性犯罪が増加…女性が生き難い日本の実態

sjapan

■強制わいせつ↑増加

平成元年 2,759件 → 平成25年 7,672件

犯罪の認知件数を種類別に見ると、窃盗犯や知能犯、殺人、強盗などについては2009年から減少傾向が続いているが、一方で放火(1090件)や強姦(1410件)、強制わいせつ(7672件)は逆に増加しており、いずれも前年を上回る結果となった。
犯罪件数は減少も放火や性犯罪は増加傾向 警察庁 | 地震予測検証・地震予知情報 / 防災情報【ハザードラボ】

2013年「犯罪統計資料」

加害者年齢は30代が多い
平成24年の犯罪

40代、20代と続く

■痴漢↑増加

性犯罪はピーク時を境に減少傾向にあるとする人がいますが、平成8年以降に急増したまま高水準で推移していて、増加傾向にあります。

一般的に「痴漢犯」は、各都道府県の迷惑防止条例違反として検挙され処罰されますが、悪質な痴漢行為は、刑法の強制わいせつ罪として取り扱われます。
痴漢が裁かれるのは迷惑防止条例だけではありませんっ!|痴漢バスターズ

平成24年の迷惑防止条例等違反のうち痴漢行為の検挙件数(電車内以外で行われたものを含む。)と電車内における強制わいせつの認知件数を合わせた数は、4,250件と、昨年に比べ6.9%増加した。
第1項 女性の犯罪被害対策

迷惑防止条例違反は、約60%が電車内で発生しており、駅構内と合わせると約75%が電車・駅で発生しています。

痴漢被疑者の年齢は、30歳代74人(33.8%)、次いで、40歳代59人(26.9%)、20歳代36人(16.4%)
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/h22_chikankenkyukai.pdf#search=’%E7%97%B4%E6%BC%A2+%E5%A2%97%E5%8A%A0+%E6%8E%A8%E7%A7%BB’

痴漢被疑者の職業は、会社員112人(51.1%)、次いで、無職23人(10.5%)、アルバイトと大学生が各11人(5.0%)
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/h22_chikankenkyukai.pdf#search=’%E7%97%B4%E6%BC%A2+%E5%A2%97%E5%8A%A0+%E6%8E%A8%E7%A7%BB’

無職者以外は、職業人口分布と比率が変わらないため、職業による差はあまり無いと考えられます。

89.1%の女性が、痴漢被害に遭っても警察に通報・相談していない
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/h22_chikankenkyukai.pdf#search=’%E7%97%B4%E6%BC%A2+%E5%A2%97%E5%8A%A0+%E6%8E%A8%E7%A7%BB’

■盗撮↑増加

平成18年 1,087件 → 平成25年 約2,720件

盗撮事犯については、一般的に都道府県迷惑防止条例等違反で検挙している。
第1項 女性の犯罪被害対策

前の年より24%増え、スマートフォンを使った手口が半数を占めていることが、警視庁のまとめでわかりました。
東京都内で盗撮増加中、半数がスマートフォンによる犯行 : iPhoneちゃんねる

盗撮被害現場の内訳は、平成24年度では電車内が約2割だったところ、平成25年度になってからは約1割に減少しています。しかし全体の盗撮被害件数は増加しており、場所を選ばず盗撮出来てしまう現実が浮き彫りになっているようです。
スマホ盗撮について警視庁に取材!『忍者アプリ』利用の実態が明らかに… | APPREVIEW

盗撮に関わる迷惑行為防止条例違反の検挙件数は、平成21年からの5年間で、約1480件から約2720件に急増している。
ほかに使い道あるの? 「盗撮禁止」とうたって盗撮用運動靴をネット上で売る… – MSN産経west

■セクシュアルハラスメント↑増加

平成6年 850件 → 平成24年 9,981件

相談件数は9,981件で,そのうち女性労働者からの相談件数は5,838件(58.5%)で全体の約6割を占めている
第5節 セクシュアル・ハラスメントの実態 | 内閣府男女共同参画局

職場におけるセクシュアルハラスメントは、様々な言動の態様がありますが、共通する特徴として、意識面において女性労働者を対等なパートナーとして見ていないことに加え、性的な関心や欲求の対象として見ていることがあげられます。
ポジティブ・アクション ⁄ 資料コーナー ⁄ 職場におけるセクシュアルハラスメントの起こる原因・背景

女性に比べて男性は「コミュニケーション不足」を理由としている人が多く、問題の原因をきちんと把握できていない人が一定数いることが分かります。

■ストーカー↑過去最多

統計を取り始めた平成12年以降、初めて2万件を超え最多となったことが20日、警察庁のまとめで分かった。
「ストーカー被害」過去最多2万件超 殺人2件、DV9千件:イザ!

ストーカーの加害者は、男性が九割弱で、女性は一割強であった。
【ストーカー 被害】 警察庁統計で見るストーカー被害の実態 - ストーカー バスターズ

加害者年齢は20~30代が多い
ストーカー被害の現状|原一探偵事務所

■DV↑過去最多

平成13年 3,608件 → 平成25年 49,533件

ドメスティック・バイオレンス(DV)も、過去最高の認知件数で、ストーカーの倍以上の約5万件です。
ストーカー、DVの統計

女性の4人に1人が、男性から暴力を受けた経験があります。
女性の10人に1人が繰り返しの継続的で執拗な暴力を受けています。
3日に1人、妻が夫に殺されています。
女性のためのDV相談室 by NPO法人 全国女性シェルターネット

約 10 人に 1 人は交際相手から被害を受けたことがある 。
被害を受けた女性の約 4 割はどこにも相談していない。
女性の約 20 人に1人は命の危険を感じたことがある 。
http://www.gender.go.jp/e-vaw/chousa/images/pdf/h23danjokan-gaiyo.pdf

女性の 8%は異性から無理やりに性交された経験がある。
約 4 人に 3 人は加害者と面識があった。
被害を受けた女性の約 7 割はどこにも相談していない。
被害を受けた女性の約7割に生活上の変化があった。
http://www.gender.go.jp/e-vaw/chousa/images/pdf/h23danjokan-gaiyo.pdf

■日本の浮気率

世界各国に比べ、日本人の浮気の傾向は非常に高くなっています。
女性よりも男性の方が浮気をする傾向が高いようです。
男性と女性の浮気比率 – 赤井探偵事務所

浮気率は、既婚・未婚共に2~3割。

1991年は妻の浮気は10人に1人の割合だったのに対し、今は6人に1人がしているという結果になったことを発表しました。夫が浮気をする確率は現在も5人に1人で、変わっていません。
妻の浮気率が高くなったとはいえ、やはり夫が浮気をする確率の方が高いのは同じです。
http://woman.mynavi.jp/article/130823-032/

■性犯罪の再犯率

出所受刑者の再犯率は,39.9%(満期出所者では63.3%,仮釈放者では30.8%)であり,性犯罪再犯率は,11.3%(満期出所者では19.1%,仮釈放者では8.3%)であった。
平成18年版 犯罪白書 第6編/第4章/第2節/2

前科有無の再犯状況
類型ごとの再犯状況

■性犯罪は病気。でも治療法は確立していない

性犯罪を引き起こす「性依存症」は事件や犯罪の側面から捉えるのではなく、ずっとセックスに関することが頭の中に渦巻き、強迫性、貪欲性、衝動性、反復性によって性衝動や行動を繰り返す「心の病気」「現代病」であると理解することが必要だと述べている。
なぜ性犯罪を犯すのか? なぜ繰り返すのか? 「性依存症」について考える | マイナビニュース

治療が必要。でも・・・

性犯罪加害者の治療プログラムは難航しており、世界的にも議論が紛糾しています。
産經新聞の性犯罪特集その後

ポルノ・性風俗では性犯罪はなくならない

デリヘルに勤務する現役風俗嬢の女性は、「わたしたちの仕事は性犯罪の代用品じゃありません」と発言。「わたしはデリヘルやそれに類する性風俗では性犯罪の代わりを果たせないと考えております」「『活用』されても暴力は減らないと思います。性犯罪をしたい人は、店で提供されるような性的サービスを受けたいわけではないからです」などと発言した。
風俗で性暴力なくせない、性暴力被害者の7割が相談できずPTSDに長期間苦しむ、性的支配の根絶を|すくらむ

売春やポルノに対する規制が緩いヨーロッパでは、性犯罪率が高い
性教育でも防げない

「総合的」性教育というのは、性の「専門家」達の苦肉の策です。新しい性病や中絶、離婚、未婚の母、働かない父親、幼児虐待などの増加を見ても、又若者が人間関係を冷ややかに見るようになっていることを見ても、彼等のやり方が上手くいかない事はすでに分かっています。
japan-lifeissues.net | 「性教育について」

10年前に早稲田大学のサークルで起きた集団輪姦事件、スーパーフリー事件のことを書きましたけど、どうやらスーパーフリー事件が起きる原因としては、クライスが同様のことをやっていたから、それに感化されて始めたようでして。その結果が集団輪姦につながったというわけなんです。
【明大】クライスがスーパーフリーのルーツだった話【ヤリサー】|Freemanの音楽・政治ブログ

彼らは性教育を受けているはずですが・・・

■被害者に責めても性犯罪はなくならない

犯罪被害は突然ふりかかってくる.しかし多くの人はそのような事実を認めたがらず,被害者の脆弱性や病理に原因を求めてしまう.とりわけ性にかかわる領域の被害では「危険なところに行くから」「危ない人とつきあうから」「夫が暴力を振るうのは本人にも責任がある」というように,加害者の責任を問うより,被害者の問題として捉える人が少なくない.
しかし実際には,性暴力の被害者の多くは自宅や日常生活の範囲内で被害にあっているし,加害者は表面的には危険な人物には見えていないことが多い
犯罪と女性被害者(性犯罪,DV)

「性犯罪に手を染めた者は一定の期間をおいて犯行を繰り返し、エスカレートしていく」と指摘する。
異常性愛は一種の中毒で、たばこや酒の量が増えるように、犯行もひどくなっていくという。
そのため、「性犯罪に手を染めた者を早い段階で処罰することが大切。刑罰を受ける不快感が性衝動を抑圧するので、厳罰化は一定の効果が期待できる」
性犯罪撲滅宣言】「再犯、常習者はエスカレートする」 早い段階で「厳罰」必要 – 奥村徹弁護士の見解(06-6363-2151 [email protected]

暴力犯罪を減少させ、常習犯罪者に、より効果的に対処しようと米国では、過去に2回重罪を 犯した者が3回目の重罪犯罪を犯した場合、犯罪の内容を問わず一律に仮釈放の可能性がない 終身刑にするという法律が制定されている。 この法律も性犯罪常習者やお礼参りをした者、札付きのワルと呼ばれている累犯者への対策として、成立が急がれる。
犯罪被害者支援と犯罪予防ネット4ページ

https://matome.naver.jp/odai/2140826494055891001
2014年08月18日