iPhone6の新機能「Apple Pay」を始めるアップルの狙いとは?

haru-tomo
iPhone6と共に発表された新機能「Apple Pay」この機能を導入したアップルの目的とは?

■iPhone6から搭載される新機能「Apple Pay」の特徴

アップルが、iPhone 6およびiPhone 6 Plusで利用できる電子決済サービス Apple Payを発表しました
速報:電子決済サービスApple Pay発表。iPhone 6/6 Plus内蔵カメラでカード情報を登録 – Engadget Japanese

この支払システムは指紋認証のTouch IDとNFC〔近距離無線通信〕テクノロジーを利用する
Apple Payは画期的NFC支払システム―登録はカメラ、指紋認証、店にカード番号が渡らず – TechCrunch

「Apple Pay」は、iPhoneをクレジットカード代わりに利用することが可能になるもので、ワンタッチでの決済を実現するものだ。店舗で利用できるほか、アプリ内の決済でも利用できる
Apple、モバイル決済サービス「Apple Pay」を発表 ー iPhone6はNFCを搭載 | Shopping Tribe

店舗では、設置された専用端末にiPhoneをかざすことで、決済が完了する仕組み。指紋認証を行う「Touch ID」にタッチしながらかざすことで、本人確認を行いながら一瞬での決済を実現した
Apple、モバイル決済サービス「Apple Pay」を発表 ー iPhone6はNFCを搭載 | Shopping Tribe

・クレジットカードは「カメラ」で簡単に登録できる

カード情報の登録にはiPhone内蔵のカメラを使う。クレジットカード(デビットカード)をカメラ読み取らせると、カード番号や有効期限、名前が自動入力され、後は背面のセキュリティーコードを入力するだけで、Passbookに該当のカードがデフォルトの決済カードとして登録される
5分でわかる iPhone6の新機能“Apple Pay”の仕組み – 週アスPLUS

・高いセキュリティが売りの一つ

Apple Payでは、デビットカードやクレジットカードがPOSターミナルでスキャンされるときに生成される一般的な暗号文に加え、決済プロセスのすべてのステップを暗号化する「トークン・システム」が用いられています
Apple Payのアップルの手数料は0.15%と高めの設定 – iPhone Mania

決済をする際には、カード番号やセキュリティコード、名前などを店員に知られることなくプライバシーを守ることができる
Apple Pay登場で買い物はどう変わる? | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

トークン化はすでにNFCの仕様の一部となっていますが、アップルはこの既存の技術に指紋認証システムTouch IDを追加して、さらに安全性を高めています
Apple Payのアップルの手数料は0.15%と高めの設定 – iPhone Mania

■決済手数料をユーザーや販売側が負担しない。銀行負担になる

Apple Pay手数料は「ユーザー、販売業者、または開発者」には課金されない
アップルの新決済プラットフォーム「Apple Pay」、手数料は誰が負担する? – CNET Japan

ただ、後述のように「クレジットカード」使用の手数料は小売店が支払うようです

消費者がiPhone6を使って商品購入時に支払いをすると、銀行は毎回アップルに対し手数料を支払うことで合意したとのことです
アップル、Apple Payで決済ごとに銀行から手数料を徴収 – iPhone Mania

購入金額100ドルにつき15セント、つまり0.15%の率で手数料を徴収するようだと報じています。この比率の高さは前代未聞の合意であり、競合するグーグルなどは同等の手数料を得ていない
Apple Payのアップルの手数料は0.15%と高めの設定 – iPhone Mania

・もちろん銀行にもメリットがあるため

ある銀行幹部は、Apple Payでは「銀行が決済システムの中心」となっており、銀行にとって同システムの普及は得になりこそすれ、損にはならないため
Apple Payのアップルの手数料は0.15%と高めの設定 – iPhone Mania

カード発行銀行がAppleに支払う取引処理手数料は、クレジットカード会社が販売業者に既に課している取引手数料とは別
アップルの新決済プラットフォーム「Apple Pay」、手数料は誰が負担する? – CNET Japan

市場調査会社Forrester Researchは、モバイル決済市場は2017年には約900億ドル(約9兆6,154万円)規模まで成長すると予測
アップル、Apple Payで決済ごとに銀行から手数料を徴収 – iPhone Mania

この仕組が広がれば、銀行は手数料収入が増え、セキュリティはある程度、アップルに任せられる。アップルも手数料収入で増収になる。

■なぜアップルはこのシステムを導入することを決めたのか?

・収益拡大

2014年秋から提供開始されるApple Payは、Appleにとって新しい収益源となる
アップルの新決済プラットフォーム「Apple Pay」、手数料は誰が負担する? – CNET Japan

年間400億ドル(約4兆2,735億円)以上といわれる、銀行の手数料収入の一部をアップルが受け取ることになる
アップル、Apple Payで決済ごとに銀行から手数料を徴収 – iPhone Mania

・一番の目的はユーザーの「囲い込み」か

決済はApple Payという習慣が広がれば、顧客が他のスマートフォンに流れることはありません
見えてきた、そら恐ろしくもあるアップルの新たな野望 | 大西宏

■日本で普及する可能性はあるのでしょうか?

・日本の「おサイフケータイ」とは違うの?

日本ではおサイフケータイがはやくから導入されてきた。日本で生まれたというか、ソニーが生んだアイデアや技術を、アップル流に再発明し、サービス化した
見えてきた、そら恐ろしくもあるアップルの新たな野望 | 大西宏

おサイフケータイで主流の「FeliCa」はソニーが開発したもの

「Apple Pay=おサイフケータイ」じゃありませんし、Apple Payが導入されてもiPhoneはおサイフケータイになりません
Apple Payの登場でiPhoneでモバイル決済が可能に!でもおサイフケータイとは違うからね? | でこにく

・データの蓄積はしない事を明言している

この決済によって発生する取引情報、個人情報を、アップルも小売店も、一切記録しないことを宣言した
「Apple Pay」「おサイフケータイ」、何が違う? | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

蓄積されたデータの存在に不安を覚える」ことが当たり前になってしまった。これまでNFC決済があまり広がらなかったのは、参入事業者の多くが、「カネのなる木」である決済を握って、そのビッグデータを商売にしようと躍起になっていたからである
「Apple Pay」「おサイフケータイ」、何が違う? | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

なので、アップルはとにかく普及させる事を選んだようだ

・日本のサービス開始はアメリカでの成功がカギか?

将来的には世界中で利用されるようになるというのが、アップルの思い描くストーリーのようだが、そのためには現在普及しているFeliCaリーダーから、Apple Playに対応したNFCリーダーへの置き換えが必要
Apple Pay……おサイフケータイとの違いと日本導入の見込み(2/2) | RBB TODAY

Apple Payが急速に普及するかは、先行する米国での反響次第といえるだろう
Apple Pay……おサイフケータイとの違いと日本導入の見込み(2/2) | RBB TODAY

https://matome.naver.jp/odai/2141065466454740401
2014年09月14日