『ひとりぼっちを笑うな』蛭子能収さんの意外な一面が見える著書

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「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」で再び人気の蛭子能収さん。いつも飄々としたイメージがありますが、その裏には意外な?「人生哲学」がありました。

”絆”についての違和感

「正直なところ、僕にはちょっとそれがよくわからなかったんですよね」
あの蛭子さんが「安倍首相の右翼的な動きが怖ろしい」と発言する理由|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見

もちろんあの震災は二度と起こって欲しくないし、被災者への思いを蛭子さんだって持っている。しかし“絆”や“がんばろう”という言葉を強調することに蛭子さんは違和感を覚えているのだ。
あの蛭子さんが「安倍首相の右翼的な動きが怖ろしい」と発言する理由|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見

「不謹慎」という名の圧力

「いまの日本には、そういった無言の圧力みたいなものが存在しているように感じるんです。とはいえ、それもその人たち次第だと思うんですよね。だって、その人自身は不謹慎なことを言ってるつもりはないんじゃないですか?」
あの蛭子さんが「安倍首相の右翼的な動きが怖ろしい」と発言する理由|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見

自由を脅かされることが何よりも大嫌いだという蛭子さんは、だから“群れ”は危険だと思っている。本音を言えないのは、グループに所属しているからで、そこから「無言の圧力」を受けるからだ。
あの蛭子さんが「安倍首相の右翼的な動きが怖ろしい」と発言する理由|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見

友達って必要?

「長いこと、自由であることを第一に考えていると、いわゆる“友だち”と呼ばれるような人は、あまり必要でなくなります。むしろ、友だちがたくさんいると、面倒くさいと感じることも多々あるくらい。友だちはいい存在でもある一方で、ときには、自由を妨げる存在になるからです」
(2ページ目)あの蛭子さんが「安倍首相の右翼的な動きが怖ろしい」と発言する理由|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見

そして、もうひとつ。昨今の「友だち」偏重傾向みたいなものに、僕は日ごろから違和感を持っていたということがあります。
【第1回】僕が最近感じることと本を書いた理由|ひとりぼっちを笑うな|蛭子能収|cakes(ケイクス)

僕は昔からひとりぼっちでいることが多かったし、友だちみたいな人もまったくいませんが、それがどうしたというのでしょう? ひとりぼっちでなにが悪いというのだろう? というか、むしろ「ひとりでいること」のよさについて、みんなにもっと知ってもらいたい。友だちなんていなくていい。ひとりぼっちだっていいんじゃないかな。
【第1回】僕が最近感じることと本を書いた理由|ひとりぼっちを笑うな|蛭子能収|cakes(ケイクス)

自由であるためには自分だけでなく他人も尊重する

「他人に迷惑をかけるようなことはしないっていうのが、僕にとって絶対的なものとしてある」
「僕自身が自由であるためには、他人の自由も尊重しないといけないという信念であり、それが鉄則なんです。人それぞれ好きなものは違うし、ライフスタイルだって違う。そこをまず尊重しない限り、いつか自分の自由も侵されてしまうような気がしてなりません」
(2ページ目)あの蛭子さんが「安倍首相の右翼的な動きが怖ろしい」と発言する理由|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見

戦争ほど個人の自由を奪うものは無い

「戦争ほど個人の自由を奪うものなんて、他にはないんですよね。誰かの自由を強制的に奪うようなものは、いかなる理由があっても断固として反対です」
(3ページ目)あの蛭子さんが「安倍首相の右翼的な動きが怖ろしい」と発言する理由|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見

読んだ人の感想

私は蛭子さんに対して「結構ブラックな人」と思っていたけれど、読んでみて印象は変わった。蛭子さんは想像以上に内向的で平和主義者だ。
蛭子能収さんの「ひとりぼっちを笑うな」を読んで良かった

ユルユルにしてブレない蛭子イズム、昨今のSNSで年中繋がっていないと気が済まない連中は参考にした方がいい。結局、自分自身が最も大切ということを自身でよく認識しているのではないかと思われる。同感する思考、少なからずあり。
ひとりぼっちを笑うな (角川oneテーマ21) 感想 蛭子 能収 – 読書メーター

一人が好き。自由が好き。だから、人の自由も尊重する。そんな蛭子さんの生き方が伝わって来る本。これを読んで、楽になる人はたくさんいると思う。そんなに群れなくてもいいんじゃない?ってことです。
ひとりぼっちを笑うな (角川oneテーマ21) 感想 蛭子 能収 – 読書メーター

書店で立ち読みしていて気になったので購入。一人でいること、自由でいること、自分が考えたことをやること、そういったことを大事にした生き方を選び、そしてそれを護ってきている著者による人生論みたいなもの。友達づきあいを含む人付き合いや、仕事論、趣味論などにも触れており、割合若い人にすすめると良いのではないかと思った。
ひとりぼっちを笑うな (角川oneテーマ21) 感想 蛭子 能収 – 読書メーター

群れの特性を知って生きている蛭子さんは、「かもしれない」という語尾も多いのだけど、「許せない」という語尾も多い。二元論を超えるのではなくその真ん中にいながら、グレーな状態があたりまえだという前提でかっこよく生きようとしない。そのスタンスに励まされる。
ひとりぼっちを笑うな (角川oneテーマ21) 感想 蛭子 能収 – 読書メーター

同調圧力に苦しむ人たちへ

本音を言えず、KYと指摘されるのを恐れ、同調圧力に苦しむ多くの人々、特に若い世代には是非読んで欲しい蛭子さんの人生哲学だった。
(3ページ目)あの蛭子さんが「安倍首相の右翼的な動きが怖ろしい」と発言する理由|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見

http://www.youtube.com/watch?v=VE5Nyq3ynL4
「蛭子さんがちゃんとしはじめてる」w
「テレビ出てる方がマシ」発言についてはぜひご確認を。蛭子さんらしい発言というかなんというか・・・w
https://matome.naver.jp/odai/2141238661727685801
2014年10月04日