かつて朝日新聞に「済州島で慰安婦にするために強制連行があった」と言う記事が載りました。
しかしその証言は虚偽であったことが判明しました。
■読者のみなさまへ
吉田氏が済州島で慰安婦を強制連行したとする証言は虚偽だと判断し、記事を取り消します。当時、虚偽の証言を見抜けませんでした。済州島を再取材しましたが、証言を裏付ける話は得られませんでした。研究者への取材でも証言の核心部分についての矛盾がいくつも明らかになりました。
「済州島で連行」証言 裏付け得られず虚偽と判断:朝日新聞デジタル
また「慰安婦」と「挺身隊」との区別があいまいだった。
これで大喜びなのがネトウヨ。
百田尚樹@hyakutanaoki
asahi.com/articles/ASG7L…
しかし、それでも「強制連行」はあったと言い張る。朝日に真の反省なし!
asahi.com/articles/ASG7M…
つまり吉田証言の捏造を理由に強制連行自体もなかったと言いたいようです。
しかし「吉田証言」がデマでも強制連行自体は疑いようのない事実!
何が何でも歴史を捏造したい連中に日本を貶められることがないように反論したいと思います。
理由1:国立公文書館やオランダに記録があった
河野談話直後にオランダ政府からインドネシアにおける日本軍による慰安婦強制連行・売春強要の文書資料が提供されています。
(中略)
その後1999年度に法務省に埋もれていた中国等における日本軍による慰安婦強制連行・売春強要を示す文書資料が国立公文書館に移管されています。
河野談話発表までに「強制連行を直接示す資料」は見つけられなかった、しかし、その後見つかった、という話 – 誰かの妄想・はてな版
その資料の中にはっきりと「強迫シテ」との文言がある。
書証番号三五三の文書には、中国桂林での事案として、「工場ノ設立ヲ宣伝シ四方ヨリ女工ヲ招致シ、麗澤門外ニ連レ行キ強迫シテ妓女トシテ獣ノ如キ軍隊ノ淫楽ニ供シタ。」との記述がある。
質問主意書:参議院
また、オランダ政府は1993年に「日本占領下オランダ領東インドにおけるオランダ人女性に対する強制売春に関するオランダ政府所蔵文書調査報告」を出しています。
詳しい内容を知りたい人はこちらを見てください。
これらのことから見て強制連行があったのは明らかです。
理由2:「吉田証言」は強制連行肯定派から疑念の声が出ていた。
吉見義明は1993年5月に吉田氏を訪ね、誇張された部分があれば訂正すべきではないか、重要なポイントとなる日記を公開したらどうかと申し入れました。これに対し吉田氏は、日記は公開できない、回想には日時や場所を変えた場合もあると返答しました。吉見義明は、かんじんな点である場所などに変更が加えられているなら証言としては使えないと確認したそうです。
従軍慰安婦とは – はてなキーワード
その吉見義明氏は日本に責任はないとする意見を批判。
軍・官憲による暴力的な強制連行がなければ日本政府に責任はないという、国際的に全く通用しない議論がいまだにあることを考えれば、改めて問題の所在を明示したことは意義があった。
被害者に寄り添う報道必要 吉見義明さん(中央大教授):朝日新聞デジタル
すでに「吉田証言」は価値のない物ととっくにみなされていたのです。
、吉見義明の他にも上杉聰(日本の戦争責任資料センター事務局長)も「吉田証言」は歴史証言としては採用できないとしている。
慰安婦 / 証言・証拠資料・関連書籍 – グリ辞書 | GREE
理由3:産経新聞のトップが「軍の関与はあった」と発言している。
産経新聞といえば日本の保守新聞の代表格であり、もちろん従軍慰安婦の強制連行は否定しています。しかしその産経のトップが「強制連行はあった」と発言していたのです。
鹿内氏は桜田武・経団連元会長との談話でこう話しています。
「鹿内 (前略)軍隊でなけりゃありえないことだろうけど、戦地に行きますとピー屋が……。
桜田 そう、慰安所の開設。
鹿内 そうなんです。そのときに調弁する女の耐久度とか消耗度、それにどこの女がいいとか悪いとか、それからムシロをくぐってから出て来るまでの“持ち時間”が将校は何分、下士官は何分、兵は何分……といったことまで決めなければならない(笑)。料金にも等級をつける。こんなことを規定しているのが「ピー屋設置要綱」というんで、これも経理学校で教わった」
「女の耐久度」チェックも! 産経新聞の総帥が語っていた軍の慰安所作り|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見
ここで「調弁」なる言葉が出てきますが、これこそが強制連行のあった証拠です。
「調弁」というのは軍隊用語で兵馬の糧食などを現地で調達するという意味。つまり、これは陸軍が慰安婦の調達に関与していたということではないのか。
(2ページ目)「女の耐久度」チェックも! 産経新聞の総帥が語っていた軍の慰安所作り|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見
軍の関与があった以上、軍の圧力で「自発的」に慰安婦が募集したと考えるのが自然でしょう。
ほんとうに、従軍慰安婦のことを「自ら志願した高級娼婦」などと信じているとしたら、どこかおかしいとしか思えない。
(2ページ目)「女の耐久度」チェックも! 産経新聞の総帥が語っていた軍の慰安所作り|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見
それでは他の新聞はどう伝えたか?
産経や読売は盛んに朝日を「日本の国益を損ねた」と批判してました。
こういうことを書いているのだから当然当初から批判してたのかと思いきや…
韓国・済州島での「慰安婦狩り」を証言していた吉田氏。同氏を取り上げた朝日新聞の過去の報道を批判してきた産経新聞は、大阪本社版の夕刊で1993年に「人権考」と題した連載で、吉田氏を大きく取り上げた。連載のテーマは、「最大の人権侵害である戦争を、『証言者たち』とともに考え、問い直す」というものだ。
同年9月1日の紙面で、「加害 終わらぬ謝罪行脚」の見出しで、吉田氏が元慰安婦の金学順さんに謝罪している写真を掲載。「韓国・済州島で約千人以上の女性を従軍慰安婦に連行したことを明らかにした『証言者』」だと紹介。「(証言の)信ぴょう性に疑問をとなえる声があがり始めた」としつつも、「被害証言がなくとも、それで強制連行がなかったともいえない。吉田さんが、証言者として重要なかぎを握っていることは確かだ」と報じた。
他紙の報道は:朝日新聞デジタル
読売新聞も92年8月15日の夕刊で吉田氏を取り上げている。「慰安婦問題がテーマ 『戦争犠牲者』考える集会」との見出しの記事。「山口県労務報国会下関支部の動員部長だった吉田清治さん」が、「『病院の洗濯や炊事など雑役婦の仕事で、いい給料になる』と言って、百人の朝鮮人女性を海南島に連行したことなどを話した」などと伝えている。
他紙の報道は:朝日新聞デジタル
まさに見事なまでのブーメランです。
「吉田証言」がデタラメであり、それ自体は批判されてしかるべきことではありますが、自らの行為に頬かむりするのみならず事実をも捻じ曲げるのは朝日新聞以上に非難されてしかるべき所業でしょう。
