【子どもの熱】首都圏でも急増!乳幼児に多いヘルパンギーナ

4jouhan
夏風邪の代表的な疾患「ヘルパンギーナ」の感染が首都圏にも広がっているようです。お子さんがかかることが多いですが、大人でもかかります。その場合は重症になることもあります。症状や対応の仕方についてまとめました。

夏の季節になると ヘルパンギーナが増えます

遊川みっと@mitty9121

幼稚園でヘルパンギーナが流行ってるようで。息子はやっと鼻風邪がひと段落収まったばかりなので、ちと怖い。

みーこ@miikocafe

娘は、診察の結果ヘルパンギーナでしたー。のどにブツブツできてかなり痛そう>_<高熱も続いてます。今回は辛そう。

萩原さと@育児用@hagisato0141

2回目の昼寝に突入したよ…。水分補給が心配。多分ヘルパンギーナだと診断された。
てゆか見事にヘルパンギーナが娘→息子→私と伝染してうつりまじツラァ!(´;ω;`)
明日のGロッソのトッキュウジャー最前列取ってるし払い戻しきかないし果たして行けるのやら・・・

首都圏でヘルパンギーナ患者急増

(ヘルパンギーナの患者報告数)
6月30日から7月6日までの週の定点医療機関当たりの報告数は、
埼玉と千葉両県で前週比2倍超、
神奈川県で1.9倍、
東京都で1.7倍となった。
ヘルパンギーナ、首都圏で患者急増- 埼玉と千葉で前週比2倍超 | 医療介護CBニュース

2014年07月10日 医療介護CBニュース

都内のヘルパンギーナの患者報告数は、9週連続で増えており、7月7日から13日までの週は、4週前の4倍近くまで跳ね上がった。
ヘルパンギーナ、東京都内で流行入り- 前週比1.5倍の患者数、警報基準値を超過 | 医療介護CBニュース

2014年07月17日 医療介護CBニュース

ヘルパンギーナとはどういう病気?

主に4歳以下の小児に見られ、
個人差はあるが、急な発熱やのどの痛み、
口の中に水ぶくれができるなどの症状が特徴
夏風邪ヘルパンギーナ 県内で猛威 患者報告数全国最多 | 日本海新聞 Net Nihonkai

【ヘルパンギーナの主な症状一覧】
☆発熱
(38度以上、時には39度~40度近い高熱を発症するケースも)
☆口内の口内炎・水泡や水泡が破れた後のただれ
☆喉・口蓋垂の炎症症状
☆高熱による倦怠感・関節の痛み
☆稀に急激な発熱に伴う熱性痙攣

http://www.senpukukikan-navi.com/expression/herpangina.html

夏期に流行する小児の急性ウイルス性咽頭炎であり、
いわゆる夏かぜの代表的疾患
IDWR:感染症の話 ヘルパンギーナ

まれにけいれんや髄膜炎、脳炎などを併発し重症化する可能性がある。
《夏に流行する感染症》 乳幼児に多く重症化の恐れも – 体とこころの通信簿 – アピタル(医療・健康)

ヘルパンギーナの感染から発症、回復までの経過

ヘルパンギーナの発症原因であるエンテロウイルスの潜伏期間は、
一般的に2日~5日程度です。(長くても1週間程度)
ヘルパンギーナ3大症状の特徴・原因・治療期間の目安【潜伏期間ナビ】

※潜伏期間:ウイルスが体内に侵入してから症状を発症するまでの期間のこと

38度を超える熱がまず発症し、
のどの痛み、のどの口内炎が出てきます。
高熱は2-3日続きます。
ヘルパンギーナの症状・写真・画像 大人への感染・治療 潜伏期間 手足口病との違い | 口内炎の治し方決定版! 正しい原因と治療の3原則

のどの奥を見ると小さな水疱が数個~数十個見つかります。
水疱は2~3日でつぶれて黄色っぽい潰瘍になります。

http://www.tepika.net/about/infection/herpangina.html

これがすごく痛いので、
飲んだり、食べたりができなくなることもあります。
水分が十分にとれないと、脱水症になることもあります。
ヘルパンギーナ

発熱は2~4日で下がり、水疱は1週間程度で治ります。
感染症について:ヘルパンギーナ|いつでもどこでも、手ピカジェル

ヘルパンギーナの治療

原因となっているウイルスに対する薬はないので、
ヘルパンギーナに特定の治療法や予防接種はありません。
夏の風邪 ヘルパンギーナとは? [子供の病気] All About

高熱が出るので、
熱が高くぐったりしているようなら、解熱剤を使用する。
抗生物質は無効。
ヘルパンギーナ

(解熱剤を)使う目安としては
熱が高く、眠れない、水分が取れない、
熟眠できていない日が2日ほど続くようなときは、
解熱剤で熱を下げて一時休戦することも必要です。

病院で処方される解熱剤は鎮痛作用もありますので、
解熱剤を使うと水分も取れるようになるかもしれません。
ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナは夏に流行するので、熱中症対策も併せて、水分補給が大切になります。
ヘルパンギーナの症状・原因・治療 [子供の病気] All About

毎年ヘルパンギーナの患者は
5 月頃より増加し始め、
6~7月にかけてピークになります。
8月には減少して、9~10月にかけてほとんど見られなくなります。

ヘルパンギーナの感染と予防

感染経路は接触感染を含む糞口感染と飛沫感染
IDWR:感染症の話 ヘルパンギーナ

主に便やツバが感染経路となるようです。

急性期~回復期(発症後4週間ごろまで)には、
便からウイルスが排出されるため、
おむつ交換の後の手洗い・手指消毒が十分ではなかった場合に、
汚染された手指を介して感染が広がります
感染症について:ヘルパンギーナ|いつでもどこでも、手ピカジェル

特異的な予防法はないが、
感染者との密接な接触を避けること、
流行時にうがいや手指の消毒を励行すること
IDWR:感染症の話 ヘルパンギーナ

治った後も3〜4週間は便にウイルスが排泄されるため、
幼稚園、保育園、学校など集団生活ではタオルを共用することは避けましょう。
東京都感染症情報センター » ヘルパンギーナ Herpangina

発症した時の登園・登校は?

学校保健安全法では、
出席停止について特に明記された疾患ではありません。
東京都感染症情報センター » ヘルパンギーナ Herpangina

便からは1ヶ月近くもウイルスが排泄されます。
しかし、隔離と言う意味で、
登園禁止、登校禁止をする必要はありません。
ヘルパンギーナの症状・原因・治療 [子供の病気] All About

流行阻止の目的というよりも患者本人の状態によって判断すべきであると考えられる。
IDWR:感染症の話 ヘルパンギーナ

症状が治まってウイルスが排泄される約1ヵ月欠席するのは現実的ではないため、回復したら登校して良い、ということのようです。
症状が治まって1,2日経てば登校可能な状態まで回復するのがほとんどです。

お子さんが罹った場合、学校で手洗い・うがい、ハンカチなどの共用はしないこと、咳のエチケットについて教えておくのが良いでしょうね。

大人でもヘルパンギーナになる?

大人でも感染することはあります。
その場合小児よりも症状はひどい場合が多いです。
ヘルパンギーナの症状とは

大人が症状を発症する多くのケースは
免疫力が低下しているいわゆる体調不良状態の時に感染してしまった場合です。
ヘルパンギーナ3大症状の特徴・原因・治療期間の目安【潜伏期間ナビ】

大人の方が体力も免疫力も子どもより強い傾向があります。
発症した=それだけ体が弱っている
と考えて、しっかり休まれた方が良いでしょう。

子どもが発症した時は自分の体調管理も大切にし、二次感染を防ぎましょう。

その他の“夏かぜ”や似た症状を伴う疾患

夏も、ウイルス性の感染症がはやりやすい季節です。
代表的なのが「ヘルパンギーナ」「手足口病」「プール熱」です。
このうちヘルパンギーナとプール熱は高い熱がでますが、
手足口病は熱がほとんどなく、かわりに手足にブツブツができます。
ヘルパンギーナ

高熱が続いたり、機嫌が極めて悪くなったり、
何かいつもとかなり違うような時には、
無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)を合併していることもあるので注意が必要です。
ヘルパンギーナ<子どもの病気>の症状や原因など – goo ヘルスケア

ヘルパンギーナの高熱は1-2日続く程度ですが、ヘルペス性口内炎は3日以上続くことが多い
ヘルパンギーナの症状・写真・画像 大人への感染・治療 潜伏期間 手足口病との違い | 口内炎の治し方決定版! 正しい原因と治療の3原則

《参考》

https://matome.naver.jp/odai/2140506012242147001
2014年07月18日