「被告人」がニコニコチャンネルってそんなのアリなの?
2009年に男性3人を殺害したとして、2012年4月にさいたま地裁から死刑判決を受けた木嶋佳苗被告
木嶋佳苗被告がブログ「拘置所日記」を開設していた! | スクープ速報 – 週刊文春WEB
このほど木嶋被告は、「ニコニコチャンネル」に「木嶋佳苗チャンネル」を開設
木嶋佳苗被告がニコニコチャンネル開設 自伝的小説を連載 「愛した男性を嫌いになったことがない」 – ITmedia ニュース
運営するドワンゴコンテンツによると、刑事被告人によるサービス利用は異例だという
木嶋佳苗被告が「ニコニコチャンネル」開始 刑事被告人のサービス利用は異例 : 社会 : スポーツ報知
今後「ニコニコチャンネル」で自伝的小説を発表すると言う木嶋被告
6月9日から開始された、同被告の紹介ページでは「拘置所でつづる自伝的小説です」説明
木嶋佳苗被告が「ニコニコチャンネル」開始 刑事被告人のサービス利用は異例 : 社会 : スポーツ報知
タイトルは「礼賛」。「北国で生まれ育った幼少期から、単身上京して『普通ではない世界』へと足を踏み入れていく少女の成長と心の内面を赤裸々に描きます」という
木嶋佳苗被告がニコニコチャンネル開設 自伝的小説を連載 「愛した男性を嫌いになったことがない」 – ITmedia ニュース
今後は不定期で小説をアップする予定で、月額864円の有料となるという
木嶋佳苗被告が「ニコニコチャンネル」開始 刑事被告人のサービス利用は異例 : 社会 : スポーツ報知
死刑判決を受けながらも精力的に活動を続けていた木嶋被告
今年1月、 『拘置所日記』――文字どおり塀の中からブログを発信し、話題になった木嶋佳苗被告
毒婦 木嶋佳苗被告が獄中で綴る「死刑判決なのにお気楽ブログ」 – ライブドアニュース
さらに2014年中に自叙伝を出版予定であることを自身のブログで明かしていた
木嶋佳苗被告、自叙伝を「出版予定」とブログに記す : J-CASTニュース
その後「木嶋佳苗の拘置所日記」は、有料のメールマガジンに移行されると、4月2日(2014年)に発表され、更新を終えている
木嶋佳苗ブログ、有料メルマガへ移行!「年上のおじさまが管理。はっきり言ってお金かかってます」 : J-CASTテレビウォッチ
そもそも「被告人」は一般の人とほぼ同じ立場?
「被告人」とは刑事裁判で罪を犯したとして起訴されている人物のことをいいます
被告と被告人の違いは?
また、被告人については「刑事裁判で有罪が確定するまでは『罪を犯していない人』として扱わなければならない」とする原則があります
心にとめておきたい4つのこと | 裁判員制度 | 日本弁護士連合会
「無罪の推定」といい、これは、日本だけでなく、世界の刑事裁判制度に共通する原理です。
このように原則としては自由な存在であるが、刑事裁判の当事者であることから、一定の範囲で権利・自由に制限が課せられることがある
被告人 – Wikipedia
事件によっては逃亡や証拠隠滅の恐れがある際には勾留が認められ、さらに外部と共謀する恐れがあると判断された場合、面会や手紙のやりとりなども禁止される場合があります。
ちなみに逮捕拘留されたまま起訴された被告人の身柄拘束を解放する手段を「保釈」といいます
保釈 〜身柄拘束からの解放〜
拘置所に勾留された被告人の生活は?
一定の制限を受ける点を除けば、被告人は有罪判決が確定するまでは一般市民と何ら変わることのない存在です
すぐに役立つ刑事告訴と賠償請求の法律しくみと手続き – Google ブックス
刑が未決の場合、購入は週に2回、色々なものが買え、お菓子やパン、ジュース、コーヒー、缶詰、日用品、電気カミソリ、書籍などほとんど不自由無く購入できるという
拘置所へ|はじめての刑務所体験記
週に6千円分食料品が購入出来るほか、東京拘置所では1食500円で弁当も購入できるという。
また、東京拘置所は、午睡(昼寝)の時間まで設けられており、昼食後、二十分程横になって午睡も出来るという
(410)拘置所 【一日の流れ・独居房】|国際指名手配、殺人未遂、大麻50キロ押収、 刑務所、組立ち上げ
弁護士など面会者と合う以外、基本拘置所内の部屋で一日過ごすという。
木嶋佳苗被告
「自由に書き物をしていいんだ、本や新聞が室内にあるのに。好きな時に着替えていいんだ、何度でも。私はこういうことに、いちいち感動しておりました」
留置場と拘置所 : 木嶋佳苗の拘置所日記
「被告人」による書籍の出版も自由?
「2014年光文社より自叙伝(私小説)出版予定」という木嶋被告の自叙伝
木嶋佳苗被告、自叙伝を「出版予定」とブログに記す – ライブドアニュース
木嶋被告が書いた自叙伝の一部は以前、「女性自身」(2013年10月29日号)に掲載されたことがありました。
また、農薬混入事件の阿部被告も、獄中の体験を本にしたいと出版社に提案しているという
農薬混入・阿部被告 獄中の体験を本にしたいと出版社に提案 – エキサイトニュース
他にもイギリス人英会話講師の殺害事件で起訴された市橋達也被告も、2年7か月にもわたった逃亡生活を手記で告白している
市橋被告「毒ヘビも食べていた」 手記でロビンソン的逃亡生活を告白 : J-CASTニュース
この手記による印税は、全て被害者の遺族に渡すとしていたが、遺族側は受け取りを拒否。同手記には仮に受け取りを拒否された場合、印税を公益に代えるように記載されていた。
木嶋被告も獄中からブログ更新&出版を続けるのか?
死刑囚のブログと言えば、07年11月に死刑が確定した小田島鉄男死刑囚が書いている「死刑囚獄中ブログ」
asahi.com(朝日新聞社):「死刑囚獄中ブログ」アクセス急増 コメント欄で議論も – 裁判員制度
ノンフィクション作家の斎藤充功さんに手紙で送られてくるものを、斎藤さんが本人の了承を得た上でブログにアップしているという。
東京拘置所で執行を待つ死刑囚が、日々のできごとやその日に考えたことをつづった「日記」ブログのアクセス数が急増したという
asahi.com(朝日新聞社):「死刑囚獄中ブログ」アクセス急増 コメント欄で議論も – 裁判員制度
さらに獄中で、読み書きも困難な状態から独学で執筆活動を開始し、1983年には小説『木橋』で第19回新日本文学賞を受賞した永山則夫死刑囚もいた
永山則夫 – Wikipedia
永山死刑囚は1997年8月1日、東京拘置所において死刑が執行された。48歳だった。
死刑確定囚を含め、受刑者が獄中で制作した文芸作品、サークル活動等で制作した作品を、社会に発表するための投稿や出品活動は法律で認められているのです
受刑者の処遇に関する質問主意書
「表現の自由」により、どんな罪を犯した人でも、小説や出版物を読んだり、表現を本などの形にして発表することは保証されています。一方で、出展作品の著作権と所有権を放棄させられたり、制作者の手元には戻ってこないなどの苦情もあるという。