癒してくれるものあれこれエビデンス

mototchen
山などのリゾート滞在が癒しとなることのエビデンスのリンク集です。

Kaplan & Kaplan(1989)やUlrich(1984)による、自然環境に触れることがストレス提言や疲労回復に有用であるとの研究が紹介された。前者は注意回復理論(認知的側面を強調)、後者は心理進化論(感情的側面を強調)として知られている。

さらに、Fredrickson(2000)の「拡大-構築理論(broaden and build theory)」の図式が紹介された。要するに、ネガティブ感情は、闘争か逃走というように、人々の思考-行動レパートリーを狭くするのに対して、ポジティブ感情は、レパートリーを広げ、well-beingや健康の増加をもたらす可能性があるというもの。ポジティブ感情を経験すると、思考-行為レパートリーが拡大し、これによって永続的な個人資源が構築され、人々を変容し上向きの螺旋を生み出し、これがさらにポジティブ感情の経験へとつながっていくという図式であった
じぶん更新日記

心理学者カプランは、読書や勉強などに代表される
意識をある一点に向けつづける注意を

★ 「方向のある注意」(directed attention)

と言いました。
それに対して、意識がぼやけたような状態での注意を

★ 「何気ない注意」(effortless attention)

と名付けました。*1

そして・・・、

「方向のある注意」を回復させるには
「何気ない注意」が効果的である、としました。

「effortless」を「何気ない」と訳していますが、
「effort」は「努力」ですので、
「努力のいらない」注意ということですね。

「何気ない注意」の代表格が
「自然の風景」を眺めている時です。
11.「注意回復理論」とは? – 人材育成全般 – 専門家プロファイル

The tendency of adoption of Attention Restoration Theory in contact with nature

https://matome.naver.jp/odai/2141094094894911101
2017年08月05日