総合商社(日本) その収益力は年々拡大 ビジネスモデル自体も10年前とは別物

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現在の総合商社は、ただの貿易会社ではない。時代の変化に対応し、拡大し続けるその収益力の源泉は・・・①投資銀行のような側面②コンサルティング会社のような側面③鉱山開発を行う資源会社の側面④電力事業に参入する電力会社の側面⑤製造業に出資して経営に参画するメーカーの側面⑥小売サービス業の側面

現在、「総合商社」と呼ばれているのは下記の7社である。


https://matome.naver.jp/odai/2140594757136730901/2140595036140296603
7大 総合商社
三菱商事   – 売上高 20兆2,072億円
伊藤忠商事  - 売上高 12兆5,516億円
丸紅     – 売上高 10兆5,091億円
三井物産   – 売上高 10兆496億円
住友商事   - 売上高 7兆5,027億円
豊田通商   - 売上高 6兆3,044億円
双日     – 売上高 3兆9,559億円

(売上高:2013年3月期連結。)

そもそも 「総合商社」という業態は、日本にしかない。

21世紀の今、日本にしかない業態にして、世界を舞台に活躍している企業群があります。総合商社です。
総合商社の、つぎへ | 三菱商事

総合商社は、世界に類例のないビジネスモデル
東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

昔は物流ビジネスをやっていたのが、今は投資業をしたりして新しいモデルを見いだし、より多様性のある企業に脱皮


総合商社とは、何をしている会社なのか?

かつてならば、さまざまな商品、まさに石油から自動車からファッションまで『輸出入』を行う貿易会社、というイメージ

現在の、総合商社の仕事は、貿易にとどまりません。
業態が、変わる | 三菱商事

海外の新しいビジネスにリスクマネーを投じる投資銀行のような側面もあれば、複数の企業や政府までをもまとめて地域開発のプロジェクトマネジメントを支援するコンサルティング会社のような側面もあれば、自ら鉱山開発を行う資源会社の側面もあれば、電力事業に参入する電力会社の側面もあれば、新分野の製造業に出資して経営に参画するメーカーの側面もあれば、コンビニエンスストアやファストフードの経営に参加する小売サービス業の側面すら持っている————それが、現在の総合商社です。

早い話が、「儲かりそうな事業」に、いろいろ取り組んでいる。
1990年代に入りビジネス環境が厳しくなる中、取引先からもより高いレベルのサービス提供を求められるようになり、ビジネスモデルの変革を行ってきました。

三菱商事
総合水事業会社として、世界の水問題解決に貢献
総合水事業会社として、世界の水問題解決に貢献 | 三菱商事

優れた水処理技術やマネジメントノウハウを蓄積し、上下水道運営や海水淡水化、
下水の再生利用など、総合水事業会社として世界の水問題解決に挑む

伊藤忠商事
海水淡水化装置大手とサウジアラビアでプラントの補修工事を受注
伊藤忠商事、海水淡水化装置大手とサウジアラビアでプラントの補修工事を受注:EMF 日経BP環境経営フォーラム

伊藤忠商事は、海水淡水化装置大手のササクラとともに、サウジアラビアで同国海水淡水化公団(SWCC)から、海水淡水化プラントの補修工事を受注した。工事することでプラントの寿命を15年以上延ばすことができ、低下した機能も回復する。受注額は1億4200万リヤル(約38億円)で、海水淡水化プラントの補修工事としては大型の受注だ。2014/09

三井物産
神戸の新設病院に間接出資、海外展開など支援へ

三井物産は、2014年11月開業予定の神戸国際フロンティアメディカルセンターに病院建物を賃貸する特定目的会社に出資したと発表した。このほど実施した第三者割当増資を6億3000万円で引き受け、40.6%を出資した。

丸紅 メガソーラープロジェクト(最大出力52.5MW)
丸紅株式会社(以下「丸紅」)は、株式会社九電工などが設立する「合同会社レナトス相馬ソーラーパーク」より、福島県相馬市磯部地区における最大出力52.5MWのメガソーラープロジェクト向け太陽電池モジュールを受注しました。本プロジェクトは、2017年6月に運転開始される予定であり、丸紅は逐次太陽電池モジュールを納入していきます。

相馬市磯部地区は、東日本大震災の津波で被災し、塩害により農作が困難となったため、2015年3月に農地転用が認められ、メガソーラープロジェクトが進められることになりました。

丸紅    (2014/07)
新たな水ビジネス始動。ポルトガルの水道事業会社であるAGSを買収
http://jp.ibtimes.com/articles/59359/20140716/1405440900.htm

丸紅は、これまでにもチリ、中国など5ヶ国の上下水道や水処理などの水ビジネスに参入してきたが、ヨーロッパへの参入は今回が初めて。

遺伝子解析サービスは生活習慣病予防のための行動変容のきっかけとなることから、人々の健康増進に寄与するサービスとして期待されています。
三井物産は、このようなジェネシスヘルスケア社の遺伝子解析における知見を活用するため、出資参画する運びとなりました。具体的には、こうした知見を食事・食品等の分野を中心に個々の消費者に最適化されたヘルスケアサービスの提供に繋げることにより、三井物産の関係会社が手掛けている事業の差別化・価値向上を図っていきます。

「総合商社の化学品事業 新たな成長に挑む」
高まる「生命科学」投資熱

食糧問題や人口増、環境・エネルギーといったメガトレンドを捉え、市場が求める価値の提供に活路を見いだそうとする日系化学メーカー。商社も同様に農業や食糧、医薬・医療関連への投資に商機を求め、自社の知見や技術を生かした差別化を追求する。成長領域としての「ライフイノベーション」への投資熱はますます高まっている。

マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東の3社は2015年3月に共同持株会社を設立し、経営統合する。共同持株会社は東京証券取引所に上場し、その過半の株を、イオンと丸紅が出資する特定目的会社が保有する。共同持株会社はイオンの子会社、丸紅の持分法適用会社になる。

伊藤忠商事の100%子会社は2014/11/17、(インド、Aegis社)からインド向けLPガス供給事業を運営する同社100%子会社(シンガポール、AGI社)の40%株式を585万ドル(約6億円)で取得することに合意し、買収契約を締結したと発表した。

大学生 就職希望会社でも 常に上位


https://matome.naver.jp/odai/2140594757136730901/2140595036140296903
理系・文系 ともに 上位。
https://navi15.shukatsu.jp/15/contents/special/ranking/2014/?rankId=0

当然、優秀な人材が集まる。

社員の知的レベルが高い。

時代の変化に対応可能。業態も改革可能。

収益拡大中。

国内および海外約90カ国に200超の拠点を持つわが国最大の総合商社。600社を超える連結対象会社を持つ企業グループ。地球環境・インフラ事業、新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の7グループにビジネスサービス部門を加えた体制で、幅広い産業を事業領域としており、貿易のみならず、パートナーと共に、世界中の現場で開発や生産・製造などの役割も自ら担っている。
https://www.sbisec.co.jp/

1876年に創立した日本最初の総合商社で、三井グループの中核企業。鉄鋼製品、金属資源、プロジェクト、自動車・建機事業、船舶・航空、化学品、エネルギー、食糧、食品事業、コンシューマーサービス、情報産業、金融新事業推進、物流の各分野において、全世界に広がる営業拠点とネットワーク、情報力などを活かし、多種多様な商品販売とそれを支えるロジスティクス、ファイナンス、さらには国際的なプロジェクト案件の構築など、各種事業を多角的に展開している。

最近10年 の 資産増加傾向 & 営業利益 など

(例)  三菱商事


https://matome.naver.jp/odai/2140594757136730901/2140631515086425503
三菱商事
最近10年間で、純資産は2倍以上となる。

https://www.click-sec.com/


https://matome.naver.jp/odai/2140594757136730901/2140631512386422803
経常利益、純利益  すべて 黒字
最近10年間の、営業利益、経常利益、純利益は、全て黒字。

https://www.click-sec.com/

財務情報      単位 ( 百万円 )

【業績】    売上高       営業利益    税前利益   純利益
◎10. 3    17,098,705    181,447   294,268   273,147
◎11. 3    19,233,443    316,141   534,297   463,188
◎12. 3    20,126,321    271,122   458,970   453,849
◎13. 3    20,207,183    133,875   337,206   360,028
◎14. 3    21,950,137    198,467   432,233   444,793
◇15. 3予   22,000,000    210,000   380,000   400,000
◇16. 3予   22,500,000    230,000   400,000   420,000

(例)  三井物産、住友商事、伊藤忠商事など も 同様


https://matome.naver.jp/odai/2140594757136730901/2140642045250109203
三井物産 1

https://matome.naver.jp/odai/2140594757136730901/2140642047950115303
三井物産2

https://matome.naver.jp/odai/2140594757136730901/2140642059150227303
伊藤忠商事も 同様

ニュース等

2014年4月~2015年3月の連結最終損益 見通しを下方修正し、これまでの黒字予想から一転して850億円の赤字に転落すると発表した。


https://matome.naver.jp/odai/2140594757136730901/2143843278064798903
原油や石炭などの価格が暴落したので、減損会計。

とはいえ、本業は黒字。


https://matome.naver.jp/odai/2140594757136730901/2143843278164799103

015年4~6月期の連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期比57%増の820億円だった。原油価格の低迷で鋼管販売は落ち込んだが、IT(情報技術)関連やケーブルテレビといった国内事業の伸びで補った。米国でのビル売却やLPガスの事業再編に伴う利益計上も全体を押し上げた。

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今後の成長など

竹田和平氏保有株絞る、ROE重視で大型
竹田氏は、投資対象とする総合商社株について具体的な社名は明らかにしていないが、ことしに入り三菱商事 、三井物産 が自社株買いを発表するなど、大手商社の中で株主還元に関する材料が相次いだ。
https://matome.naver.jp/odai/2140594757136730901
2016年05月10日