を作成するにあたって論文から引用されることが多くみられます。
文法的には文章構造を理解することができても、専門用語を理解することが出来なければ内容を把握することができません。
自分が受験する研究科の専門分野に関する専門用語をある程度知っていなければ太刀打ちできないでしょう。
(受験する大学院によっては注釈がつけられており、単語の日本語訳が書いてあることもありますが…)
もちろん、基本的な単語の習得は必要不可欠です。
では、どの様にこの専門用語を身に付けていけばよいのだろうか。
大学院受験対策用の英単語帳をやればいいって話??
大学院受験用の単語帳は数多く販売されています。
大学院受験用の単語帳の多くは、自分の専攻する分野以外の専門用語が多く掲載されているため、分厚い単語帳であっても自分にとって必要な情報量は思った以上に少ないものです。
せっかくお金を払って購入するんであれば、有意義に使うことのできる単語帳を購入したいですよね?
そこで、私が選んだ単語帳はこちらです。
大学生はもちろん、語彙力のさらなる増強を図りたい(学術用語レベルまで広く身につけたい)一般社会人の方々にもお使いいただけます。
Amazon.co.jp: 京大・学術語彙データベース 基本英単語1110: 京都大学英語学術語彙研究グループ+研究社: 本
京都大学の全学的プロジェクト「英語学術語彙データベース」からリストアップされた、大学レベルの学習・研究に必要とされる基本単語1110 をタイプ別に「文系・理系共通」「文系共通」「理系共通」の各語彙に分類。
以上の3部構成で、おのおのの見出し語に研究社が有する辞書データから学術語としての日本語の語義、習得の助けになる用例を示しました。
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あくまでも論文を読み始めるにあたって、基本的な英単語、専門用語が掲載されているわけですが、基本は大事です。
私は、共通専門用語、理系専門用語を重点的に取り組みました。
大学院受験期は何かと忙しくなるものです。
卒業研究の中間発表で研究室にこもりっきりになったりと、時間に余裕がなくなるのも事実です。
空いた時間を有意義に使い、わずかな時間も無駄にすべからく英単語を詰め込めるだけ詰め込みました。
それだけで対策って言えるかいな!!
もちろん、それだけではありません。
むしろ、ここからがスタートラインです。
先ほど紹介したように、試験問題は論文から抜粋されることが多い。
ということは、論文をすらすらよむことができるようになれば楽勝なのではないか?
と私は考えたわけです。
卒業研究を行った経験のある方はご存知かと思いますが、多くの参考論文は英語ですよね。
頭がおかしくなるんじゃないかと思ったこと、あったのではないでしょうか?
専門用語の集合体ですよね。
…って。
専門用語の宝庫。
入試に必要不可欠な専門用語がちりばめられているではありませんか…。
ただ単にその場しのぎのために辞書を引いて、忘れるのではもったいないですよね!!!
受験勉強に卒業研究に、効率よくそして賢く取り組むことができれば合格も近づくと考えると、何事も無駄ではないと思えてくるのではないでしょうか。
論文に出てきた専門用語は書き込め!!!
購入した英単語帳に論文に出てきた専門用語を書き込むことで、既成の単語帳からオリジナルの単語帳へと大変身。
関連する英単語付近に書き込んだり、異なる表現の仕方であるが意味の同じ単語付近に書き込むことで関連させて覚えることができる。
自分でこれは重要だと思う熟語など単語帳に書き込んでおけば、空き時間等に復習することができる。
現在の専攻と希望する専攻分野が違う場合はどうしたらよいのか??
私も学部生時代の専攻と院生時代の専攻が異なります。
大学院入試において出題される分野は、各研究科の専攻分野であることはほぼ間違いないでしょう。
専攻が異なると、大学の研究室で利用できるデータベースが異なり論文がヒットしない可能性があります。
ただでさえ、専攻が異なるのに論文を読むことは非常に難しいことですよね。
そんな時に、おすすめなのが”Science”や”Nature”などの科学雑誌を読むことです。
実際、私は”Nature”の専門分野についての記事を読み、その分野の英文に慣れるように努力しました。

http://www.nature.com/nature/index.html
勉強法としては
1.興味のある記事を選び出し、印刷します。
2.文章構造を詳しく取っていき、英文に書き込みを入れます。
(カッコや下線、関係代名詞や同格のthatなど)
3.判らない専門用語や英単語にマーカーを入れます。
4.英単語を持っている単語帳で調べ、掲載されていたらチェックをし、掲載されていなかったら辞書で調べて英単語帳に書き込みます。
5.段落ごとにまずは内容を把握していきます。
6.最後に初めから最後まで読み、全体の内容を把握します。
これらを繰り返していくことで、専門分野の英文に慣れることができ臆することなく語学試験に臨むことができました。
最後に
語学力を養うことはすぐにはできません。
何事も継続は力なりです。
時間を見つけ、限られた時間の中で効率的に物事を推し進めていくことができる力は大学院での研究においても大変重要になってきます。
自分の中で試行錯誤し、自分に合った勉強法を見つけ出すことが大学院受験攻略の一番の近道だと思います。
それぞれにあった勉強法を実践して合格をつかみ取れると幸いです。

理系専門用語、文系専門用語、共通専門用語の3部構成となっています。