ビジネスマナーで気をつけたい「了解しました」という言葉

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ビジネスメールや電話で用いられることの多い「了解しました」や「了解いたしました」。敬語的には問題ないとされますが、ビジネスマナー上、これらの言葉は「承知いたしました」と言い換えたほうがよいようです。ビジネスマナーにおける『了解』という言葉の意味と使い方を再確認してみたいと思います。

-ビジネスマナーで気をつけたい『了解』という言葉

「了解しました」や「了解いたしました」はNGなの?
取引先とのビジネスメールや電話などで、相手から指示や要請等があった場合に使う人も多い「了解しました」や「了解いたしました」という表現。ビジネスマナーの敬語として何か問題はあるのでしょうか?

「了解しました」「了解いたしました」などの表現は敬語的に問題はない
「了解いたしました」はビジネス上では失礼?「了解」の意味と使い方 | ビジネスマナー「あいうえお」

-目上の人には『了解』はNG

しかしビジネスマナー上、基本的に『了解』という言葉は、目上の人に対しては用いないほうがよいという意見が多い。

『了解』という言葉は、上から相手を見て許す場合に使う言葉
CHAPTER 2 敬語・言葉遣いNG集その1/社内編|今さら聞けない敬語のマナー|日立ソリューションズ

例えば、部下が上司に「15分遅れます」と連絡したときに上司が「了解」と言うような場合に用いられる。

目上にあたる相手に「了解しました」は失礼にあたる
よくある「ことば」の質問 – 「了解しました。」は敬意表現にならないか。

上司や大切な取引先、新規の取引先、顧客に対しては用いないほうが無難。

ビジネスマナー研修では「承知」を使うよう指導されている
目上の人に「了解」は失礼? NHKニュース

-ビジネスメールや電話でよく用いられる『了解』の文例

× 了解です

ビジネスマナーとしてはよくない例とされる。

△ 了解しました

「~しました」で丁寧な表現になるが、上司や大切な取引先、新規の取引先、顧客に対しては用いないほうが無難。

△ 了解いたしました

こちらも「了解しました」同様に敬語的に問題はないとされるが、ビジネスマナー研修では「承知」を使うよう指導されることが多い。

-ビジネスメールや電話では『了解』のかわりに何を使えばよいか

○ 分かりました

「了解しました」より「分かりました」のほうが無難な理由は後述。

◎ かしこまりました

◎ 承知いたしました

普段から「かしこまりました」「承知いたしました」という言葉を使い慣れておきたいところ。

了解しましたのちゃんとした言い方って「承知しました」とか「分かりました」とか「かしこまりました」なんだねー。
何か微妙に使いにくくない?

-でもつい使ってしまう『了解』という言葉

会社内や気心の知れた取引先などとのメール・電話には問題ない
実際は「了解しました」「了解いたしました」という表現を、会社内や気心の知れた取引先との打ち合わせメールや電話で用いる人は多いはず。もちろん、そういったシチュエーションでは問題にならない。

気をつけたいのは、上司や大切な取引先、新規の取引先、顧客に対しても『了解』という言葉を使ってしまう点。

こんな意見もある。

内部の業務連絡ではいいが、外部とのやり取りではだめ
意外と知らないビジネス用語の正しい意味と使い方

「了解しました」はやや砕けた言い回しに感じるので、正式な文書や顧客向けのメールでは「承りました」を使う
「了解」は失礼か? NHKまで取り上げた日本語のマナーの疑問を、ブロガーたちはどう考えたんだろう – 週刊はてなブログ

-なぜビジネスマナーでは『了解』は避けたほうがよいのか

それは『了解』に「ぶっきらぼう」な印象を受ける人もいるから
『了解』という言葉は、上から相手を見て許す場合に使う言葉であるという以外にも、無線通信や業務・作業の「了解」の返答の用法が、「了解しました。」に「ぶっきらぼう」であるという印象を与えているのではないかーという意見がある。

▽大修館書店『明鏡国語辞典』
「近年目上の人の依頼・希望・命令などを承諾する意に使う向きもあるが,慣用に馴染まない(ぶっきらぼうで敬意が不足)。」
大修館書店『明鏡国語辞典』

「了解しました」より「分かりました」のほうが”まだ”無難な理由はこの点にある。

日常の円滑なコミュニケーションに肝心なのは,もっとふさわしい言葉があれば,そちらの方がよいということ
よくある「ことば」の質問 – 「了解しました。」は敬意表現にならないか。

したがってビジネスマナー上で言うと「了解しました」「了解いたしました」よりも「かしこまりました」「承知いたしました」という言葉のほうが、ふさわしい言葉であるといえる。※(注1)

-参考

「了解」の意味と用法について。

「了解」という言葉についての解説。

※ちなみに日立系の企業では「拝承」という言葉が用いられる

「拝承とは、謹んで承るという意味で、承知、聞くの謙譲語である。一般にはあまり使われない言い方であるが、これをよく使う場所がある。日立製作所とそのグループ会社である。社内でのメールでは必ずといっていいほど使われていて、一般とのつきあいが無い社員(所員)も社外とのメールで思わず使ってしまうことがある。」

※(注1)
「了解しました」や「了解いたしました」という表現が日本語として間違っているというわけではなく、あくまで目上の人などに対するビジネスマナー上においては「承知しました」や「かしこまりました」を使ったほうが無難であるということ。

https://matome.naver.jp/odai/2140470449886656401
2016年02月12日