【アホでも落ちないって本当!?】   AO入試合格体験記

4Bのえンぴつ
まだまだ名前ばかりで中身まで浸透していないAO入試。AO入試を理解するだけで、大学受験のチャンスが増えるにも関わらず、多くの人が知らないままに受験勉強を続けている……これはもったいない!自分自身の体験をまとめてみました。これを機会にできるだけ受験チャンスを獲得してください!!

そもそもAO入試って??

たくさんのテストを受けなくてよい点や、面接などで合否が決まる場合もあるため、      一般試験よいもラクであると思われている場合も多いです。

AO入試(エーオーにゅうし、アドミッションズ・オフィス入試)は、出願者自身の人物像を学校側の求める学生像(アドミッション・ポリシー)と照らし合わせて合否を決める入試方法である。A.O.(Admissions Office)とは「入学管理局」の意。
AO入試 – Wikipedia

学力試験ではない

学科試験の結果で合否が決まる一般入試とは異なり、志望理由書、面接、小論文などにより出願者の個性や適性に対して多面的な評価を行い合格者を選抜する。
AO入試 – Wikipedia

AO入試の選考方法を分類すると、およそ次の5つのパターンになる。

(1)書類審査(調査書+推薦書+志望理由書など)+面接
(2)書類審査+小論文(作文)+面接
(3)書類審査+学力試験+面接
(4)体験授業(セミナー)+書類審査+面接
(5)エントリーシート+面談+書類審査+面接

5つのパターンのうち、最も多いのが(1)の「書類審査+面接」。また、(5)の「エントリーシート+面談+書類審査+面接」は、私立大(特に中堅クラス)のAO入試の典型的なパターンだ。
AO入試:推薦・AO入試の基礎知識|大学受験パスナビ:旺文社

それだけ多くの試験方法があります。

アホでも落ちない入試=AO入試は本当か?

一般入試(センター試験含む)入学者の退学率は5.9%だったのに対して、AO入試入学者の退学率は15.5%だった。
学力軽視AO入試の凋落が見えてきた? 読売調査「6人に1人が退学」の衝撃 : J-CASTニュース

AO入試や推薦入試で入学した学生に対し、「学力が低い」と評価する大学が3割以上に上ることが、「AO入試・公募制推薦入試動向調査」の結果から明らかになった。
AOや推薦入試の入学生、32%の大学が「学力低い」…公私間で大きな差も | リセマム

それだけアホが受かっているということなのでしょうか……

じゃあ、AOは簡単に大学に入れちゃうの?

AO入試はラクな試験なのか、実際の私の体験を紹介したいと思います。

試験方法

試験は1次試験で指定された書類の提出と2次試験では面接でした。面接といいつつ、はじめに提出した内容をプレゼンテーションする必要がありました。

準備のために塾は必要?

私はAO入試の準備のために塾には通っていませんでした。しかし、まわりの人では塾に通って準備をすすめている人も多く、塾によっては通年の対策講座などもあるためライバルが1年かけて準備をすすめてる場合もあります。

ここはAO入試では有名な塾ですね。関東にしかありませんが、AO入試のためにこの塾を選ぶ人も多いです。

この塾も全国区ではないのですが、塾にAO対策講座がある塾です。

名前からしてAOの特に慶應に対応しているのがわかる塾ですね。この塾の場合はAOや推薦入試のための塾です。

締め切り2週間前からはじめたAO入試準備

AO入試はたくさん準備をしなくてはいけないとか、オープンキャンパスには必ず行かなくてはいけないなど、いろいろな噂を聞いているかもしれません。AO入試で一番大切なことはその大学への熱意を伝えることなので、その噂はあながち嘘ではないです。しかし、私の場合はオープンキャンパスはおろか、その大学を見に行ったこともない状態の締め切り2週間前から準備をはじめました。

なにについて書く?自己推薦書・志望理由書

「志望理由書」とは、文字通りその大学(学校)・学部・学科を志望する理由を書くのだが、大きく分けて4つのポイントを押さえておくぞ。 (1)「○○学部・学科への志望理由」おそらく過去の経験や体験がその学問を勉強してみたいと思わせたのでしょう。それを具体的に書く。(2)「△△大学(学校)を選んだ志望理由」上記の学部・学科は他の大学にもある場合が多いが、その中でもなぜ△△大学なのかの理由を具体的に書く。「他の大学へ行けば~?」と言われないように。(3)「入学後の学習計画」どんな目標をもって学習に励むか。どのような学生生活を送るか。または、大学での学びを頑張るのはもちろんだが、それを土台としてさらに発展的に学習してみたいことなども書ければ良いね。(4)「卒業後の計画」これは進学や就職になるが、まだ具体的なことがわからない場合には、夢を語ってオッケーだ。
サブロー先生のお悩み相談|大学受験パスナビ:旺文社

次に「自己推薦書」とは、文字通り自分自身を推薦する文章を書くことだが、これも大きく分けて2つのポイントを押さえておこう。 (1)自分の幼少から高校時代にかけて学んできた、習い事、スポーツ、ボランティア活動、部活動などを通して自分自身にはこんな力が身につき、こんなに素晴らしい人間になったことを具体的に書くのだ。力とは、集中力・忍耐力・協調性などだが、優しさなんていうのもいいぞ。(2)それらの力を身に付けているので、これからの大学(学校)生活では、どんな困難にも立ち向かっていける姿勢を持っていることを強調するのだ。私を合格させれば、その大学の発展間違いなし!! とまでは言い過ぎだが、自分のセールスポイントを前面に出し売り込むことが大切だ。
サブロー先生のお悩み相談|大学受験パスナビ:旺文社

私は最初の締め切りまでに自分について書いたものを提出する必要がありました。今だから言えることは、その自己推薦の内容が自分がその大学に入る理由につながっている方がよいということ。部活動をすごく頑張った人が部活についてたくさん書いたあとに大学で学びたいことがあまりつながっていないと、そのことについて面接で聞かれたりしてしまいます。

私の場合は学生生活で頑張ったことの中で生まれた疑問や問題点を大学に入って勉強したい。というようにつなげました。部活動では賞などを取っていましたが、自分の学びたいことのきっかけではなかったり、あまりつながっていなかったため、自己推薦書では部活動については書きませんでした。

入学後の細かい予定、卒業後の細かい予定、求める大学もあるけど、そればかりにこだわっちゃダメ!!

インターネットの情報などを見ていると入学後の予定や卒業後の予定を書くなどと紹介しているページもあります。(上の引用もそうでした)しかし、そればかりにこだわってはいけません。書いたことは必ず聞かれます(と思った方がいいです)。自分はこの講義を取りたいと紹介して、面接官に「その講義はこの学部では取ることができない」と指摘されてしまう場合や卒業後の進路と学部で学べることにあまりにも違いがあると、「君はなぜこの大学を選んだの?」と聞かれてしまうことがあります。

大切なことは、なぜその大学に入りたいのかをきちんと自分の言葉で説明できるようにしておくこと。それができない内容は無理に入れない方がいいです。

失敗した経験を書いちゃダメ!?できるだけネガティブな表現は使わない方がいいの?

なにか文章を書く場合でも、面接の場合でも大切なのはネガティブな表現を使わないようにすること。これはどの場面でも当たり前に言われることです。

面接で言ってはならない事は自他両面へのネガティブ発言です。

まず自分の事について聞かれて、自分なんか大した事無いというような発言は避けた方が良いです。そもそも新卒面接では特殊技能が必要な職業以外は、最初から企業側も戦力になると思っていませんし、大した事が無いと自分を卑下するような発言は避けた方が良いです。

例えば、運が良いですか?と聞かれて悪いですと返答するような事は避けたいのです。運が悪いとしても、運が悪い人間と一緒に仕事をしたいとは思いませんし、運が悪いという事は自分だけの問題ではなく、他者との出会いを疎かにしてきたと同義で、自分が良い方向に行くような付き合い、関係の構築を避けてきた、努力しなかったと見なす方もいます。

面接は自分の魅力をアピールするべき場なので、ネガティブ発言を避けるのが良いでしょう。
就活の面接で「言ってはいけない」3つのこと – 女子のための就活ブログ♡就活SWOT-GIRL-

ちなみに私はネガティブ表現は学校の国語の先生にお願いをして直してもらいました。ですが、じつは私がメインで選んだ内容はおもいっきり失敗をした経験。私はそれをきっかけに将来のこと、学びたいことを気がついたのでどうしても削ることができませんでした。面接官にも失敗した経験をあげるのはめずらしいと言われました笑

ですが大切なのは失敗した経験でも自分で考えてきちんと失敗した原因などが分析できていることなので、失敗した経験だからって削る必要はないですし、その経験がその先に繋がっているのなら、むしろ入れていくべきだと思います。

専門的なことなんてなくたっていい!とにかく自分の熱意をアピール!

専門的なことを内容に入れたくなってしまうものです。私も2週間しかないというのに前半は専門的なことを入れようとして失敗していました。
大学の先生というのはその分野のプロです。プロに対して少し知ったことを語っても、つっこまれてしまうだけです。中途半端に入れてしまうとその内容の説明を求められたりしますが、本当に自分が詳しい場合以外は面接ではさけたい状況です。

私の場合は専門的な言葉をできるだけ高校生らしい言葉に変えました。いくらでも簡単な言葉で説明することはできます。知ったかしてうざがられるくらいならと思い、そのように資料をつくり、面接も受けましたが、その点に関して何かを言われることはありませんでした。

1次試験が終わって、面接試験!

私の場合は1次試験に通った人だけが、2次試験のプレゼンテーションと面接を受けることが可能でした。ここではAO入試を受ける多くの人が受けることになるであろう面接試験について書いていきたいと思います。

何回も練習して身につけたい!面接マナー

私の面接の練習に一番付き合ってくれたのは指定校推薦ですでに決まっていた友人でした。はじめは学校の先生などに頼んでいましたが、流れやマナーを掴んだら、あとはそれを自然にできるようになるまで練習することです。私は完璧な面接というパフォーマンスをしようと考えて練習をしていました。

面接に関していろいろな情報があふれています。例えば、ボディーランゲージはあまりしてはいけないなど、驚く様な内容もありました。大切なのはそのような項目をつぶすように練習するのではなく、できるだけ自分らしい姿のまま、見ていて良い印象を与えることができているかをチェックしていくことです。

できることならたくさんの人に客観的にみてもらい、最高のパフォーマンスができるようになれるといいですね。

http://www.youtube.com/watch?v=hn6dd_1T130

AO入試を受けて

はじめに書いたようにAO入試は簡単な印象をもたれがちで、アホでも受かると馬鹿にされることもあります。しかしながら、学力試験で受かる人には持っていないものを持った人がたくさんいます。私は2週間で準備することになりましたが、実際高校生のときはたくさんの活動をしていました。多くの人が勉強のために塾に行くときも、ただひたすら活動に打ち込んでいました。その点から言えば私のAOのための準備は3年前から始まっていたのかもしれません。

つまり、自分のやりたいことにまっすぐに取り組んできた人を評価してくれる入試、それがAO入試です。もし、逃げ道としてAO入試を選ぶ人はAOも一般試験も失敗するでしょう。大切なのは熱意。それがある人はトライするべきです。

さあ、まずは情報収集!

https://matome.naver.jp/odai/2141243209776056201
2018年05月23日