機雷とは
機械水雷の略称。水中武器の一種で,金属製の円筒または球形の容器に爆薬と起爆装置などを入れ,海中に敷設し,航行してくる艦船が接触または接近して感応したとき爆発し,その艦船に損傷を与える兵器
機雷 とは – コトバンク
港湾の出口,海峡などに多数敷設し,航行してくる艦船を破壊したり,その行動を妨害するために使用する。機雷敷設は,あらかじめ宣言して敷設する場合と,隠密に敷設する場合がある。
機雷 とは – コトバンク
自衛隊の機雷一覧
機雷はその詳細な情報が得られれば、対抗手段を手段を取られやすいので、機雷に関する情報は最重要機密になっている。そのため、以下に示す一覧の中には重複している可能性のあるものも含まれる。
係維触発機雷
Mk6機雷(退役済)
55式機雷(K-13)(退役済)
66式機雷(K-15)…水中線式
海上自衛隊の装備品一覧 – Wikipedia
係維触発機雷はワイヤーなどで海底に固定され、機雷本体は水中を浮遊する機雷で機雷本体に艦艇が当たることで爆発する機雷です。
係維感応機雷
Mk57機雷
71式機雷(K-5)
83式機雷(K-33)
海上自衛隊の装備品一覧 – Wikipedia
係維感応機雷はワイヤーなどで海底に固定され、機雷本体は水中を浮遊する機雷で艦艇の磁気や水圧などに反応することで爆発する機雷です。
沈底機雷
Mk18機雷・67式機雷(K-16)
Mk25機雷(K-1~K-4)
Mk36機雷・70式機雷(K-21~K-24)
Mk52機雷(K-52)
Mk55機雷(K-55)
海上自衛隊の装備品一覧 – Wikipedia
沈底機雷は海底に沈み、艦艇の磁気や水圧などにより爆発する機雷です。
上昇機雷
短係止機雷、係維機雷に含まれる場合もある
80式機雷
91式機雷
海上自衛隊の装備品一覧 – Wikipedia
上昇機雷は海底などに固定され、艦艇の音や磁気、水圧に反応して機雷本体が切り離され、艦艇に向かっていくという機雷です。
種別不明な機雷
K-17~19
海上自衛隊の装備品一覧 – Wikipedia
各機雷の詳細
66式機雷(K-15)
66式機雷(K-15)は、水上艦艇から敷設する係維式触発機雷(米軍の機雷を国産化)
キッズフェスタin下基 – RWY 25 – Yahoo!ブログ
係維式というのは海底に重しとなる部分があり、機雷は重しにワイヤーなどで繋がれ、任意の水深を漂うという機雷の敷設方法のこと。触発式というのは船舶が機雷に触れると爆発するという機雷の作動方法のこと。
Mk57機雷
Mk56/Mk57機雷は1966年に開発された対潜水艦用係維機雷である。Mk56は航空機、Mk57は潜水艦によって敷設される。高速かつ深々度を航行する潜水艦に対応する為に全領域磁気センサーを備えた磁気感応式を採用し、磁気を発しないステンレス製缶体と鋳鉄製係維器で構成されている。
機雷 – Wikipedia
Mk57機雷は対潜水艦用の係維感応機雷で、中大深度に潜水艦により敷設される。敷設方式は係維式であるが、作動方式は磁気感応方式であり、Mk57機雷の近くを磁気を帯びた物体(潜水艦)が通過すると爆発する。
要目
重量…2000ポンド(909キログラム)
全長
Mk56…114.3インチ(290センチメートル)
Mk57…121.1インチ(307センチメートル)
直径
Mk56…22.4インチ(57センチメートル)
MK57…21インチ(53センチメートル)
敷設深度…1000フィート(305メートル)
炸薬量
Mk56…HBX-3、360ポンド(164キログラム)
Mk57…HBX-3、340ポンド(155キログラム)
Mk50機雷 (シリーズ) – Wikipedia
71式機雷
海上自衛隊の繋維式磁気機雷。昭和41-42年に試作され、昭和45年度から装備化された。海流などで機雷が動揺して磁力線が乱れても炸裂しないシステムが組み込まれており、従来困難だった磁気機雷の繋維方式での設置を可能としている。艦船から敷設され、敷設深度は100-200m。
軍事大事典K
83式機雷
83式機雷(はちさんしききらい)は、日本の海上自衛隊が装備する国産機雷。深々度を通峡する潜水艦を標的とした係維式磁気機雷である。『K-33』とも呼称される。
83式機雷 – Wikipedia
一般的な係維機雷は海中に浮かぶ缶体(浮力体・内部機械・炸薬)と海底に鎮座した係維器、そして両者を繋ぐ係維索(ワイヤー)により構成される。しかし本機雷では缶体全てに耐圧性を求めると重量が過大になるので、浮力体と炸薬缶(内機・炸薬)を独立させて前者を耐圧性の非磁性シンタクチックフォーム(マイクロサイズで中空のガラス球に高強度樹脂を含浸させて硬化した素材)とし、後者の小型軽量化を図った。
83式機雷 – Wikipedia
深々度に敷設するので、係維索が長くなり従来の鋼線では重量が過大になる。その為に係維索に軽く、強度があり防蝕性もあるアラミド繊維(ケブラー繊維、ポリマーの一種)を使用。
83式機雷 – Wikipedia
アラミド繊維(ケブラー索)を機雷に初めて採用した。
敷設後は缶体は分離して一定深度を維持しつつ、係維器は沈降を続けて着底し係維状態になる。
83式機雷 – Wikipedia
83式機雷のモノクロ写真を掲載。
Mk25機雷
Mk25は2000ポンド級の沈底機雷で形状は円筒形、すぼまっている方を尾部とし反対側を頭部とする。
切り欠きがある頭部にはボルト締めされた炸薬装填口とサーチコイル室端がある。中央側面には頭部より雷管伸長器と時限装置を収める2つの穴があるが、自滅装置を電池の短絡装置で代用している形式には穴が1つだけのものもある。
尾部には音響や水圧を感知するセンサーがあるが、磁気感応のみの時は蓋がしてある。また、パラシュートが尾部に取り付けられているがこれは減速用ではなく、尾部に集中しているセンサー・電子機器を着水時の衝撃から保護するためである。内部は頭部から尾部近くまでサーチコイル室が突き抜けているが、これは磁気感応式でない機雷にもある
Mk25機雷 – Wikipedia
Mod1…磁気感応型(Mk26Mod1も共通した感応装置を有している)
Mod2…音響感応型
Mod3…水圧・磁気複合感応型
Mk25機雷 – Wikipedia
炸薬量
(TNT or HBX)510kg(トーペックス)570kg
最大敷設深度
Mod1…30m/Mod2…42m/Mod3…45m
自滅装置
Mod1・Mod2…あり/Mod3…なし
航過計数装置
Mod1・Mod2…最大10回/Mod3…なし
誘爆防止装置
Mod1…なし/Mod2…あり(電子回路に組み込み)/Mod3…なし
Mk36機雷(70式機雷)
1000ポンド級の沈底機雷で形状はMk25と全く同一で、感応装置の種類もMk25と同じ形式であり事実上、Mk25の小型版と言える。
Mk25機雷 – Wikipedia
日本の海上自衛隊でもMk25機雷とMk36機雷を導入している。前者はK-1~K-4、後者は70式機雷・K-21~K-24とも呼称され、現在も海上自衛隊が保有をしている。
Mk25機雷 – Wikipedia
Mk52機雷(K-52) Mk55機雷(K-55)
Mk52機雷は航空機敷設型の感応型沈底機雷であり、重量は1000ポンド、炸薬量はHBX-1を625ポンド充填している。潜水艦と水上艦の双方に対応している。筒型の形状をしており、様々な感応方式があるが機雷本体はどれも同じ構造をしている。
Mk50機雷 (シリーズ) – Wikipedia
Mod1…音響感応型
Mod2…磁気感応型(敷設深度に応じて感度を変更)
Mod3…磁気・水圧複合感応型
Mod4…なし
Mod5…磁気・音響複合感応型
Mod6…磁気・音響・水圧複合感応型
Mod11…磁気、または磁気振動感応型
Mod12…磁気感応型
Mod13…磁気・水圧複合感応型
Mk50機雷 (シリーズ) – Wikipedia
weight 1,130 (Mod 1) to 1,235 lb
(Mod 6) (513-561 kg)
warhead 595 lb (270 kg) of
conventional HBX-1
NAVAL MINES AND TORPEDOES (Military Weapons)
重量 513-561kg
弾頭炸薬 270kg(HBX-1)
length 5 ft 1 in (1.55 m)
diameter 19 in (477 mm), 2 ft 9 in
(0.84 m) over fins
max DEPTH 150 ft (45.7 m) (Mods 1, 3,
5, 6); 600 ft (183 m) (Mod 2)
NAVAL MINES AND TORPEDOES (Military Weapons)
全長 1.55m
直径 477㎜
最大敷設深度 45.7m(mod1,3,5,6)、183m(Mod2)
Mk55機雷は航空機敷設型の感応型沈底機雷であり、重量は2000ポンド、炸薬にはHBX-1を採用して1290ポンド充填している。大きさ以外はMk52と同じ形状・特徴を持っている。全長89-7/8インチ、直径23-3/8インチ。
Mk50機雷 (シリーズ) – Wikipedia
Mod1…音響感応型、重量2178ポンド
Mod2…磁気感応型(敷設深度に応じて感度を変更)、重量2259ポンド
Mod3…磁気・水圧複合感応型、重量2268ポンド
Mod4…なし
Mod5…磁気・音響複合感応型、重量2264ポンド
Mod6…磁気・音響・水圧複合感応型、重量2273ポンド
Mod7…デュアルチャネル型である以外はMod2とほぼ同じ、重量2259ポンド
Mod11…磁気・振動感応型、重量2016ポンド
Mod12…磁気感応型、重量2264ポンド
Mod13…磁気・水圧感応型、重量2273ポンド
Mk50機雷 (シリーズ) – Wikipedia
weight 2,039-2,128 lb (925-965
kg)
warhead 1,269 lb (576 kg) of HBX-1
NAVAL MINES AND TORPEDOES (Military Weapons)
重量 925-965kg
弾頭炸薬 576kg(HBX-1)
length 6 ft 7 in (2.09 m)
diameter 23.4 in (594 mm) max depth 150 ft (45.7 m) (Mods 3, 5, 6), 600 ft (183 m) (Mods 2, 7)
sensors and detonators
NAVAL MINES AND TORPEDOES (Military Weapons)
全長 2.09m
直径 594㎜
最大敷設深度 45.7m(mod3,5,6)、183m(Mod2,7)
デストラクタ―機雷
デストラクター機雷(ディストラクターとも)はアメリカ海軍が装備している航空機搭載爆弾を改造した地雷・機雷兼用兵器。外付けのキットを爆弾に装着することで、地雷と機雷両方の能力を有している。Destructor(破壊装置)からDSTと略される。
デストラクター機雷 – Wikipedia
海上自衛隊はデストラクター機雷を装備体系に加えている
デストラクター機雷 – Wikipedia
7ページ(6)にデストラクタ―弾体とある。
通常の航空爆弾にMk75デストラクター改造キットを装着することで地雷もしくは沈底機雷になる。このキットは爆弾頭部の空間には信管と導爆薬を、底部減速装置の空間に感応装置を装着する。使用される爆弾はMk80シリーズで、それぞれMk82(500ポンド)はMk36DST(Mk36機雷は別に存在する)、Mk83(1000ポンド)はMk40DST、Mk84(2000ポンド)はMk41DSTとなる。爆弾のサイズに関わらず使用される改造キットは基本的に同一であるが、投下後の減速装置はそれぞれの爆弾サイズに応じたものを必要とする。
デストラクター機雷 – Wikipedia
航空機により敷設されるが、地雷としては投下されたものは衝撃で地中深くに埋設され、機雷としては河川の河口や沿岸域といった浅深度に投下され磁気感応により起爆する。またDST115Aという種類もあり、これは機雷としてのみ使用され航空機と水上艦により敷設される。
デストラクター機雷 – Wikipedia
80式機雷
80式機雷:
・製造会社:日立造船(現在のユニバーサル特機)
・敷設方法:水上艦(掃海母艦)からの敷設のみ
・運用思想:海峡における通峡阻止(3海峡封鎖の構想から開発された)
・大きさ・形状:かなりでかい、アポロ宇宙船の着陸装置のような設置部の中にロケット状
の弾体部がある。)
・91式機雷が開発されたものの、整備のしやすさや、通峡阻止に使いやすいことから現在
もかなりの備蓄がある。(平成26年度から発火装置の近代化改修が始まる)
機雷ダイスキ 魚雷爆雷、水雷兵器と戦術のスレ
91式機雷
91式機雷(きゅういちしききらい)は、日本の海上自衛隊が装備する機雷[1]で、世界初の複合誘導型追尾上昇機雷である。
91式機雷 – Wikipedia
航空機により中深度に敷設され敵水上艦・潜水艦の海峡通過、並びに上陸阻止を目的とする。技術研究本部により『K-RX1』(新型機雷(航空機用)[1]として開発され、石川製作所が製造をしている国産機雷である。
91式機雷 – Wikipedia
昭和62年度から平成9年度にかけて『K-RX2』(新型機雷(潜水艦用)が開発されているが、これは91式機雷の潜水艦敷設型と思われる。平成25年度からは91式機雷の深深度化に関する研究が行われている。[1]なお、うらが型掃海母艦に搭載されている機雷敷設装置3型は自衛隊が装備する総ての機雷を敷設可能である。
91式機雷 – Wikipedia
爆弾型の形状をしており、敷設された後は海底に鎮座する係維器と浮力を有する弾頭である缶体、そして両者を繋ぐ係維索(ワイヤー)により構成されている。目標を感知すると係維索が外れて缶体は浮力により浮上、その間も追尾しつつ目標に到達する仕組みになっている。
91式機雷 – Wikipedia
これまでの上昇機雷は、80式機雷の様に目標を探知して以降はそのまま浮力かロケット噴射により浮上するだけであったが、91式は浮上中も目標を追尾し続ける点において世界初の装備である。その為に以下の特徴を有している。
係維器を筒型にしその内部に薄肉の缶体を収納することで、缶体の浮上するために必要な浮力と、航空機敷設時の耐振性、着水時の耐衝撃性を両立
音響測定により目標の速度・方位を浮上追尾前に予測することによる、中・高速目標の対応や攻撃範囲の拡大
低雑音性の潜水艦にも対応するためにパッシブ・ソナーだけでなく、磁気探知や測的にアクティブ・ソナーを用いた複合感応式
音響測的による定方位比例航法を行うために、傾斜計と方位計を用い地球重力・極北を基準とした姿勢制御を行なう上昇追尾方式
91式機雷 – Wikipedia
MN103(MANTA)機雷
本機雷は世界各国に輸出されているが、特に湾岸戦争時にイラク軍がクウェート沿岸に多国籍軍の上陸に備えて多数敷設された。これらの機雷処分の一助を担う為に海上自衛隊より派遣されたのがペルシャ湾掃海派遣部隊である。しかしこの時派遣されたはつしま型、更には当時最新型であったうわじま型ですらMANTAなどの最新型機雷の探知・処分は極めて困難であることが判明した。
MN103機雷 – Wikipedia
この実戦経験を基に外国の機雷掃討・掃海装備を導入して建造されたのがすがしま型掃海艇である。また海上自衛隊はMANTAの訓練型を導入して、機雷処分訓練を行っている。
MN103機雷 – Wikipedia
機雷の敷設
うらが型掃海母艦に搭載されている機雷敷設装置3型は自衛隊が装備する総ての機雷を敷設可能である。
91式機雷 – Wikipedia
艦尾の小さい門扉4基にそれぞれ機雷敷設軌条3条を備えている。機雷搭載数は約230発とされている
うらが型掃海母艦 – Wikipedia






























