宗教による酒の禁止と日本の法律による禁酒

mototchen
http://www.youtube.com/watch?v=fGxPKehNWg8
http://www.youtube.com/watch?v=vR-svvINy9M

酒と宗教

仏教の不飲酒戒

日本の未成年者飲酒禁止法

未成年者飲酒禁止法の成立経緯

根本正先生は明治31年3月、初当選で代議士になりました。代議士になるとすぐ国民教育授業料全廃建議案を提出します。これは次の議会で翌年2月に可決されています。根本先生はこの年、明治32年の12月には未成年者喫煙禁止法案を提出し、その時の議会で可決させました。そしてこの法律は翌年4月に施行されました。そしてその翌年、明治34年2月に未成年者飲酒禁止法案を提出しました。しかしこちらの方は反対にあい、以後、合計19回の提案を繰り返し、実際には23年かかって大正11年3月に可決されました。
未成年者禁酒・禁煙法と根本正

根本正

論文

元森, 絵里子
MOTOMORI, Eriko
発行日: 16-Mar-2012
出版者: 明治学院大学社会学会
ISSN: 1349-4821
出現コレクション:138号(2012年3月)

プロテスタント系キリスト教による禁酒運動

さらに禁酒会は、山口政二と長尾半平の名前で1927(昭和2)年に未成年者飲酒禁止法中改正法律案を提出し、禁酒の対象を現行の20歳から25歳に引き上げようとした。山口によると、禁酒の対象を25歳未満にすると、それ以上の年齢に達してからも酒を飲まなくなるという。ここで、未成年者飲酒禁止法本来の目的が明らかになった。それは、現在考えられているような教育目的ではなく、キリスト教系禁酒会が法律の力を借りて日本の飲酒習慣を廃絶させるためのものであった。
結果的にこの改正法案は否決されたが、その弊害が残ったため、柳田は一連の禁酒運動を批判している。
酒文化研究所 -酒文化アーカイブ-

カトリック教会ではすでに述べたようにぶどう酒は信徒には渡しません。プロテスタント教会ではぶどう酒をそのまま用いていることが多いのですが、アメリカやイギリス回りで入ってきた福音派や保守的な教会では、ぶどう酒ではなくぶどう液を用いるのが伝統になっています。なぜぶどう酒ではなくぶどう液かというと、これらの教会はアルコール分を極端に嫌うからです。同じ教派に属する教会でも、アメリカやイギリスを回ってこなかった教会では、アルコールには寛容で、ぶどう酒を用いている場合もあります。
イギリスの福音的教会には、ピューリタンやメソジストの影響が強く残っていました。それがアメリカに渡ってからはさらに力を増し、ホーリネス運動や保守的教会の興隆につながりました。それらがいわゆる「禁酒法」制定の力となって行ったのです。ピューリタン的ホーリネス的影響を強く受けた教会は、強烈な反アルコール意識を持つようになった…
アッセンブリーズ・オブ・ゴッドを始めとするペンテコステ各派は、昔から強硬な反アルコールの教育を続けています。その結果、聖餐式でもぶどう酒を用いず、ぶどう液で代用
礼典の意義について Ⅱ.B.3.パンとぶどう酒について

https://matome.naver.jp/odai/2140740613185467501
2019年11月24日