作曲の方法(副属七の和音の使い方)

ちょうたん
作曲をしていて、なんだか物足りない・・・と思う事ってありますよね?そんな時は和音をうまく変えることによって、曲の雰囲気を変えることが出来るかもしれません。ほんの一部ですが、和音を変える方法を紹介します。

まず、ドミナントモーションについて


https://matome.naver.jp/odai/2140168543812330301/2140170323930022603

上の楽譜のようにⅤ7がⅠに解決しようとする動きをドミナントモーションといいます。
このドミナントモーションを使って、音楽の雰囲気を変えたりすることができます。

ドミナントモーションをどう使うのか?


https://matome.naver.jp/odai/2140168543812330301/2140170324030022903

上が実際にドミナントモーション利用した楽譜です。
どういう風に利用したのか簡単に言うと、まずⅠではない和音をⅠと見立ててました。(楽譜ではⅤとⅣの和音)
そして、そのⅠと見立てた和音に対応したⅤ7の和音を前に配置してあげるという感じです。
この時に配置したⅤ7の和音の事を「副属七の和音」と言います。
配置の仕方にも少し決まりがあるようなので、説明していきます。

Ⅳの副属七の和音


https://matome.naver.jp/odai/2140168543812330301/2140170324030024303

多くの場合はⅠとⅣの間に置かれています。
Ⅰの代理として使われることもあるので、基本どこでも使えます。
下の段の楽譜の赤の丸で囲った音符は半音階で下降しています。このようなカウンターラインを作ることもできます。

Ⅴの副属七の和音


https://matome.naver.jp/odai/2140168543812330301/2140170324030024403

多くの場合はⅠとⅤの間に置かれています。
ⅣとⅡの代理としても使われています。
Ⅵのコードを伴って現れることもあります。(下の段の楽譜)
Ⅴ、Ⅶの後には使わないほうが良いです。

Ⅵの副属七の和音(durのみ)


https://matome.naver.jp/odai/2140168543812330301/2140170324030024503

転調ではなく経過的に使われる場合は、転回形を使うことが多いです。(楽譜では、根音がミなのにシ、ソ♯をベースに置いている。)
この和音も基本どこでも使えます。

Ⅱの副属七の和音(durのみ)


https://matome.naver.jp/odai/2140168543812330301/2140170324030024603

Ⅰ→Ⅴ7の進行を「Ⅰ→Ⅱの副属七の和音→Ⅱ→Ⅴ7」と分解して使われることがあります。その時楽譜のように、ベースは第一転回形を使うことができます。
Ⅴ、Ⅶの後には使わない方がよいです。

Ⅲの副属七の和音(durのみ)

Ⅲの副属七の和音は、転調した新調のⅤ7の和音ととらえた方が良いです。

Ⅲ、Ⅵ、Ⅶの副属七の和音(mollのみ)


https://matome.naver.jp/odai/2140168543812330301/2140170324030024903

これらの和音は一時的にdurに転調したと考えて差し支えありません。
右側の楽譜はdurの「Ⅵ→Ⅳの副属七→Ⅳ」と同じ和音の進行でよく使われます。

音楽理論関連まとめ

https://matome.naver.jp/odai/2140168543812330301
2014年06月04日