「代表取締役」の韓国語翻訳
まずは「取締役」等について。(以下4単語:集英社 国語辞典より)
・取締役
株式会社や有限会社で、社を代表して業務の執行を担当する者。また、その役職。
・取締役会
会社の重要事項を決定する取締役からなる合意機関。
・理事
法人、団体、組織などを代表し、その事務をつかさどる役や機関。
・理事会
団体の代表権を分掌した理事たちの集会、または組織。
つまり「取締役会」は、株式会社などにおける「理事会」に相当すると考えることができる。
ここでなぜ「理事会」という言葉をわざわざ引っ張ってきたかというと、韓国においては「理事、理事会」は直訳可能でそのまま漢字語として今でも普通に幅広く使用されているからである。直訳は ”이사, 이사회” であり、会社を始めさまざまな団体は ”이사, 이사회” を設け運用している。
ここで注意すべき点がある。いわゆる社長、会長という肩書と違って、「代表取締役」は日本の法律(会社法 第47条)によってきちんとその使い方が定まっている肩書である。
→会社法第47条:http://goo.gl/wjC3YI
一方、韓国においては ”대표이사” が韓国の法律(商法 第389条)において定まっている。
→韓国 商法第389条:http://goo.gl/v3lOSI
従って、次のような翻訳が適当と考えられる。
・取締役 : 이사
・取締役会 : 이사회
・代表取締役 社長 : 대표이사 사장
「取締役、取締役会」は漢字をそのまま ”취체역, 취체역회” と、韓国語に表すことはできるが、その言葉は現在ほとんど使われていない。一部によれば、戦前~戦後のある程度の期間においては韓国でもこの言葉が普通に使われていたらしいが、実際どれくらいの期間だったか、いつから使われなくなったか、その理由は何かについては、よく分からなかった。
一方最近は「最高経営者」という意味で ”CEO、chief executive officer” 「最高執行者」”COO、chief operating officer” などという言葉を頻繁に見かけることができる。会社の組織構造や役割、翻訳する文章の文脈などによってはCEO、COO という訳し方も可能ではないかと思う。
日本語「~のほうが」の韓国語翻訳
わっしー 왓시@xhioe
EMANAK ironedI 典出 要@chojogensho_
EMANAK ironedI 典出 要@chojogensho_
たとえば、「Aのほうが美しい。」という文章を韓国語に翻訳した時、
① A 쪽이 아름답다.
② A가 더 아름답다.
確かに②のほうがより自然な感じがする(と何気に’のほうが’を使っている)。
「Aのほうが~」と言い出している時点で、Aの比較対象が存在しているわけなので、’더’ という言葉が追加されることは問題ないだろう。すると韓国語の表現としてより自然な②のほうを選択するのが良いだろう。
一方「AよりBのほうが美しい。」という文章を韓国語に翻訳した時、
③ A 보다 B가 더 아름답다. (‘더’を使う。)
④ A 보다 B가 아름답다. (‘のほうが’を捨てる。)
両方とも文法的に間違ってはないと思う。となると、④をさびしいと感じるか、すっきりしていると感じるかは、個人の問題になるのかな。
私は個人的に③のほうが自然だと感じるので、普通に翻訳したら③のように書くと思う。
ただし、
④’ B가 A보다 아름답다.
という風に順序を変えて書いたら、これはこれで自然な感じがする。
前日談(ぜんじつだん)・前日譚(ぜんじつたん)
※ Wikipedia「外伝」より
前日談(ぜんじつだん、前日譚(ぜんじつたん)も同義)は、国語辞典にない造語である。(本編での)事件が発生する前はどうだったか、ということ。これも作品の位置づけというより、内容を示す言葉として後日談の対義語と使用される場合がある。こちらもまれに「プロローグ」(prolog, prologue)と混同されることがあるが、プロローグの語意は「序言、序幕」であって、前日談という意味ではない。
>>
「後日談(ごじつだん)・後日譚(ごじつたん)」が元々あった言葉であることに対し、その反対の意味を持つ「前日談・前日譚」が造語、というのが不思議である。普通に考えれば、同じく外伝として前の物語があって、後の物語もあった方が対称でバランス良いだろうに、そうなっていない。
ある物語について、その先のこと、それからの成り行きのことについて気にすることは自然である。そして物語が続いていくことも期待してしまう。だから外伝として「後日談(譚)」が必要になった。だがそれが過去にどうだったのかは、あまり注目されてないのかもしれない。「むかーしむかし、あるところに…」と始まる物語の、そのさらに「むかし」のことは、気にならないのである。だから「前日談(譚)」は必要なかった。
だとしたら、いつから必要になったのだろう。前日談って。
ASCII / ISO 8859 / Shift_JIS / ISO 2022 / EUC / UTF-8
「みんなのPython」(柴田淳、Softbank Creative) に文字列、コードに関してすごく良く整理されていました。その部分だけまとめてみました。一部Wikipediaも一緒に参照しています。
○ASCII
American Standard Code for Information Interchangeの略。”0” と ”1”で表記される2進数7Bit(7桁)で表現できる数字(0~127)を128個の文字に対応させたコード。
※ ASCII コード一覧表 http://www9.plala.or.jp/sgwr-t/c_sub/ascii.html
○ISO 8859
ASCII コードを元に、ヨーロッパなどでよく利用されている文字のうち、ASCIIが持っていない文字を追加したコード。8Bit(1Byte)を使用し、256文字を取り扱える。
ISO 8859 にはいくつかのバリエーションがあるが、ISO 8859-1 (Latin-1) と呼ばれるエンコード方式がもっともよく使われている。
※ ISO 8859-1 (Latin-1) コード一覧表 http://www.shtml.jp/mojibake/ichiran.php
○Shift_JIS
2Byteで漢字やひらがなを含む広範囲の文字を表現するエンコード。全角文字の部分をJISコードからずらし(Shift)て作ったコード。
第1Byteが特定の範囲にある数値の場合にのみ、次の1Byteと組み合わせたMulti-Byte文字として扱われる。ASCIIコードと混在可能。
※ Shift_JIS コード一覧表 http://www.seiai.ed.jp/sys/text/java/shiftjis_table.html
○ISO 2022-JP
日本のインターネットの前身となったJUNETで考案されたエンコード。文字列のなかに、エスケープシーケンスと呼ばれる特別なコードが現れると文字の種類を切り替えるという方式を使い、ASCIIとの混在を可能に。現在も日本語のメールを送受信する際に利用されている。
※ ISO 2022-JP コード一覧表 http://charset.7jp.net/jis.html
○ISO 2022-KR
同一手法を韓国語の文字集合に割り当てたエンコード。文字集合に、ASCII、KS C 5601を使用。
※ ISO 2022-KR コード一覧表 http://charset.uic.jp/show/iso-2022-kr/
○ISO 2022-CN
同一手法を中国語の文字集合に割り当てたエンコード。文字集合に、ASCII、GB 2312と、CNS 11643の第1〜2面を使用。
○EUC-JP
UNIXやLinuxで標準的に利用されてきたエンコードで、ISO 2022-JPをベースに作られた。EUCのエンコード方式上にASCIIとJIS X 0208文字集合を配置したもので、半角カナ (JIS X 0201) とJIS補助漢字 (JIS X 0212) も含むことができる。
※ EUC-JP コード一覧表 http://charset.7jp.net/euc.html
○EUC-KR
同一の手法に韓国語の文字を割り当てたコード。KS X 1001をEUCで符号化したものを朝鮮語EUC (EUC-KR) というが、実際にはKS X 1001が他の符号化方式で用いられることはほとんどないため(ISO-2022-KRというものもあるがほとんど使われていない)、単にKS C 5601といっただけでEUC-KRを意味している場合が多い。
※ EUC-KR コード一覧表 http://charset.uic.jp/show/euc-kr/
○EUC-CN
同一の手法に中国語の文字を割り当てたコード。GB 2312をEUCで符号化したものを簡体字中国語EUC (EUC-CN) という。
※ EUC-CN コード一覧表 http://charset.uic.jp/show/euc-cn/
○UTF-8
Unicodeをベースにしたエンコードで、徐々に標準として利用されつつある。英字やひらがな、漢字、ハングルなど広い範囲の文字を統一的に扱えるエンコード。ASCIIの文字は1Byteで表記し、それ以外の文字は種類によって2-6Byteで表示する。
1B U+0000 – U+007F ASCII
2B U+0080 – U+07FF ラテン、ダイアクリティカル、ギリシャ、
キリール、アルメニア、ヘブライ、アラビア、
シリア、ターナ
3B U+0800 – U+FFFF インド系諸文字、句読点、学術記号、
絵文字、東アジアの諸文字、全角半角形
4B U+10000 – U+1FFFFF 古代文字、3に含まれない漢字
※ 5B – 6B
5-6Byteの表現は、ISO/IEC 10646による定義とIETFによるかつての定義で、
Unicodeの範囲外を符号化するためにのみ使用するが、Unicodeによる定義と
IETFによる最新の定義では、5-6Byteの表現は不正なシーケンスである。
※ UTF-8 コード一覧表 http://www.seiai.ed.jp/sys/text/java/utf8table.html
藤原?PUDIPARA?
日本語の「は行」すなわち「は・ひ・ふ・へ・ほ」は
「ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」(以下ぱ)
→「ふぁ・ふぃ・ふ・ふぇ・ふぉ」(以下ふぁ)
→「は・ひ・ふ・へ・ほ」(以下は)
と変化してきた。「ぱ」と発音されてたのが正確にいつの時代にどのような経緯で変わったのかは分からないらしいが、奈良時代には「ふぁ」と発音されるようになり、江戸時代中期になってそれが「は」に変わってきたらしい[1]。
その根拠とされていることが、日本語の清音-濁音の対応において、「は」の濁音が「ば」とされていること。「か-が」「さ-ざ」「た-だ」はすべて有声音-無声音の対応となっている。しかし日本語の音韻に「はha」の有声音は無く、「ばba」の無声音にあたるのは「ぱpa」である。対応を揃えると「ぱーば」となる。沖縄の宮古島、八重山の先島の方言にその名残があるらしい[1][2]。
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[1]http://www.h3.dion.ne.jp/~jtpage/exclaim2/letters/hagyou.htm
[2]http://shouyouki.web.fc2.com/tenkoon.htm
Dr. Suzanne Flynn MIT教授の「言語の14原則」
1. Language is a unigue and special human capacity.
2. There is really only one human language.
3. A child is not taught language.
4. Multilingualism is the natural state of the human mind.
5. There is no limit to the number of languages one can learn.
6. Everyone can learn a new language regardless of ages as long as there is desire.
7. The more languages you know, the easier it gets.
8. The easiest way to learn a new language is in a naturalistic setting.
9. You never lose the languages you acquire.
10. Maintaining fluency is easiest when there is a need to be multilingual.
11. A bi/multi-lingual has a heightened ability to monitor the environment.
12. A bi/multi-lingual can understand and appreciate cultural references and nuances in a manner that a monolingual is unable to do.
13. Knowing multiple languages has long-lasting positive consequences at multiple levels throughout one’s lifetime.
14. The more languages you learn, the smaller the world gets and the greater your understanding of the world and its people.
バーリンBerlin と ケイKay の基本色名
※ Wikipedia「色名」から
ある色がどの基本色名で呼ばれるかは文化によって大きく異なる。例えば、英語の「yellow」は「ochre」(黄土色、或いは茶色に近い色)を含んでおり、日本語の「黄」よりも範囲が広い。又、漢字文化圏(古代中国、朝鮮半島、日本、ヴェトナム)やマヤ文明では、「green」と「blue」を区別せずに「青」と呼ぶ。
上述のバーリンとケイは大学院のセミナーの研究で98種の言語を比較し、言語によって基本色の数は異なること、基本色が対応する色の範囲が異なること、言語の進化によって次第に基本色が分化し増えてゆくことなどを見出した。
彼らは色名は全ての言語において、以下の順序で進化するという法則があると報告している。
1. 白(white)と黒(black)は全ての言語にある。
2. 色名が3つなら赤(red)がある。
3. 色名が4つなら緑(green)または黄(yellow)がある。
4. 色名が5つなら緑と黄がある。
5. 色名が6つなら青(blue)がある。
6. 色名が7つなら茶色(brown)がある
7. 色名が8つ以上なら、紫(purple)、桃(pink)、橙(orange)、灰(gray)か、それらのうちどれかを組み合わせた色がある。
Grue現象
「青Blue」と「緑Green」の色相がことばの中で区別されずに使われることを言う。
日本語の場合、古代から存在する色名は「赤アカ」「黒クロ」「青アヲ」「白シロ」。
この4つの色には形容詞があり、それぞれ「アカい」「クロい」「アヲい」「シロい」。
「黄」は「黄色い」、「茶」は「茶色い」と、「色」が含まれる。他は形容詞がない。
つまり、「青」が「緑」より遥かに古く、また「青」がBlueとGreenに跨っている事実も確認されていると。従ってGreen域の色相を指して「青アヲ」と慣用的に言われてきたということ。
例)信号機の緑色のライトを指して「青信号」と言う。