【映画】出演者は2人だけ?『毛皮のヴィーナス』【マゾヒズムの世界へようこそ】

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フランス・ポーランド映画、ポランスキー監督の「毛皮のヴィーナス」が、2014年12月20日に公開されました!監督の妻である女優エマニュエル・セニエと、007では悪役を演じたフランスの俳優マチュー・アマルリックのたった二人だけの競演が見どころです。

主演のマチュー・アマルリックについてのまとめです。画像は代表作の「潜水服は蝶の夢を見る」

■映画 『毛皮のヴィーナス』 について

『毛皮のヴィーナス』
原題 「La Venus à la fourrure」
2013年 フランス・ポーランド合作
96分
監督:ロマン・ポランスキー
主演:エマニュエル・セニエ、マチュー・アマルリック12月20日よりBunkamuraル・シネマほか全国公開

■「マゾヒズム」の起源的小説に着想を得た戯曲の映画化


https://matome.naver.jp/odai/2140746762325865801/2141122419987060603
その起源的小説を書いたオーストリアの作家マゾッホが、マゾヒズムの名前の由来になっているそうです。

■映画のあらすじ


https://matome.naver.jp/odai/2140746762325865801/2140941449367290103
“オーディションに遅刻してきた無名の女優ワンダ(エマニュエル・セニエ)と、自信家で傲慢な演出家のトマ(マチュー・アマルリック)。がさつで厚かましく、知性の欠片もないワンダは、強引にオーディションをしてほしいと懇願し、トマは渋々彼女の演技に付き合うことになる。”

“ところが、演技を始めたワンダは、役を深く理解しており、セリフも完璧。彼女を見下していたトマを惹きつけると、次第に2人の立場は逆転していく。2人だけのオーディションは熱を帯び、次第にトマは役を超えて、ワンダに支配されることに心酔していき…。”

http://www.cinemacafe.net/article/2014/07/16/24700.html

■俳優 三上博史がナレーションの予告編

「密室の中での、濃密な二人のやりとり。刻々と変化する、二人の関係、役どころ。責める喜び、責められる快感が交差する、その高揚感。一役者として、ワクワクしながら覗き見の感覚でした。」
映画『毛皮のヴィーナス』俳優・三上博史氏がナレーションで誘う!ふたりが生み出す妖しい世界を覗き見る日本版予告編解禁

http://www.youtube.com/watch?v=CW8mx6jyApw

■twitter上での反応は?

■NHKの「あさイチ」でも紹介されました!

■公式サイト、twitter、facebookはこちら。


https://matome.naver.jp/odai/2140746762325865801/2141256209961642003
映画『毛皮のヴィーナス』公式サイト
http://kegawa-venus.com/Twitter (@kegawa_venus)
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Facebook
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■監督、2人の出演者について

監督 ロマン・ポランスキー
Roman Polanski 1933年パリ生まれ。
ポーランドとフランスの二重国籍の映画監督・俳優。1960年代の初期作品『水の中のナイフ』、『反撥』『ローズマリーの赤ちゃん』をはじめとして、
2000年に入ってからも、カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作『戦場のピアニスト』など数多くの作品を生み、80歳を越えた今も創作意欲は衰えることがない。

私生活は波乱に満ちていますが、エマニュエル・セニエとは1989年に結婚しています。
主演 エマニュエル・セニエ
Emmanuelle Seigner
1966年パリ生まれの女優。
父親は著名な写真家、母親はジャーナリスト、祖父は俳優。夫はロマン・ポランスキー 。『ゴダールの探偵 Détective』(1985)、『エディット・ピアフ〜愛の讃歌』(2007)など多数出演。
最近の出演作はフランソワ・オゾン監督の『危険なプロット』など。
ポランスキー監督の作品には、『フランティック』(1988)、『赤い航路』(1992)などに出演。

マチュー・アマルリックとは、『潜水服は蝶の夢を見る』(2007)でも元夫婦役で共演しています。

主演 マチュー・アマルリック
Mathieu AMALRIC
1965年生まれのフランスの俳優。1984年に映画デビュー。
数々のフランス映画に出演、『キングス&クイーン』(2004)と『潜水服は蝶の夢を見る』(2007)でセザール賞主演男優賞。

スピルバーク監督の『ミュンヘン』(2005)や、『007 慰めの報酬』(2008)の悪役として出演。

自身の監督作品『さすらいの女神たち』(2010)は、第63回カンヌ国際映画祭で監督賞と国際映画批評家連盟賞を受賞。

カンヌ映画祭(2014)では自身の監督・主演作品『La Chambre bleue』が出品された。

6月に日本公開された、豪華な出演陣で話題の『グランド・ブダペスト・ホテル』にも執事役で出演しています。
マチュー・アマルリックと、若い頃のポランスキー監督と雰囲気が似ているとの話も?

■日本版ポスター。シンプルでクラシカルな雰囲気です。


https://matome.naver.jp/odai/2140746762325865801/2140893679082145803
”赤地に白と黒を使ったビビッドな色彩に、メガネのレンズがハイヒールのかかとで踏みつけられているデザインで、女優と脚本家の倒錯した愛を表現している。”
http://eiga.com/news/20140729/4/1/01/
こちらのデザインも素敵です。

■米アカデミー賞にあたるフランスのセザール賞では、7部門ノミネート!

カンヌ映画祭2013のパルム・ドールだった『アデル、ブルーは熱い色』アブデラティフ・ケシシュ監督などがノミネートされるなか、ポランスキー監督は最優秀監督賞を獲得。

他には作品賞、主演男優賞(マチュー・アマルリック)、主演女優賞(エマニュエル・セニエ)、脚色賞、音響賞、オリジナル音楽賞でノミネートされました。

隣はセザール名誉賞を受賞したスカーレット・ヨハンソン

■オリジナル音楽賞にノミネートされたアレクサンドル・デスプラは、売れっ子の映画作曲家

アレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat)
フランスの映画音楽作曲家。
1990年代~フランス映画やテレビの音楽を、2000年代からはハリウッド映画やイギリス映画の音楽も手がける。2005年『真夜中のピアニスト』でベルリン国際映画祭銀熊賞とセザール賞を受賞。
代表作は『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『英国王のスピーチ』、『GODZILLA 』など多数。

ポランスキー作品では、「ゴーストライター The Ghost Writer 」(2010)、「おとなのけんか Carnage」 (2011)を手がけた。

(参考:wikipediaアレクサンドル・デスプラ)

■IMDbでの評価は7.3で期待できそう! (14年8月現在)

■ちなみに日本では昨年に舞台化されました。

本作は、「マゾヒズム」の語源となったマゾッホによる伝説の自伝的長編小説「毛皮を着たヴィーナス」に着想を得て書かれた戯曲を映画化したもの。舞台版(『ヴィーナス・イン・ファー』)は、昨年、稲垣吾郎&中越典子の出演により日本でも上演された。
ロマン・ポランスキー監督の映画最新作「毛皮のヴィーナス」が12月に公開 – 2014年7月 – 演劇ニュース – 演劇ポータルサイト/シアターガイド

「愛おしきワンダにまた会いたくてたまらない」
日本の俳優たちが映画『毛皮のヴィーナス』を絶賛 | チケットぴあ[映画 洋画]

舞台でワンダを演じた中越典子さんが映画を観てのコメント。

■昨年カンヌ映画祭で公式上映された時の画像・動画など

ハッと目を引くドレスをまとったエマニュエル・セニエ(中央)と、ポランスキー監督(右)、マチュー・アマルリック(左)。
レッド・カーペットの様子です。
大勢のカメラマンに囲まれて。
記者会見でのひとコマ。
笑顔!
http://www.youtube.com/watch?v=IHhoHSJIwRk

■ニュース記事、評判などは?

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情熱と歪んだ性欲の間の繊細なセリフ、その中に悦びと痛みがある ―バラエティ誌

限りなく上品な作品 ―スクリーンデイリー誌

劇場で彼女に支配される96分 ―タイムアウト ニューヨーク誌
『毛皮のヴィーナス』公式サイト

■各国での予告編

http://www.youtube.com/watch?v=g5WRsxFjgnw
こちらはフランス版。
http://www.youtube.com/watch?v=Q1LZ6JoUkJc
US版。
http://www.youtube.com/watch?v=Fuf5l0CcUiU
ドイツ語吹き替え版。
http://www.youtube.com/watch?v=wXGQtVjJJIY
スペイン語吹き替え版。

■舞台となった場所は?

空っぽの時に少し薄気味悪い劇場、それがこの話にはぴったりだと思い、僕らはそのセットを作った。実在する劇場じゃないんだ。
ポランスキー監督いわく「男女間の闘いにおいては、いつも女性が勝利すると思ってる」|登場人物は2人だけ、空っぽの劇場が舞台の新作『毛皮のヴィーナス』 – 骰子の眼 – webDICE

劇場外観はパリのエベルト劇場(Théâtre Hébertot)。内観は数十年前に閉館したパリのレカミエ劇場(Théâtre Récamier)で再建したようです。

こちらは実際の劇場です。

ポランスキー:「われわれはすぐに撮影ができました。というのは映画の舞台は一ヶ所だったし、パリの中心地、旧レカミエ劇場で撮影できたからです。われわれは劇場があった場所に(セットを)再建しました」

■画像集です。

(8/25よりまとめ開始)

https://matome.naver.jp/odai/2140746762325865801
2016年08月27日