家庭菜園向けの農薬紹介

ukrainy

トマトやキュウリなどの野菜から,バラやパンジーなどの花まで幅広く気軽に楽しめるのが家庭菜園。無農薬で安全・安心に栽培できるのが魅力の1つですが,どうしても病気や害虫の被害は受けてしまうもの。ホームセンター等で売られている農薬を中心に紹介します。

アブラムシやハダニなどの小さな虫には

主成分が還元澱粉糖化物(デンプン)であり,化学化合物ではないので安心して使えます。
アブラムシやダニに直接かけることで,虫を包み込み窒息させます。
同様にうどんこ病にも効果があります。

ベニカと同様,デンプンが主成分です。

手を汚すことなく手軽に使用できる散粒容器入りです。
根から成分が吸収されて地上部に殺虫成分が移行されます。
化学農薬です。
虫が発生する前に使用することで効果的に防除できます。

イモムシには

天然微生物であるBacillus thuringiensis(BT菌)と,菌がつくる毒素が配合されています。
主にアオムシやヨトウムシなどの芋虫に効果があります。※アブラムシには効果はありません。
虫が小さいうちに散布するのが効果的です。

アブラムシ・スリップス・アメリカシロヒトリなど、各種の害虫に効果のある家庭園芸の代表的な殺虫剤です。
化学農薬です。

庭木や果樹の中に入ったカミキリムシ幼虫の防除に効果的です。
ノズルをたためばスプレー剤としても使えます。
化学農薬です。

うどんこ病などの病気には

主成分は酢酸であり,特定防除資材に指定されています。
発病してから散布しても効果は薄いので,予防的に散布すると効果的です。

ベーキングパウダー(炭酸水素ナトリウム)と類似した成分(炭酸水素カリウム)を使用した薬剤で,主にうどんこ病や灰色かび病に効果があります。
防除効果を高めるために,発生初期のうちに使用しましょう。

https://matome.naver.jp/odai/2140949035920267501
2014年11月23日