今だからこそ岡田監督の覚えておきたいことば(元日本代表監督)

netashoukai
ブラジルワールドカップの解説、ピカイチでわかりやすかったですね。そんな岡田武史監督の覚えておきたい言葉をまとめました。
岡田武史監督

元日本代表監督。

日本の元サッカー選手、指導者。2007年8月24日より2007年12月14日まで日本エンタープライズの社外取締役。城西国際大学特任教授。「岡ちゃん」の愛称で知られる。メガネがトレードマークで、現役時代にはメガネを外さずプレーしていたほどである。

どんな分野でもいい、何かひとつ、踏み出すことが大切なのです。人はちょっとしたきっかけで変わることができます。これこそが私が見つけつつある最大の秘密の鍵かもしれません。

ギャンブルで一番面白いのは、金持ちが余ったお金でやるときではなく、なけなしの金でリスクを背負ってやるときだろう。これと同じように、自分でリスクを背負ってチャレンジするときこそ、スポーツの醍醐味があるはずです。監督の言われたとおりにやって、リスクを回避して上手くいっても、それは本当の喜びではありません。だからエンジョイしてチャレンジせよと言っているのです。

選手によく話すんですけど、究極のエンジョイってのは、自分の責任でリスクを冒すことだと。要するに、監督が「ここだ」と行ってる。でも「オレはここだ」。これで成功した時にこんなに楽しいことはないんですよ。

言われたことをこなすだけじゃ面白くもクソもないだろうという言い方をするんですけど、でもリスクを冒して失敗したらオレは怒るぞと。怒るかもしれないと言いますけどね。だからリスクなんですよ、怒られるからリスク。「リスクを冒して失敗しても褒めよう」なんてそれはリスクじゃなくなるんですよ、それは。

こっからここまでダッシュと言ったら、ここまで。1メートル手前じゃない。たった1メートル手前で力を抜いたために運をつかみそこねてワールドカップに行けないかもしれない。ボクは結構そういう細かいことにうるさいんですよ。「勝負の神様は細部に宿る」と選手に言うんですけど、勝負を分けるのって戦術論やシステム論も大事なんだけど、ボクの感覚ではね、8割くらいは小さいこと。

お前が1回「まあいいか」と思ったおかげて負けたとかね。だからそういう運を掴み損ねないようなことをしていると不思議と最後なんかね、もうあやしい話になりますけど、神様がご褒美をくれるような…。

どうして勝てなかったのか、何より自分自身が腹をくくっていないことに気が付いていました。他人に批判されてもいい。自分が信じるサッカーをやればいいのだ。私は開き直りました。

様々な経営者と話してみると、創業者は現場を見て感じて経営を行うようです。一方、経営コンサルタントや学者は、その結果から経営理論をつくりあげます。経営者が理論ばかりを過剰に参考にして、現場をおろそかにするとき失敗します。サッカーも同じだと思います。人から理論を学ぶことも大切ですが、それ以上に現場で私は感じたい。

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2017年04月06日