『アリ•G』
『アリ・G』(Ali G Indahouse The Movie)は2002年に製作されたイギリスのコメディ映画。イギリスのテレビ局チャンネル4の番組『Da Ali G Show』に登場するキャラクター、アリ・Gを主人公に映画化された。
アリ・G – Wikipedia
あらすじ
ウェストサイド・ステインズの中心人物アリ・Gは、ギャングスタ・ヒップホップばりのスタイルでボーイスカウトを運営している。その活動場所となるレジャー施設の閉鎖計画に懸念し反対運動を起こしたところ、首相の失脚を企む大蔵大臣カールトンの陰謀に利用され、下院議員選挙に立候補し当選を果す。カールトンの意図に反し、アリ・G議員の人気と共に首相の支持率は上昇するが、サミットの際に各国首脳へマリファナ茶をもてなしたことが発覚し失脚する。
アリ・G – Wikipedia
コーエンは、ブラックカルチャーにかぶれる白人を怪演。
『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』
『ボラット〜』(Borat: Cultural Learnings of America for Make Benefit Glorious Nation of Kazakhstan)は、2006年のアメリカ映画。ラリー・チャールズ監督、サシャ・バロン・コーエン主演作品。
ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習 – Wikipedia
カザフスタン人ジャーナリストボラット・サグディエフによるドキュメンタリー映画という形式のモキュメンタリー・コメディ映画。
ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習 – Wikipedia
あらすじ
カザフスタンのテレビレポーターであるボラットは、ある日、情報省(架空の政府機関)の依頼でアメリカに飛び、複数のアメリカ人にインタビューをし、その経過をドキュメンタリー化するまでの珍道中。
ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習 – Wikipedia
番組のプロデューサー、アザマットとともにニューヨーク空港に到着したボラットは、ホテルで観た有料チャンネル『ベイウォッチ』に登場する女優に一目惚れする。彼らは、セクシー女優に会うためにロケ地カリフォルニアを目指し、中古のアイスクリーム屋台に乗り、アメリカ横断の旅を始める。
ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習 – Wikipedia
最大のみどころは道中、ユダヤ人を風刺する言動の数々。
なお、ボラットを演じるコーエン自身は、ユダヤ系イギリス人である。
『ブルーノ』
『ブルーノ』(原題: Brüno)は、2009年にアメリカで公開された、サシャ・バロン・コーエン主演のコメディ映画。1998年にイギリスのテレビ番組『The Paramount Comedy Channel』に登場した「ブルーノ」という、オーストリア人でゲイのファッション・レポーターのキャラクターが主人公。
ブルーノ (映画) – Wikipedia
あらすじ
オーストリアの人気番組の司会者のブルーノは、セレブに強いあこがれとコンプレックスを抱いている。ブルーノは、ハリウッドでセレブになるために、中東紛争解決をしようとしたり、iPodと赤ちゃんを交換するなど、彼が考えるセレブになる方法(!?)を実践していく。
ブルーノ (映画) – Wikipedia
ブルーノというキャラクターは架空のものだが、実際に行ったこと(ミラノのファッションショーで全身マジックテープの服を着て混乱させる、イスラエルとパレスチナの政治家や教授の間に入って「会合」を開く、アフリカでiPodと交換に養子をもらう、アラバマでハンターたちに同行するなど)は本当であり、周囲の人の反応もやらせなどではなく実際のものである。
ブルーノ (映画) – Wikipedia
そのため、撮影中にコーエンら一行は通報され、何度か逮捕されそうになり(実際に逮捕されたこともある)、撮影後にはPLOの武装組織による声明文発表、オーストリアでの上映ボイコットなどのハプニングに見舞われた。
『ヒューゴの不思議な発明』
『ヒューゴの不思議な発明』(原題: Hugo)は、2011年のアメリカのドラマ映画。ブライアン・セルズニックの小説『ユゴーの不思議な発明』を原作とする、マーティン・スコセッシ初の3D映画である。第84回アカデミー賞では同年最多の11部門にノミネートされ、5部門で受賞を果たした。
ヒューゴの不思議な発明 – Wikipedia
コーエンは、主人公をおびやかす、鉄道公安官という役で出演。
『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』
『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』(原題: The Dictator)は、サシャ・バロン・コーエン主演の2012年に公開されたアメリカ合衆国のコメディ映画。
ディクテーター 身元不明でニューヨーク – Wikipedia
あらすじ
北アフリカのワディヤ共和国を統治するアラジーン将軍(サシャ・バロン・コーエン)は、少しでも逆らう者は気紛れに処刑してしまい、毎夜ハリウッド女優とベッドを共にし、核開発にも手を出すという典型的な独裁者である。
ある日、核開発について弁明するべく「国際サミット」が開催されるニューヨークへ赴いた将軍は、何者かによって拉致され、トレードマークの髭を剃り落とされてしまう。身分を証明できない浮浪者同然の立場に追いやられた将軍は、博愛主義者ゾーイ(アンナ・ファリス)の助けを借りて、自然食品スーパーで働くことになる。一方、サミットでは将軍の替え玉がワディヤ共和国の民主化を宣言していた。
ディクテーター 身元不明でニューヨーク – Wikipedia
エピソード
コーエンは、前述の『ヒューゴ〜』出演により、第84回アカデミー賞の授賞式に出席した。またその際、本作の衣装(独裁者の制服)を着て、カダフィガールズに扮した女性ボディガードを引き連れレッドカーペットに登場。北朝鮮の独裁者である金正日の「遺灰」をまき散らすパフォーマンスを行い、物議をかもした。
ディクテーター 身元不明でニューヨーク – Wikipedia
映画評論家のロジャー・イーバートは、『Rotten Tomatoes』内で4つ星満点中3つ星を与え、「『ディクテーター』はわいせつで、不快で、スカトロジーで、低俗で、粗いことに加えて面白い。私はこれまでサシャ・バロン・コーエンを無数のトーク番組で見ており、映画でデジャヴを感じるのを恐れていた。しかしそれは違った。彼が現在活動している最高のコミック・フィルムメーカーであるという説を確立する。そして独裁についてのスピーチにおいて、彼は情け容赦ない政治的風刺を行う」と評した。
The Dictator Movie Review & Film Summary (2012) | Roger Ebert