同じ薬をもらうのに、払う金額が違う?
以上のような点数に基づいて計算されています。薬の売値、薬価は全国共通です。
なので、上の点数表により同じ薬をもらうのに薬局ごとに払う金額が違うのです。
1点=10円の計算です。
我々が薬局にかかる時にどのようなことに気を付ければ値段を抑えることができるのでしょうか?
①調剤基本料を抑える。
色々な条件で基本料は決まっています。
内部の人間でないと何点取っているかはわからないので、電話や処方箋を
受け付けに出す際に聞いてみましょう。また、薬をもらったことにある薬局でしたら
調剤明細表をもらっているはずなので、それを見てみるのもいいでしょう。
ここで、19点の薬局を探せれば41-19点=26点浮きますので、3割負担で約80円安くなります。
②お薬手帳を断る。
確かに、お薬手帳は有用ではありますが、すべての人が持つべきかと言われれば微妙です。
併用している薬がたくさんある、アレルギー体質である、などなければ断って問題ないと思います。
最近の薬局は毎回、薄いペラペラの手帳に貼って薬手帳の点数をつける薬局まであります。
断れば、3割負担で約20円安くなります。
③ジェネリック医薬品に変える。
ジェネリック医薬品とは簡単に言うと、特許の切れた医薬品です。開発費用が安く済む分薬価も安いため、患者にも安く提供できるのです。ただ添加物が違うこともあるので、神経質な方、アレルギー体質の方は避けた方がいいかもしれません。
最近は添加物も全く同じのオーソライズドジェネリックという医薬品も発売され始めています。
4日分の風邪薬でも3割負担で100円以上安くなることもあります。
④後発医薬品調剤体制加算に注意。
後発医薬品調剤体制加算というものがあります。簡単に言うとその薬局で使っている医薬品のうち、55%以上がジェネリック医薬品が占めていると加算がつくというものです。
55%以上で18点取られるので、約50円高くなってしまいます。
この加算に関しては、薬局内で掲示してあるはずなのでよく掲示物を見るか、薬剤師、医療事務に直接聞いてしまいましょう。
⑤夜間、休日加算に注意。
土曜の午後に薬局があいていて助かった!なんて経験はありますか?
確かに、風邪薬、急を要する薬でしたらいいですが、月曜でも大丈夫かも・・・なんてお薬は月曜日に処方箋を出しましょう。
土曜の13時以降の午後、休日全日、平日19時以降は40点加算されています。
3割負担で120円高くなっているのです。同じ薬をもらうのにもったいないと思いませんか?
まだ手持ちの薬がある場合は、日を改めた方がいいでしょう。
⑥クレジットカード、ポイントカードを有効活用する。
調剤薬局の中には、クレジットカードでの支払い、またチェーン展開の薬局でしたらポイントカードを作成し調剤のお会計にもポイントを付与している薬局もあります。クレジットカードのお会計ではほとんどの薬局でポイントが付くことでしょう。ポイントカードに関して上記リンクにも記載がありますが、原則禁止ですがまだ続けている薬局は多数です。患者に責任があるわけではないので、賢く利用しましょう。
☆まとめ☆
いかがだったでしょうか?①~⑥を気を付ければお薬代がいくらか安く済むはずです。
加算に関しては積極的に薬局に質問した方がいいでしょう。
大した額ではないと思われるかもしれませんが、同じ薬をもらうなら安く済んだ方がいいはずです。賢く薬をもらい、他のことにお金は使いましょう。ポイントもつければ尚お得です。
くれぐれもお薬手帳の有無、ジェネリックへの変更などは自身の健康状態と照らし合わせて判断してください。