休日を利用して『防災ピクニック』に行こう!

chilo531
起こってからでは遅いのが震災です。過ごしやすい季節になった今こそ事前に時間をかけて確認しておきたいと思い、防災ピクニックについてまとめました。

■ 震災時、ちゃんと避難できる?

母親って、「子どもは私が守ってみせる!」という、変な万能感みたいなものがあると思うんですけど……実際は守れないんです。東日本大震災で被災された方のお話を伺いましたが、あの規模の揺れになると、自分が揺れに耐えるのに必死で、隣に子どもがいるのに何もしてあげられない状況だったんだそうです。まず「私が守れるというワケではないんだ」ということに気づくことが、大切です。
体験!子どもと「防災ピクニック」は驚きの連続 | ホリプロ保育園DUAL出張所 | 日経DUAL

防災の心得としては、「守りきれないんだ」という視点に立って、「じゃあ、どんな備えをしていこうか?」と考えていくことが大切です。

■ あわてないよう事前にシミュレーション

地震や洪水などの災害への備えはできているだろうか。
避難バッグに防災グッズや非常食を詰めていても、いざというときに使えるかどうかは別問題だ。避難バッグを背負い、自宅から避難所まで歩き、目的地で非常食を食べる「防災ピクニック」を実践してみるのはどうだろう。
震災時、避難できる? 「防災ピクニック」で体験  :日本経済新聞

実際に起こってからでは遅いため、連休が多いときなど余裕があるときに備えておきたいです。

「防災マップを見直す」

作成してある「防災マップ」を元に実際に歩いてみましょう。

作成していない方は、自治体のホームページで避難所をチェックし、自宅から避難所までの安全な道のりを確認しましょう。

途中でブロック塀や角がはがれた看板などがあった。
「地震が発生したら凶器になり得るものがある場所は事前にチェックしたい」
震災時、避難できる? 「防災ピクニック」で体験  :日本経済新聞

大きな看板があったりガラス張りの建物など、普段は気にしないものでも災害時はとても危険です。また、大きな病院は人が集まり道路が混雑します。怪我をしていないときは、なるべく早く避難所へ行くための迂回ルートも確認しましょう。

「避難バッグを見直す」
毛布、エア枕、ミニラジオ、ライト、水、除菌ウェットティッシュ、からだふき、マスク、アルコール除菌ジェル、携帯トイレセット、カイロ、レインコート、軍手、ブルーシート、ゴミ袋など、中身の点検とあわせて、それらの量を持ってきちんと移動できるのかも確認が必要です。

水は1人当たり1日2リットル以上必要といわれるが「家族分を持ち運ぶのは非現実的」と、災害時の危機管理に詳しい国崎信江さんは話す。命からがら逃げる際に持てる重さは「片手でつかんですぐに出られる程度」だ。
震災時、避難できる? 「防災ピクニック」で体験  :日本経済新聞

避難リュックは、家族で1個ではなく、1人1個持つことがオススメです。
体験!子どもと「防災ピクニック」は驚きの連続 | ホリプロ保育園DUAL出張所 | 日経DUAL

「避難グッズ」だけではなく「災害・安全用品」や「貴重品」など細かく記載されています。
貴重品の中にある『家族の写真』などは震災だからこその「貴重品」です。

「防災グッズを使ってみる」
冬の必需品である防寒シートなど破れやすかったりしないか、身体がすぐにあたたまるか実際に試してみたり、懐中電灯はきちんとつくか、ラジオは受信できるかなど実際に使えるかどうか確認しましょう。

簡易トイレが使いやすいかどうか、肺活量の少ない子どもにホイッスルが吹けるかどうか、など、楽しみながら実践し、いざという時に本当に使えるものを揃えていきます。
防災ピクニック|アクティブ防災|NPO法人ママプラグ

ホイッスルを吹けない子どもは意外といるようです。がれきに埋もれたり、精神的に声がでなくなってしまったときに必需品となるので、これは事前に確認しておきたいです。

「非常食を食べてみる」

優先したいのはビスケットやおかきなど『自分が好きな、心を満たすもの』であることです。

その次がゼリー飲料やレトルトおかゆなど、火を使う必要がなく、食べるときに水分を多くとる必要のない食材です。

消費期限が長いので缶食は定番ですが、実際に運んでみると結構な重さになります。そのため袋物もあわせて備えておきましょう。
ただし、袋食は食べるために水が必要なこともあるので、あわせて確認しましょう。

息子が食べたカンパンは1個だけで、あとは中に入っている氷砂糖ばかりなめていました。 ちなみにLoさんによると、「カンパンは、蜂蜜を付けると食べやすくなりますよ」とのこと。自衛隊でも、カンパンにはオレンジスプレッドを付けて食べるのが定番なんだとか。
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子どもにこそ食べさせてみることが大切。
緊急時だからこそ、なるべく好きなものを与えてあげたいですね。

「子どもの速度をはかる」
子どもを急かせると事故のもとになりますが、緊急時は大人も平静ではありません。だからこそ事前に子どものスピードを知っておく必要があります。

ブルーシートの上にヘルメットを並べ、それをかぶって、スニーカーを履いて、10メートル先に置いたホイッスルを最初に鳴らした人が勝ち、というルール。これでヘルメットをかぶれるか、靴を履くのにどのくらい時間がかかるか、音を出してホイッスルを吹けるかが確認できる
「防災ピクニック」で子どもと一緒に非常時対策を | 日経DUAL

でも、実際にやってみたら、ヘルメットはしっかりかぶれたのですが、靴を履く段階になって、ある男の子が「え~、靴を履いちゃいけないんだよ」と言い出すんですよ。「そのまま逃げろって言われた」。じゃあ、そのまま歩いてみたら、と言うと、やっぱり「足が痛い」となる。
「防災ピクニック」で子どもと一緒に非常時対策を | 日経DUAL

幼稚園では「靴を履かずに出る」とは指導していないそうです。ただ、避難訓練では上履きを履いているときは、靴を履き替えずに、そのまま外に出ている。大人だったら「今は上履きを履いているから、そのまま外に出ても大丈夫」と判断できますが、子どもにはそこまで判断できないことがあるんですね。大人が常識だと思っていても、子どもはそうは思っていない場合があります。

「家族だけの『ルール』を決める」
万が一バラバラになってしまった時の集合場所や、安否確認の手段などは事前に決めて確認しておきましょう。
また、子どもがいる場合はどちらが子ども迎えにいくか、面倒などを見るかなど役割分担を決めておくことも必要です。

関東大震災は9月1日、阪神・淡路大震災は1月17日、東日本大震災は3月11日。いつ起こるかわからないからこそ、事前に行っておきたいのが『防災ピクニック』です。

普段から防災ピクニックを行うことで、実際に外で過ごす際の子どもの様子や、必要なグッズを確認することもできます。
防災ピクニック|アクティブ防災|NPO法人ママプラグ

試して失敗することで、それぞれのご家庭に合った避難リュックができるハズです
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防災ピクニックでは、普段できない非日常をちょっと体験させるようにしています。避難場所までわざと歩きにくいところを歩いてみる、和式のトイレを使わせてみる。子どもは吸収力が高いので、すぐにできるようになります。
「防災ピクニック」で子どもと一緒に非常時対策を | 日経DUAL

コンタクトレンズや常備薬など必携品には個人差がある。中身を厳選し、マイ避難バッグを作ろう。
震災時、避難できる? 「防災ピクニック」で体験  :日本経済新聞

https://matome.naver.jp/odai/2141040118243311801
2014年09月12日