新宿中央公園でデング熱感染。代々木公園から直線距離で1キロ、蚊の行動範囲を大きく上回る距離
新宿中央公園でデング熱感染。代々木公園から直線距離で1キロ、蚊の行動範囲を大きく上回る距離 :にんじ報告
ついには皇居にも「蚊に注意」の呼びかけも出始めました。
そんなデング熱。
一体なぜこれほどまでに話題になっているのかまとめてみました。
感染経路
感染経路は皆さんもうご存知、デングウィルスに感染した蚊です。
そもそもこの蚊は
海外でデングウィルスに感染した人が日本に帰国後に
新たに蚊に刺され、その蚊がデングウィルスを宿して
撒き散らしているらしい。が・・・。
主な感染経路は、ウイルスに感染した蚊。蚊がウイルスに感染した人の血を吸い、体内で増殖させた後に別の人間を吸血することで、デングウイルスが感染する。ヒトからヒトに直接感染することはなく、感染しても発症しないケースも多いとされている。
国内で感染者が増えているデング熱 – 症状、感染経路、予防策などまとめ – Ameba News [アメーバニュース]
人間同士の直接感染は起こらない。ただし、輸血、血液製剤、臓器移植は例外である。
デング熱 – Wikipedia
テング熱による症状
デングウイルスに感染しても8割は無症状であり、それ以外も軽度の症状、例えば合併症を伴わない発熱症状が現れるだけがほとんどである。
しかし、5%の感染者では重症にまで発展し、さらにごく一部では生命を脅かすこともある
デング熱 – Wikipedia
潜伏期間は3日~14日(ほとんどの場合は4日~7日)で、発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、はしかの症状に似た特徴的な皮膚発疹を伴う。
感染には、発熱・重症・回復の3段階がある。
■発熱期
40℃以上の高熱が出ることがよくあり、全身の痛みや頭痛を伴う。通常、このような症状が2日から7日続く。
■重症期
中には重症に発展する人もおり、重症に至る場合それは高熱から回復した後であり、通常1日から2日続く。
■回復期
回復には通常2、3日かかり、激しいかゆみが発生。
斑丘疹または血管炎症候群といった別の発疹が現れ、皮膚が剥けてくる場合もあり、数週間疲労感が続く。
治療法
とりあえず病院に行き、必要であれば入院が必要になることがある。
デングウイルスに対する治療薬はなく、対症療法が中心です。デング熱・デング出血熱の発熱に対しては、出血傾向を増悪(ぞうあく)させる可能性があるため、アスピリンを使用してはいけないことになっています。デング出血熱に対しては、補液が主な治療法です。
デング熱、デング出血熱 治療方法 – goo ヘルスケア
予防法
予防はウイルスを媒介する蚊に刺されないようにして身を守ることのみ。公園や水辺を歩くときは虫除けスプレーをして
素肌を隠すことが勧められています。
フランスの製薬大手サノフィは3日、デング熱を予防する世界初のワクチンについて、臨床試験で効果が確認されたと発表した。デング熱は熱帯地域を中心に年間1億人が発症する感染症。サノフィは2015年の実用化をめざす。
仏サノフィ、デング熱予防ワクチン 15年実用化目指す :日本経済新聞
今のところは蚊に刺されないようにすることしか予防方法がないみたいですね。
デングウィルス再感染
ここまで読むと、それほど怖くはないような病気と思えるかもしれません。
感染しても8割は無症状ですからね。
ところがこのデングウィルス。
最も怖いのは再感染した時とのこと。
初感染のときは軽症例が多いですが、再感染すると“デング出血熱”を引き起こす可能性が高まります。適切に治療しないとその致死率は10~20%ともいわれているんです
デング熱 再感染すると致死率10~20%のデング出血熱発症も│NEWSポストセブン
毛細血管の透過性が増し、水分の漏れが増加することで、胸腔や腹腔に多量の水分が溜まる場合がある。
これにより、血液量減少が生じたり、循環性ショックが生じたりする。
またこの段階では、臓器障害や大量出血が、一般的には消化器で起きることがある。デングショック症候群と呼ばれる循環性ショックやデング出血熱と呼ばれる出血が発症する割合は、全症例の5%未満であるが、以前に他の血清型のデングウイルスに感染したことがある場合(つまり、二回目の感染の場合)は、そのリスクが増える。
デング熱 – Wikipedia
要は
デング熱はさして問題ないが
デング出血熱となると致死率が一気に上がると。
生物兵器に分類されていたデング熱
2003年までデング熱は、潜在的な生物兵器に分類されていたが、その後、この分類からは取り除かれた。伝染させるのはあまりにも難しく、出血熱を引き起こす割合が比較的低いからである
デング熱 – Wikipedia
東京代々木公園で、日本ではおよそ70年ぶりに国内でデング熱に感染したことが確認されましたね。
代々木公園ではめっきり人が減り
殺虫剤をまく姿がニュースでは見られるようになりました。
明治神宮境内においても注意が呼びかけられています。