人の性格は6歳頃までに決定されると主張するフロイト博士。どう決定されるのでしょうか?成長後に性格は本当に変わらないのでしょうか?
「人間の基本的な性格は、幼児期に決定される」
世界大百科事典 第2版 精神性的 発達理論 の用語解説 – 上のような フロイト の心的装置論は,今日の精神分析においてもおおむね継承されているが,新生児が混沌たるエスの塊であるという見方は疑問視されており,自我はきわめて早期に形成されてくるという …
6歳頃までに性格が決まる?
フロイトは、0~12歳以降のこどものパーソナリティーの発達を5段階に分けました。
その中でも、3段階目までが非常に重要で、
5~6歳までの時期が、性格形成にとても大事なのだと言われています。
それでは、詳しく見ていきましょう。
【1段階目】0~18ヶ月まで
この時期に、赤ちゃんはおっぱいを吸うという行為を通して、自分の置かれている環境を理解していきます。
ここで十分におっぱいを吸わせないことにより、赤ちゃんに心残りができてしまいます。
大人になっても満足できない気持ちが残り、依存的で受動的な性格を生み出します。
フロイトの精神分析学−心理=性的発達理論 < 心理学index < Home フロイトの精神分析学−心理=性的発達理論 ・ 口唇期 oral phase 〜18ヵ月まで ■ 母親から乳を与えられ、吸うという行為を通して環境との交流が図られており、この段階での固着は依存的で受動的といった性格特徴の形成と深い関係をもつ。 ・ 肛門期 anal phase 1歳〜3歳まで ■ 環境への主張的で能動的姿…
【2段階目】1歳~3歳頃まで
この時期は、几帳面、頑固、倹約といった性格特徴の形成に関わっていると考えられています。
この時期にトイレット・トレーニングを厳しくしすぎると、潔癖だったり頑固な子に育ってしまいます。
最悪、成長した時に強迫神経症になる可能性も!
【3段階目】5~6歳頃まで
この時期は、成長後の異性愛か同性愛かの決定に大きく関わります。
異性への関心が芽生え、男の子は母親に、女の子は父親に性的関心をもち、同時に同性の親を憎むようになるという時期です。
例えば、「男児が母親より父親に興味を抱く」などこの時期が上手く機能していない場合は、成長後同性愛へと発展していく可能性があります。
性格は生涯を通して変化していく可能性も
乳幼児期に性格は決定してしまうと主張するフロイトに対して、性格は生涯を通して発達していくと主張するのがE.H.エリクソン博士です。
人生を8段階に区分して、それぞれに 発達 課題と 心理社会的 危機、重要な対人関係、 心理社会的 様式が設定されている。
https://matome.naver.jp/odai/2141223752683151001
2014年10月10日
性格って変えることはできるの?
こんな疑問を持っている人も多いでしょう。