世界一怖い絵画「我が子を喰らうサトゥルヌス」とは…？
その恐ろしさが、クリエイターの琴線に触れたのか。日本のコラ職人達によって粛々とパロディが出来上がっていく…！
※ポッピングシャワーは、サーティーワンアイスクリームのフレーバーのひとつです。
いっぽう、海外のサトゥルヌスパロディ事情は…？
The Daily Catoon (Tuesday 14 February 2012)
何故か商品化の方向に向かうサトゥルヌス
http://smailagain.ocnk.net/product/376
ピクトグラムとは、子供や時の読めない方にも伝わるようにする案内図のこと。
その意味でこのピクトグラムは大変良い出来だと思います。個人的には、ミスターポポにしか見えないので余計怖いです。
もはや原型をとどめないほどアレンジされるサトゥルヌス。
だから、何か喰らえばサトゥルヌスになるってわけでもないのに大喜利化しちゃったサトゥルヌス
犬野うんち@rga_lucy
オカザキ＝サン@69262
かのゑ子は台湾に帰りたい@kanoeco
シーチキン方天戟@TTX
大峰さん@Ohminesis
シーチキン方天戟@TTX
我が子を食らうサトゥルヌスbot@saturno_bot
そもそも、サトゥルヌスはなんで我が子を喰らっちゃったの？
世界の始まりのとき、大地の女神ガイアは息子の天空神ウラノスと
交わって巨神サトゥルヌスを産んだ。
サトゥルヌスは長じて父を大鎌で去勢したあげく殺し神々の上に君臨する。
中野京子著「怖い絵」
ひどいやつですね。サトゥルヌスってやつは。サトゥルヌスはもともとローマ神話に登場す人物ですが、ローマ人はギリシア神話が大好きだったので統合され、時の神「クロノス」でもあります。
父ウラノスの最期の言葉「お前もまた自分の子どもに殺されるだろう」
その予言から逃れるため、妹であり妻であるレアとの あいだにできた子どもたち５人を次々自分の腹の中へおさめた。
「わが子を喰らう、サトゥルヌス」・・・ゴヤ – ふたりでお茶を
ただし、伝説では丸呑みされていて、助かった子供によって結局サトゥルヌスも殺されることとなりましたので、ゴヤは「我が子を喰らった」ことを強調して表現したと言えるでしょう。
しかも、サトゥルヌスも本当はもっと生々しかった。
移植作業の際に塗りつぶされた性器部分。制作当時はサトゥルヌスの男性器が勃起した状態で描かれていたことが判明しており、これはサトゥルヌスが生命を奪い取る存在としてだけではなく、生命を与える存在であることも同時に意味している。
http://www.salvastyle.com/menu_romantic/goya_saturno.html
ゴヤは間違いなく天才画家で、宮廷画家でもあったけれど、表現の自由の為には過激な行動も厭わなかった。
解釈は様々ですが、ゴヤは、ありのままの、生々しい「生き死に」の営みを表現したかったのかなあと思います。
さて、サトゥルヌスのまとめはいかがでしたでしょうか。今後も、秀逸なサトゥルヌスが出てきたら追加していきたいと思います。職人の皆様、よろしくおねがいします。
『我が子を食らうサトゥルヌス』は、スペインの巨匠、宮廷画家でもあったフランシスコ・デ・ゴヤの絵画作品で、連作「黒い絵」の一点。
もう、タイトルだけ見ても怖すぎるし、タイトルを知らなくても超絶に怖いです。