デング熱だけじゃない!蚊が媒介する感染症の特徴と予防/治療法

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日本国内でデング熱が広まりつつあります。蚊媒介感染症の特徴と予防/治療法をまとめました。

ウエストナイル熱

ウエストナイルウイルス

日本国内での感染例は認められていない
(2005年にアメリカから帰国した男性がウエストナイルウイルスに感染していた事例が1例ある)
媒介蚊:アカイエカ、チカイエカ、ヒトスジシマカなど
東京都感染症情報センター » 蚊媒介感染症 Mosquito-borne Infection

患者の血液中のウイルス濃度は鳥の数十万分の1以下のため、人から人への感染は起こらないと考えられています。また、患者を刺した蚊に刺された場合も同様に感染は起こらないと考えられています。
東京都感染症情報センター » ウエストナイル熱 West Nile fever

感染者のうち80%は症状が現れない(発症率は20%)
潜伏期間は通常2~6日。発熱・頭痛・咽頭痛・背部痛・筋肉痛・関節痛が主な症状である。
特異的な治療はなく、対症療法が治療の中心である。
ウエストナイル熱 – Wikipedia

日本国内で今のところ感染例がないため、発生地域へ渡航しなければ感染のリスクはありません。

チクングニア熱

チクングニアウイルス

日本国内での感染、流行はないが、海外で感染した輸入症例が報告されている。
媒介蚊:主にネッタイシマカとヒトスジシマカ
東京都感染症情報センター » 蚊媒介感染症 Mosquito-borne Infection

2日から長くても2週間程度の潜伏期間の後に、40℃に達する高熱と斑状丘疹があり、関節が激しく痛む。
特異療法は存在しないため、発熱に対する通常の対症療法を行う。
チクングニア熱 – Wikipedia

日本国内で今のところ感染例がないため、発生地域へ渡航しなければ感染のリスクはありません。

デング熱

デングウイルス

2014年8月、約70年ぶりに国内感染症例が報告された。
媒介蚊:ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど
東京都感染症情報センター » 蚊媒介感染症 Mosquito-borne Infection

デング熱の症状の特徴は、突然の発熱、頭痛(一般的に目の奥の痛み)、筋肉や関節の痛み、発疹である。
二度目に異なる血清型のデングウイルスに感染すると、デング出血熱やデングショック症候群のリスクが高まる

デング熱に対する特別な治療法はない。
デング熱 – Wikipedia

ヒトスジシマカ

Q.ヒトスジシマカについて教えてください。
日本のほとんどの地域(秋田県および岩手県以南)に分布しています。その活動時期は5月中旬~10月下旬です。
デング熱に関するQ&A|厚生労働省

日本でのヒトスジシマカの活動期は、10月中旬ごろまで。卵で越冬し、次世代までウイルスが受け継がれることはないという。
デング熱、東京で感染拡大—蚊が媒介 | nippon.com

ネッタイシマカ

Q.ネッタイシマカの特徴等について教えてください。
A.現在、ネッタイシマカは国内には生息していません
デング熱に関するQ&A|厚生労働省

ヒトスジシマカやネッタイシマカは日中に活動し、ヤブや木陰などでよく刺されます。その時間帯に屋外で活動する場合は、長袖・長ズボンの着用に留意し、忌避剤の使用も推奨します。
デング熱に関するQ&A|厚生労働省

日本での感染例があります。
蚊の多い場所(薮や公園など)に行かない、虫除けスプレーなどで蚊にさされない事が重要です。

日本脳炎

日本脳炎ウイルス

感染しても日本脳炎を発病するのは100~1000人に1人程度であり、大多数は無症状に終わる。
東京都感染症情報センター » 蚊媒介感染症 Mosquito-borne Infection

潜伏期は6~16日間とされ高熱を発し、痙攣、意識障害に陥る。発症してからの治療方法は対症療法のみ。致死率は20%程度であるが、半数以上は脳にダメージを受け麻痺などの重篤な後遺症が残る。
ワクチン接種が発症を有効に阻止していると言える。
媒介蚊:コガタアカイエカ
日本脳炎 – Wikipedia

ワクチン接種が最大の予防法です。ワクチン接種の効果で日本では流行していません。

マラリア

マラリア原虫

マラリア原虫の種類によって、熱帯熱マラリア、三日熱マラリア、四日熱マラリア、卵形マラリアに分類される。これらのうちもっとも危険なのが熱帯熱マラリアで、治療が遅れると死に至ることがある。
媒介蚊:ハマダラカ
東京都感染症情報センター » 蚊媒介感染症 Mosquito-borne Infection

マラリアのリスクのある国

40度近くの激しい高熱に襲われるが、比較的短時間で熱は下がる。しかし、三日熱マラリアの場合48時間おきに、四日熱マラリアの場合72時間おきに、繰り返し激しい高熱に襲われることになる。
いずれの場合も、一旦熱が下がることから油断しやすいが、すぐに治療を始めないとどんどん重篤な状態に陥ってしまう。
マラリア原虫へのワクチンはないが、抗マラリア剤はいくつかある。
マラリア – Wikipedia

衛生環境・住宅環境が良好であることから、現代の日本では流行していません。
またデング熱・ウエストナイル熱・チクングニア熱と違い、治療薬があります。

関連リンク

https://matome.naver.jp/odai/2141024798499515201
2014年09月12日