フランス俳優【マチュー・アマルリック】まとめ 【ミュンヘン】【007】【潜水艦は蝶の夢を見る】

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フランス映画はもちろん、007など海外作品にも出演しているマチュー・アマルリック(Mathieu Amalric)。近作は『ザ・グランド・ブタペスト・ホテル』、エマニュエル・セニエと共演する『毛皮のヴィーナス』や『ジミーとジョルジュ』など。黒沢清監督『ダゲレオタイプの女』にも出演!

■2014年末・2015年明けに、2本の主演作が公開されました。

その1 “無名の女優に支配されていく傲慢な演出家、トマ”

『毛皮のヴィーナス』
2014年12月20日、Bunkamuraル・シネマ、テアトル梅田などで全国公開

公式サイト http://kegawa-venus.com/

その2 “型破りな精神分析医、ジョルジュ”

『ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して』
監督:アルノー・デプレシャン
ベニチオ・デル・トロと共演。

2015年1月、シアター・イメージフォーラム(東京・渋谷)など順次公開
公式サイト
http://kokoronokakera.com/index.html
予告編
https://www.youtube.com/watch?v=-_mE6p2fDIc

この映画は最初からベニチオとマチュー(・アマルリック)の2人のために脚本を書きましたが、普段はそんなことはしません。
映画ナビ最新ニュース : アルノー・デプレシャン監督が登場『ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して』スカイプトークイベントリポート

■俳優マチュー・アマルリックとは?

Mathieu AMALRIC
1965年パリ近郊生まれ。身長168cm。

父親はル・モンドの記者、ユダヤ系のポーランド人である母は文芸評論家。
子供の頃は父親の仕事の関係で、ワシントンやモスクワで過ごす。
親の友人であるイオセリアーニ監督の『Favourites of the Moon』(1984)で端役出演後、
映画制作のアシスタントや自身の映画制作などをしていたが、アルノー・デプレシャン監督に見いだされ、1996年に映画『そして僕は恋をする』で主演。

その後はフランス映画で脇役から主役まで数多く出演、フランス以外の映画でも、スピルバーグ監督『ミュンヘン』(2005)、『007 慰めの報酬』(2008)など出演。

それで私はカメラを彼に向けて、じゃあ何が困っているのかをカメラに説明しなさいって言ったんです、そしたら彼が、全部の人が集まらないとか、美術の人がちっとも手に入らないとか、身振り手振りでああだこうだ言って、結構面白かった。それをデプレシャンが見て、彼を自分の映画に使おうと、それでデプレシャンの映画にマチューが出るようになったんです。
OUTSIDE IN TOKYO / ロマン・グーピル『来るべき日々』インタヴュー

ロマン・グーピル監督(『ハンズ・アップ!』(10)など)のインタヴューより。マチュー・アマルリックが彼の映画のアシスタントをしていた時のエピソードだそうです。

自身もメガホンをとり、また国立の映画学校で講義を行うことも。
まとめ後半に監督業の記述があります♪
歌手で女優のジャンヌ・バリバールとの結婚生活の間に2児、元パートナー Stéphanie Cléauとの間に1児をもうけている。
(画像はバリバールと共演した『そして僕は恋をする』)

参考:wikipedia:マチュー・アマルリック、wikipedia:Mathieu AMALRIC、フランスネット http://www.france-jp.net/02info/07cinemanews/07.html

■決して大きくはない体だが、大きな存在感

小柄(身長168センチ)な体躯(たいく)とキョロッとした瞳に一度見たら忘れられないインパクトがある
【型破りシネマ塾】わかる人にはわかる! 極私的フランスのイケメン特集 – シネマトゥデイ

『ザ・グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)
セルジュ・X 役(中央)

「彼は恐ろしく繊細な感受性の持ち主だ。そして、すごくこだわるタイプの役者だが、同時に明晰な頭脳の持ち主でもある。また、とても緻密な一方で、自分を監督にゆだねることも知っているんだ」
007最新作の敵役はこんな人 – COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン) – X BRAND

■印象的な『瞳』

“その瞳は狂気も正気も、善良さも邪悪さも、何でも自在に映し出す”

■主な作品

『キングス&クイーン』(2004)
セザール賞主演男優賞。リュミエール主演男優賞。
『ミュンヘン』(2005)
スティーヴン・スピルバーグ製作、監督

情報屋・ルイ役

情報屋を演じた彼は、得体の知れない怖さとぞくぞくするようなダンディズムにあふれ、出番が少ないのに強烈な印象を残した。
骰子の眼 – webDICE

『潜水服は蝶の夢を見る』(2007)
華やかな生活を送っていたが、突然の脳溢血によって重度の麻痺、“閉じこめ症候群”になってしまった主人公が、まばたきで言葉を表現することになり・・・。実話を基にした作品。

セザール賞主演男優賞。リュミエール主演男優賞。
作品自体も数多く受賞されている。

入れ歯は口を下へ引っ張るように作られていて、意図的に痛みを伴うように作られました。だから、撮影中は終始、私はジャン=ドーが体験した“痛み”を感じることで、集中することができたのです。
潜水服は蝶の夢を見る インタビュー: 主演俳優が語る、苦労話と感動のツボ(2) – 映画.com

『007 慰めの報酬』(2008)
悪役ドミニク・グリーン役

”近年の作品でみられる悪役は、どれも現実的だ。もう外見から判断することはできない。”
http://xbrand.yahoo.co.jp/category/entertainment/2260/3.html

「僕には8歳と10歳の息子がいるが、いつか彼らに『ボンド映画の敵役を断ったことがある』なんて、とても言えないだろ」
007最新作の敵役はこんな人 – COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン) – X BRAND

『さすらいの女神たち』(2010)
自身が監督・主演のロード・ムービー。
ジョアキム役。

(*まとめ後半に記述あります)

今回の撮影は本当に楽しくてたまらなかった。それなのに、映像には絶望的なジョアキムの内面が浮かび上がっていたのに驚いたんだ。しかも、この映画を見た僕のパートナーから、『でも、普段のあなたもこんな感じよ』と言われて、もっと動揺したよ。『あなたは一緒にいて難しいタイプよ』って。『僕が愉快じゃないってどういうことだ』と言い返したけどね(笑)
「さすらいの女神(ディーバ)たち」を引っさげ来日現代フランス映画界を背負って立つ、マチュー・アマルリックにインタビュー! | DVD&ブルーレイでーた.com

『チキンとプラム 〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜』(2011)
監督 マルジャン・サトラピ(「ペルセポリス」)

マルジャン・サトラピにクレイジーな誘われ方をしてね(笑)。あるとき彼女が電話をして来て、僕を誘惑した。彼女は誘惑の仕方を知っている、とても危険な女性だよ(笑)
「マルジャンが僕を誘惑した」マチュー・アマルリック「チキンとプラム」出演経緯を告白 : 映画ニュース – 映画.com

■変幻自在

『毛皮のヴィーナス』(2013)

https://matome.naver.jp/odai/2141276971574146501/2141523740740102903
『コズモポリス』(2012)
デヴィッド・クローネンバーグ監督
ロバート・パティンソン主演
『Camille redouble』(2012)
日本では『カミーユ、恋はふたたび』として、2015年10月公開予定。
『アデル/ファラオと復活の秘薬』(2010)
左がアマルリックです!!

https://matome.naver.jp/odai/2141276971574146501/2141523740740103603
『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)

■監督たちとマチュー・アマルリック

映画に出演するのは、僕の友人たちが『映画に出よう』って誘うから出るだけなんだ(笑)。朝起きて、1番に考えることは自分の監督作品のことだよ。ただ、友人が監督する作品に俳優として出演して、友人が監督をしている姿を見ることも惹かれるんだ。だから僕にとっては、演技をしているというよりは、友人の働いている姿を見ているという感じかな
フランスの渋メン俳優マチュー・アマルリック来日!歓声に大照れ<TIFF2013> – 映画 – ニュース – クランクイン!

□アルノー・デプレシャン監督

マチュー・アマルリックを俳優として見出した盟友、アルノー・デプレシャン監督と。
1992『 魂を救え! 』
1996『そして僕は恋をする』
2004『キングス&クイーン』
2008『クリスマス・ストーリー』
2013『ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して』
2015『あの頃エッフェル塔の下で』
(『そして僕は恋をする』の前後譚)
2017『Les fantômes d’Ismaël』(予定)

彼のせいで私は良い俳優であるという間違った評価を得て、いまだにその評価に依って暮らしているというわけです。
inside IndieTokyo

ただし、芸術を模造する人間がそうであるように、贋作として認められるには非常に研ぎ澄まされていなければなりません。そういったわけで、私はより良くあろうとしています。
inside IndieTokyo

□ラリユー兄弟監督

アルノー&ジャン=マリー・ラリユー監督と
2003『Un homme, un vrai』(運命の作りかた)
2009『Les derniers jours du monde』
(世界最後の日々)
2013『愛の犯罪者』(DVD日本発売)

家族ぐるみの付き合いでとても近しい友人であるラリユー兄弟には非常なる才能を感じていて、私の人生では起こるはずもないことをせざるをえない状況の人物、変わった衝動を持つ主人公をいつも演じさせてくれるのです。
世界各国から豪華ゲストが連日来日。『第26回東京国際映画祭』開催中。 | dacapo (ダカーポ)

□アラン・レネ監督

アラン・レネ監督と
2009 『風にそよぐ草』
2012 『Vous n’avez encore rien vu』
(あなたはまだ何も見ていない)

アラン・レネ監督のことを日々考えますし、彼の映画はどんなことでも可能であるかのように見せるのです。
New York Film Fest Twitter

“Mathieu Amalric says he thinks of Alain Resnais everyday and his movies make it seem like anything is possible.”

□ロマン・ポランスキー監督

ロマン・ポランスキー監督と
2013 『毛皮のヴィーナス』

*雰囲気がどことなく似ているポランスキー監督は、幼少期にマチュー・アマルリックの母の生まれ故郷に住んでいた。

参考:IMDB http://www.imdb.com/name/nm0023832/bio?ref_=nm_ov_bio_sm

ロマンの考えることを理解することはそれほど難しくなかった。だって僕は彼の全作品を隅から隅まで覚えているくらいだから。僕たちは自然に、本質的に理解し合えたんだ
雑誌「ELLE JAPON」(2014.10) マチュー・アマルリック インタビュー

*『毛皮のヴィーナス』で初めてポランスキー監督の映画に出演した

■じつは監督業がメインです

“僕の人生は監督としての人生だと思っている。
それがデプレシャン(『そして僕は恋をする』)によって俳優として知られるようになってしまったのは、自分では想像もつかない出来事だった。”

出典:http://www.cinematoday.jp/page/N0057385

◇おもな監督作

『さすらいの女神たち』(2010)
今は落ちぶれたTVプロデューサーが、一癖あるダンサー達(ニュー・バーレスク)を率いて、故郷フランスに凱旋ツアーを試みるが・・・。

第63回カンヌ国際映画祭
~監督賞、国際映画批評家連盟賞

第36回セザール賞~7部門ノミネート
第16回リュミエール賞~監督賞ノミネート

審美的なものには絶対したくなかったし、もちろん逆にうらぶれたものにもしたくなかった。あからさまではないかたちで、この作品に美しさが宿ってほしかった。
『さすらいの女神たち』マチュー・アマルリック インタヴュー「おかしなプリンス、イカす女たち!」 | nobodymag

カンヌ映画祭にて他の受賞者とともに。
(左より)女優賞:ジュリエット・ビノシュ、審査員賞:マハマト=サレ・ハルーン監督、本人、男優賞:ハビエル・バルデム
『The blue room』(青の寝室、DVD日本発売あり)(2014)
メグレ警視シリーズで有名な作家・シムノンの小説をベースにした不倫・サスペンス。
(元パートナーのStéhanie Cléauさん(写真左)も女優として出演・共同脚本)

第67回カンヌ国際映画祭~「ある視点」部門出品
第62回サン・セバスチャン国際映画祭~パールズ部門出品 など

「愛や情熱は危険だ。積み上げてきたものをすべて破壊してしまう力がある。人間は正しいと思うことをやっているつもりでも、人生はそううまくはいかないし、誰もが罪を犯す可能性を秘めている」
マチュー・アマルリック、実生活のパートナーと不倫セックスにふける新作を語る | ニュースウォーカー

■画像集(更新予定です)


https://matome.naver.jp/odai/2141276971574146501/2144285037507922903

https://matome.naver.jp/odai/2141276971574146501/2144285037407922503

https://matome.naver.jp/odai/2141276971574146501/2144285037407922703
https://matome.naver.jp/odai/2141276971574146501
2016年11月29日