1巻
第1話 悲劇
第2話 異変
第3話 最悪
第4話 珈琲
第5話 喰場
第6話 帰巣
第7話 欺罔
第8話 赫子
“東京”には、或るひとつの「絶望」が潜む…。
群衆に紛れ、人間を狩り、その死肉を喰す怪人、人はそれを「喰種」と呼ぶ。
青年が怪人に邂逅したとき、数奇な運命が廻り始める──!
喰種であり、人間 | ブクペ
物語の舞台はトウキョウです。
『食物連鎖の頂点とされるヒトを…、“食糧”として狩る者たちが存在する…』
喰種であり、人間 | ブクペ
「カネキなんかあっという間に喰われるだろーな。よくわからん本ばっか読んでるもやし小僧だし」
「よ…よくわからんとはなんだ…」主人公は普通の青年・金木研。
18歳の大学一年生です。
事故により臓器を移植をしましたが、その臓器がグールのものだったため、グールになってしまいます。
そのため今まで食べていたものが食べられず、人間を食べなければいけなくなっています。
金木は人間を食べることを頑なに拒否しますが…。
東京喰種トウキョウグール・1巻『”人間”であり”喰種”である』感想・あらすじ※ネタバレ有り注意 | きままにごらく!
主人公が純粋な人間でなく、人を害する種族と混血的存在であったり、敵が人を害する種族である漫画はそれなりにありますが、この漫画は主人公が完全に人外サイドとして、人外サイドの視点を中心にして描いています。
ちりとり西刺屋-nicci★sacci 【東京喰種】1巻レビュー&感想(石田スイ作品)
ちなみにこの漫画のもうひとつ見どころなのが、「食欲減退グルメ」または「アンチグルメ」 。
人間の食べ物がまずく感じるという設定なのですが、これがまた読者にまで吐き気を催させるくらい凝った表現。参考までに出すと、
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・味噌汁→濁った機械油
・豆腐→動物の死亡を練り固めたような気分の悪さ
・白米→口の中で糊でもこねてるみたい
・ハンバーグ→豚の内臓でも舐めてるみたい
・パン→固形の嘔吐物
・たい焼き→馬のクソ
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ちりとり西刺屋-nicci★sacci 【東京喰種】1巻レビュー&感想(石田スイ作品)
まず今まで通りの食事が全て不味い上に栄養として吸収できないというのは
かなりのマイナスだと思います。
そしてなによりも栄養になる●●の肉を食べなくては生きられないことが
一番キツイですね・・・精神的にもかなりくるものがあります。
東京喰種トーキョーグール 第1巻 ネタバレ あらすじ内容&感想
「あなた以外に頼れる人がもういないんです…。“この身体”になってからすべてが最悪なんです…」
「お願いします…僕を…助けてください」
金木はグール・トーカに助けを求めます。
喰種であり、人間 | ブクペ
しかしトーカは金木の言葉に逆上。
「“すべてが最悪”? ッざけんな…」
「だったら私は…生まれた時から最悪ってワケ…?」
「誰がお前なんか助けるか」
元人間の立場からグールを否定してしまったわけで、そりゃグールが怒るのも無理はないか?
喰種であり、人間 | ブクペ
たまたま遭遇してしまった喰種・西尾が、同じ大学の先輩であったことから友人ヒデ共々フルボッコにされるのですが、親友ヒデを守るために喰種として覚醒して一蹴。それによって飢餓が極限となりヒデを喰おうとしてしまい、止められる―。動機としては友人を守るためであったのが、結果として喰種としての運命を決定付けることになってしまう。そしてついに人肉を口にする。
ちりとり西刺屋-nicci★sacci 【東京喰種】1巻レビュー&感想(石田スイ作品)
結局人間にもグールにもなれない金木。
「“人間”でも“喰種”でもない僕は…」
「僕は孤独だ…僕の居場所なんてない」
喰種であり、人間 | ブクペ
しかし、あんていくの店長はこれを否定し、金木に告げます。
「“どっちでもない”? それは違う」
「君は“喰種”であり…同時に“人間”でもあるんだ」
「二つの世界に居場所を持てる唯一人の存在なんだよ」
「………!」
「そして知ってほしい。我々がただの餓えた獣なのかどうかを」
金木はバイトをしながら、人間であり喰種でもある立場から世界を見ていくことに…。
喰種であり、人間 | ブクペ
ただ気になったのは芳村さんとカネキが話しているときに
ヒデがそれを聞いていたこと。
これはなんとなくですがこれから先なんらかの意味を
持ってくるのではないかと思います。
それが良いことであれば良いのですが、ぶっちゃけカネキ
運勢というか運命最悪に近いくらいに悪いですからね~。
最悪の場合、二人が戦うなんてこともありえそう・・・。
東京喰種トーキョーグール 第1巻 ネタバレ あらすじ内容&感想
2巻
「喰種」の内臓を移植され、徐々に怪人へと近づいてゆくカネキ。
葛藤の中、「あんていく」で働くことを決意したカネキの前に、“白鳩”と呼ばれる「喰種捜査官」が現れる。
天敵は貪欲に、狡猾に、「喰種」を追っていた──!
第10話 骨董
第11話 仮面
第12話 任務
第13話 白鳩
第14話 驟雨
第15話 母娘
第16話 幽囚
第17話 兎面
第18話 未開
第19話 地下
あんていくの店長に誘われ、アルバイトとして働くことになったカネキ。
店長はコーヒーの入れ方はもちろんのこと、人の世界への溶け込み方もじっくりと教えてくれようとしていました。
コーヒーは手間をかけることで味がまったく変わる。
人も同じ、あせることは無い。
そう言って穏やかに教えてくれる店長は、人間社会に潜んで生きていくグールにとっては、人間を生きた教本として学ぶ必要がある、とグールらしい言葉を続けたあと、こういって言葉を締めくくったのです。
私は好きなんだよ、ヒトがね、と。
「東京喰種」第2巻 グールとして生活を始めるカネキ。その生活に、早くも大きなうねりが起きる! : 3階の者だ!!
グールに襲われて気を失っていたヒデですが、どうやら店長によって「交通事故に巻き込まれて気絶、トーカが看病していた」という説明をうけているようで。
完全に勘違いですが、ヒデはトーカがずっとそばにいてくれたような気がすると思い込み、なんだかすっかりトーカに入れ込んでしまったのでした。そんな能天気なヒデですが、彼の登場がカネキの日常への復帰を意味しているわけではありませんでした。
「あいつに気づかれてはいけない」。
そうトーカが釘を刺してくるのです。
確かに何かのきっかけで自分達がグールであることが知れれば、それは命の危険に直結します。
ましてや、グールになりかけているカネキが、今までのように日でと友人関係を続ければその恐れは倍増どころではありません。
そんな状況を牽制するように、トーカはキッパリと言い切ります。
「東京喰種」第2巻 グールとして生活を始めるカネキ。その生活に、早くも大きなうねりが起きる! : 3階の者だ!!
その後、カネキは普通の人間のようにものを食べるふりをする練習を行います。
食べ物を噛み千切ったあとに噛み砕かず、10回程どかむふりをして飲み込む。
グールの体となったカネキには、今までの食事はそれすらも耐え難いほどにまずいものになっており……
「東京喰種」第2巻 グールとして生活を始めるカネキ。その生活に、早くも大きなうねりが起きる! : 3階の者だ!!
芳村さんから色々教わっているカネキですが、
やっぱり食事関係が一番辛そうな感じですね・・・。
カネキも言ってましたが粘土みたいな食感を
平然としながら出来ればおいしそうに食べなきゃいけないなんて
ある意味拷問ですよね。
でも人間を演じるにはその辺をうまく出来ないとマズいわけで・・・。
東京喰種トーキョーグール 第2巻 ネタバレ あらすじ内容&感想
そんなある日、あんていくに親子連れがやってきました。
やさしそうなお母さんと、引っ込み思案な印象を受ける娘さんの、笛口親子。
彼女達もグールとのことで、こんな普通の母子でも人を狩るのか?とカネキは率直に感じるのですが、どうやら彼女達は少し事情が違うようです。
トーカが言うには、カネキと一緒なんだとか。
「東京喰種」第2巻 グールとして生活を始めるカネキ。その生活に、早くも大きなうねりが起きる! : 3階の者だ!!
しかし、店長はその後続けます。
「ああ、違うよ」
「人を殺めるようなことではない」
ということで、食糧調達に同伴することに。
グールも人間もそれぞれの感情、それぞれの正義があるということ | ブクペ
四方さんと向かったのは自殺スポットです。
崖の下にいる自殺者の死体をバッグに入れるように言われます。
しかし、死体に触るのを躊躇う金木。
「――何だよ…こんなこと僕にできるわけ…。……!」
グールも人間もそれぞれの感情、それぞれの正義があるということ | ブクペ
それにしてもあんていくで配布しているあの肉はああいう感じで
入手しているとは正直驚きですね。
まあ、芳村さんは人間が好きと言っていましたので手にかけるわけでは
ないだろうなとは思っていましたが。ある意味有効利用と言えなくもないかなと。
ほっといたら腐ってしまうだけですし。
東京喰種トーキョーグール 第2巻 ネタバレ あらすじ内容&感想
一等捜査官の亜門鋼太郎と上等捜査官の真戸呉緒たちです。
彼らはすべてのグールを悪と決めつけ狩ることを目的に行動しています。
グール親娘を追い詰め母親のリョーコを殺します。
グールも人間もそれぞれの感情、それぞれの正義があるということ | ブクペ
仇をとるためトーカは捜査官に襲いかかりますが、四人のうち一人を倒しただけで返り討ちにあってしまいます。
傷を負ったトーカは金木に話します・
「私みたいな人殺しが死ぬのはいい…」
「人間の中にもいいやつがいるのはわかってる…」
グールも人間もそれぞれの感情、それぞれの正義があるということ | ブクペ
「何も知らないクセに。何も見てないクセに」
この話を聞いた金木は思います。
「彼女は理解しているんだ…。自分が間違っているって」
そして答えを出します。
グールも人間もそれぞれの感情、それぞれの正義があるということ | ブクペ
人間として間違っている事でも自分が正しいと思うことをやる。
はたして金木はその決意を貫くことができるのでしょうか。
グールも人間もそれぞれの感情、それぞれの正義があるということ | ブクペ
3巻
天敵“白鳩”に両親を殺害された少女・ヒナミ。
悲劇の少女の為に、“白鳩”の本拠地[CCG]へカネキとトーカは足を踏み入れる。そこには、受け入れざるを得ない悲しみの螺旋階段が待ち受けていた──!
人間と喰種のダブルブリッドだからこそできることがあるのではないか? | ブクペ
第20話 白門
第21話 哀悼
第22話 新聞
第23話 失踪
第24話 隠刃
第25話 開眼
第26話 対者
第27話 三人
第28話 円環
第29話 真戸
東京喰種トーキョーグール 第3巻 ネタバレ あらすじ内容&感想
いきなり敵の支部とはいえ本拠地であるCCGに
行くとはトーカちゃんなかなか良い度胸してますね。
それにしても喰種かどうか判別するゲートですが
なんでカネキには反応しなかったんですかね?
カネキが半喰種とも言うべき体質だからなのかは分かりませんが
もしそうなら白鳩にとって天敵ともいえる存在なのかもしれないですね・・・。
東京喰種トーキョーグール 第3巻 ネタバレ あらすじ内容&感想
亜門は金木に詰問します。
「罪のない人々を平気で殺め…己の食欲のまま食らう」
「貴様らのせいで親を失った子も大勢いる」
「お前たちはそれを想像したことがあるか?」
「私の仲間が殺された…ほんの数日前だ」
「彼はなぜ殺された? 捜査官だから? 人間だから?」
「彼のどこに殺される理由があった?」
人間と喰種のダブルブリッドだからこそできることがあるのではないか? | ブクペ
真戸があれほどまでに喰種を憎んでいたのは手袋の下に
隠された結婚指輪が関係しているのかもしれないですね。
奥さんが喰種の手によって亡くなった結果としてあんな精神破綻者のように
喰種を怨むようになったのかもしれないと思うと正直やりきれないです・・・。
東京喰種トーキョーグール 第3巻 ネタバレ あらすじ内容&感想
トーカちゃんvs真戸も、真戸がケースから百足のような武器をだしてきます。
この捜査官が対喰種用に拵えた「クインケ」と呼ばれる武器は、喰種の赫子から作られるものらしく、真戸の「それ」
は、ヒナミの父と母それぞれの赫子で作られたクインケらしい。
東京喰種3巻 石田スイ 間違った世界 | かんそうのほんだな
そんな亜門の悲痛な叫びには金木も正しいと思ってしまいます。
「仲間が殺されて怒るのは当然だ…」
「この人の言う通り”喰種”がこの世界を歪めている…。僕だってそう思うし、彼が言うことは正しいと思う。」
人間と喰種のダブルブリッドだからこそできることがあるのではないか? | ブクペ
しかし同時に金木は思うわけです。
「でも、リョーコさんは? あの生き方は”喰種”として間違っていたのか?」
「ヒナミちゃんは? ヒナミちゃんも大切な人の命を奪われてるじゃないか」
「“喰種”にだって感情はあるんだ…。感情は人となんら変わりない、そこには目を向けないのか?」
人間と喰種のダブルブリッドだからこそできることがあるのではないか? | ブクペ
母娘のことを考えると、殺すのは一部のグールの行動であるのにそれをグール全体に広げて決めつけるのはどうかなと思います。
殺して喰うグールがおそらく大多数なのかなと考えると仕方ない気もしてしまいますが。
人間と喰種のダブルブリッドだからこそできることがあるのではないか? | ブクペ
そう、人間とグールの両方を兼ね備える金木だからこそ、この二者がわかりえあう可能性を示せる存在なのではないかと考えるわけです。
人間と喰種のダブルブリッドだからこそできることがあるのではないか? | ブクペ
今回の巻末で今回亡くなった真戸があの世、
それも地獄にいく話がありましたが、ぶっちゃけかなり面白かったです。
こういう巻末で連載とは違うものが読めるのがコミックスの醍醐味ですね!
東京喰種トーキョーグール 第3巻 ネタバレ あらすじ内容&感想