周永康氏を中国最高検が逮捕へ、党中央が痛烈批判、権力闘争

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周氏の親族、側近ら300人以上の関係者を拘束して徹底調査した。すでに差し押さえた資産総額も1000億元(約1兆9000億円)に上るとされる。党は周氏関係者らによる巨額蓄財の実態解明を進めている。

反腐敗運動を掲げる習近平国家主席は、党最高指導部経験者については過去の容疑は追及しないというこれまでの慣例を覆した格好だ。周氏という「大物」を汚職追及の標的に据え、党内での求心力と権力基盤の強化につなげる狙いもあった。

周氏は国有石油大手、中国石油天然気集団(CNPC)総経理の出身。エネルギー政策に影響力を持つ「石油閥」の中心人物として江沢民元国家主席らに抜てきされ、胡錦濤前政権で党内序列9位にまで上り詰めた。
中国最高検、周永康氏を逮捕へ 党中央が痛烈批判  :日本経済新聞

中国共産党の中央規律検査委員会は、胡錦濤前政権の最高幹部の1人で序列9位だった周永康・前中央政治局常務委員(71)に「重大な規律違反」があったとして立件・調査を決めた。中国国営の新華社が2014年7月29日に報じた。周氏は汚職などの容疑で取り調べを受けているとみられる。

最高指導部メンバーである政治局常務委員経験者が取り調べを受けるのは極めて異例。中国では政治局常務委員経験者は摘発しないという慣例があったが、習近平政権の指導部は周氏の立件を通じて「反腐敗」への強い姿勢を誇示したとみられる。

周氏は石油開発や石油行政に携わってきた「石油閥」の大物で、公安や司法分野のトップも務めていた。
中国共産党、前最高指導部メンバー周永康氏に異例の調査 : J-CASTニュース

“四川省文学芸術界連合会の郭永祥主席が重大な規律違反をしたとして、共産党の規律検査部門の取り調べを受けていることを伝えた。郭氏は四川省の元副省長で、江沢民・元国家主席が率いるグループの重鎮で前政治局常務委員、周永康氏の腹心として知られる。昨年失脚した重慶市トップの薄煕来氏に続き、共産党内で新たな権力闘争が表面化する“前兆”の可能性もある。”

出典江沢民派の高官が“腐敗”で失脚 新たな権力闘争の前兆か+(1/2ページ) – MSN産経ニュース

https://matome.naver.jp/odai/2140679876320968801
2014年12月06日